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2005年6月 2日

帰化植物たち

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あたり一面の黄色い花・・・。
上の写真は、5月24日、旭川の川原で撮影したオオキンケイギク(大金鶏菊)。南米原産の帰化植物で、毎年ゴールデンウィークが終わったころから、道端や野原、空き地など至るところにオレンジの花が咲いてよく目立ちます。これ以外にも、今の時期、よくご存知のニワゼキショウやマンテマ、マツバウンランなど実にたくさんの帰化植物が見られます。
ってことで、きょうは帰化植物について少々・・・。

まず、帰化植物とは外国からさまざまな経緯で日本へやってきて繁殖、定着した植物のこと。
実は、帰化植物にも2つのパターンがあり、『緑の侵入者たち』の著者で帰化植物の研究家として有名な浅井康宏先生によると、船舶や飛行機の積荷などに紛れて種子が持ち込まれ、気付かないうちに帰化してしまう「自然帰化植物」と、観賞用や食用などの目的で輸入されたものが、いつのまにか逃げ出して野生化してしまう「逸出帰化植物」に分かれるそうです。

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・ニワゼキショウ

ここでひとつ気になるのが、歴史的に見ていつごろ日本へ帰化したかという時期の問題。
たとえば、古代に日本に入ってきたもの(ヒガンバナなど・・・)も帰化植物なのか?というと、これは「史前帰化植物」という扱い。一般的には文献に確かな記録が残っている江戸時代後期以降に入ってきたものを「帰化植物」、最近では「外来植物」と呼びます。実際、その数は年々増えていて今では千数百種類にも及ぶというから驚きですね。

中でもセイタカアワダチソウやブタクサなど、増えすぎて生態系を変えてしまったり、花粉症の原因になったりと問題になっている種も多いけど、これだけ海外との行き来やモノのやり取りが盛んになってしまった現在では、帰化植物の侵入を防ぐことは並大抵ではないですね。
また帰化植物というと海外から日本へ入ってくるものだけを連想しがちですが、クズやスイカズラのように日本から海外へ帰化するものもいて、お互い様の関係になっていることも知っておいた方がいいかもしれませんね。

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・テントウムシとマンテマ

 

 2005年06月02日 |

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コメント

帰化植物より日本原生の植物の方が今では珍しかったりするのでしょうか。
今までに写した植物写真を見直してみるのも面白いかも知れませんね(^^)

投稿: mosyupa | 2005/06/03 7:28:06

 帰化植物、確かに日本古来のように見えて実は大昔の帰化植物だったと言うこともあるわけですよね。

 奄美でも3年前はほとんどなかったセイヨウタンポポ、今では群生してます。
 奄美や沖縄で群生して南国情緒を出してくれるアダンという木。調べてみれば東南アジアの木。種が海を越えて自生し、いつの間にか南国の木として有名になってしまったとか。
 調べてみるとおもしろそうですね。

投稿: tokorin | 2005/06/03 9:09:32

ニワゼキショウが帰化植物だとは知りませんでした(ーー;)
動物の世界も植物の世界も在来種が負けてしまってますね~
私は日本古来のものが好きですが,仕方のない事かも知れませんね。

投稿: mico | 2005/06/03 15:14:10

>mosyupaさん
確かにそうですね。
都会の9割の植物は帰化植物と言われてますから。mosyupaさんも何気なく撮影されてる植物がいっぱいあると思います。思わぬ発見があるかも・・・。(笑)

>tokorinさん
奄美や沖縄の島々って、やっぱり海流に乗って運ばれたのが多いのでしょうね。
なんかロマンを感じますね~~~♪
セイヨウタンポポは積荷か観光客の靴や服に付いてきた可能性ありますね。
こっちでは見れないですけど、アダン大好きです!

>micoさん
ニワゼキショウってそうそう名前がいかにも和風ですもんね。アカバナユウゲショウとともにいい名前もらってると思います。
おっしゃるとおり、日本古来のものを探すのが難しいですよね。
野草のみならず、野菜もほぼ100%近くが「帰化」野菜ですね。(^^ゞ

投稿: yama | 2005/06/04 9:42:12

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