ジャコウアゲハ
ハマダイコンの花の周りを飛び回っていたジャコウアゲハ。
う~ん、今回は風があってハマダイコンがゆらゆら揺れるので、なかなかうまく撮れなかったなぁ・・・。(泣)
幼虫の食草はウマノスズクサでアリストロキア酸という毒成分を持つ草。そのため天敵の鳥たちは、この幼虫やチョウが毒を持っていることを知っていて、ジャコウアゲハや幼虫を狙うことはない。つまり彼らは進化の過程で長年かけて毒に対する耐性を手に入れ、天敵から身を守ることに成功したってわけ。(アサギマダラなども同様)
さらに面白いのは、そういう進化を遂げられなかったオナガアゲハというチョウが、ジャコウアゲハの擬態をして自らの身を守っていること。せっかく苦労して成功したのに、それをマネるものがすぐに現れるのは昆虫の世界も人間の世界も同じということなのか・・・。(苦笑)
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コメント
いつも珍しい昆虫や植物を見せて頂いて驚いたり感心したり、楽しませてもらってます。
これからもよろしく(^^♪
投稿: mico | 2005/05/04 21:16:14
>micoさん
いつも寄っていただいてありがとうございます。
僕もまだまだ勉強中ですが、昆虫もいろんな戦略持ってて面白いでしょう。(^^)
投稿: yama | 2005/05/04 23:07:13
yamaさん さすがですネ!
オナガアゲハかと思ったら お腹が赤かったですネ。
レンズは何を使われました?
場所は 王子ヶ岳の下?高室?
すいません ついつい気になって(笑)
投稿: 夢民谷住人。 | 2005/05/05 11:18:42
こちらは、いつも勉強になります。
瞬間アゲハチョウマニアになっている私としては、飽きる前に探しに行かねばなりません。半径10km以内ならw
投稿: mosyupa | 2005/05/05 21:32:16
>夢民谷さん、moosyupaさん
いつもありがとうございます。遅レスすいません。m(_ _)m
ジャコウアゲハ、上の2枚は確か70-200mmです。
3日の時点でハマダイコンの花がだいぶしんなりしてて、4日に夕日を撮りに行った時にも、覗いてみたんですが、残念ながら飛んでませんでした。
投稿: yama | 2005/05/06 4:35:59