伊丹市昆虫館のチョウ
前回の沖縄のチョウの続きです。(笑)
伊丹市昆虫館のチョウ温室には、年間を通じて10-15種 1,000匹前後の沖縄のチョウが乱舞しています。もちろん、それだけたくさんのチョウを飛ばしても、実際に現地で見る自然やチョウの素晴らしさには到底叶いません。
それでも、温室の中は気温、湿度、明るさはもちろん、チョウの食草や樹木が巧みに配されていて、昆虫好きな方や子供たちがチョウを観察をするにはもってこいの場所。なんといっても都会の近くで、こんな真冬に、遥か南の島に生きるチョウたちの営みや環境を垣間見れるところがいいですね。
3月12日までは「企画展おきなわ~ちょうちょのふるさと~」も行われていて楽しい展示物も盛りだくさんです。
話を元に戻して・・・・・
上の写真のツマムラサキマダラは、僕も今回はじめて見たチョウでしたが、翅の鮮やかな青紫色の模様に加えて、体の一部も瑠璃色でとても目を惹かれました。
美しい翅の表と比べるとちょっと地味ですね。そうそう、このチョウの食草であるガジュマルの木の葉っぱで休んでいる幼虫も撮ったのですが今回は見送りますね。(笑)
こちらは、昨年の台湾でも撮影したスジグロカバマダラ。台湾で見たのはもうひと回りほど大きかった記憶があるのですが・・・。
・シロオビアゲハ
見ているとどうやら明るい場所を好むようです。
・クロテンシロチョウ
このチョウは逆に薄暗いところが好きなようで、足元あたりを慌しく飛んでいました。
・タイワンキマダラ
コントラストが柔らかなタテハチョウの仲間、ポインセチアの上でたくさん休憩中でした。(笑)
さて、伊丹市昆虫館の温室で最もたくさん見たのがこのオオゴマダラ。日本最大のチョウとも言われ、翅を広げると13-4cmもあります。通常、チョウの寿命(成虫)はだいたい15日程度ですが、オオゴマダラの寿命は60-75日、長いもので90日(約3ヶ月)も生きるそうです。また金色の蛹をもつチョウとしても有名ですね。
・オオゴマダラの産卵シーン(産み付けているのは幼虫の食草、ホウライカガミ)
そして、この温室のオオゴマダラはとても人懐っこい。
・いち、にの、さん・・・まるでパラパラマンガのようですね。(笑)
・気がつけば僕の胸元にも・・・これがホントの蝶ネクタイ?(笑)
というわけで、次回はこのオオゴマダラの飛翔写真など・・・。
Tweet 2007年01月31日 | 固定リンク
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コメント
yamaさん、おはようございます。
伊丹にこういう昆虫館があったんですか?見ているだけでも、冬を忘れてしまいそう。
我が家の子だと、捕まえてしまうかも?もう少し大きくなったら行ってみようかな。
投稿: よしとう | 2007/02/01 8:01:00
最後の蝶ネクタイサイコーです(笑)
どの蝶もきれいですね。。。そして
yamaさんは蝶のこともとても詳しいのですね。
昆虫博士ですか?
去年は近所の子供達に白い目で見られながらも
アゲハをおっかけていましたが、
今年は珍しい蝶に出会いたいです!
投稿: komachi | 2007/02/01 12:45:45
ここの蝶達は、ほんと 寄って来てくれますよね~。(笑)
なので、近づいて 観察出来るのでとても楽しいの。
蝶温室以外の展示室も とても勉強出来るし♪
しかし、yamaさんの蝶って どうしてこんなにもキラキラ…
みんな イキイキですね。。。( ̄▽ ̄*)
投稿: tanu | 2007/02/01 14:55:12
yamaさん、こんにちは!
あれれ?暖かい南の島に行かれてたんですねー。
今日は雪が降ったりで外は寒いけど、ここはとっても暖かそうです♪
それにしても、たくさんの蝶がいるのですね(@o@)
一枚目のツマムラサキマダラ・・瑠璃色がドキッとするほど美しいです!!
蝶ネクタイも良いな~なかなか似合っていますよ (*^m^)
次回の飛翔写真、、私には絶対撮れないので楽しみにしています(笑)
投稿: miyu | 2007/02/01 15:07:18
綺麗ですねえ~たくさんの蝶にうっとりです
初めて目にする蝶もいて驚きです
蝶ネクタイお似合いですよ(笑)。
投稿: kumi | 2007/02/01 20:29:39
沖縄・伊丹市昆虫館と蝶を追いかけて・・・夢が有りますね・・・・
とても素晴らしいです・・・
owlも中学生の頃蝶の標本作りに一生懸命になったときがあります。
県北の奈義山に数日こもって蝶を追いかけたそのときがつい昨日のようです。。。。
今日は蝶を見てとても楽しんでいます・・・サンクスです・・・・
投稿: owl | 2007/02/01 22:33:23
見る限り、箕面の昆虫館よりも遥かに蝶の羽根の状態がいいですね!
伊丹かぁ。。。ちと遠いなぁ。。。(溜息)
箕面で出会ったおばさ...もとい!お姉さんの頭にも
しきりに蝶がとまってくるので、おばさ...お姉さんに聞いてみると
オレンジのアロマオイルを髪につけていたそうです。
yamaさんも、オレンジのアロマオイルを髪につけて
もう一度伊丹に行かれてはいかが?
今度は蝶の髪飾り写真が撮れますよ。(w
投稿: フクセン | 2007/02/01 22:53:52
綺麗ですね。
伊丹で沖縄の蝶に出会えるんですか。
いいですね。
沖縄には簡単には行けないけど伊丹ならまだ行けそうですからね。
蝶ネクタイ、最高です。
投稿: otsu | 2007/02/02 5:48:16
ツマムラサキマダラ、あの紫を撮るのがとても難しいです。どうも青っぽくなってしまう。
後でカラー修正をしてもイマイチ本物らしい色が出なくて。難しい。
オオゴマダラは食性の関係で奄美大島にはいなくて。お隣の喜界島にはたくさんいますけど。
今、リュウキュウアサギマダラの越冬がここでは見られます。この体なので行けないのが悲しい…。夫を知っているブログ仲間達が
「奥さんのために運転手をしてあげなさい」と言ってくれてはいるけど、どうもお尻が重いようです。
投稿: tokorin | 2007/02/02 18:25:15
はじめまして。
ブログに訪問して頂いてありがとうございました。
先日、私も行ったのですが恥ずかしながら、蝶のこと全くわからずに撮影していました。
どれもすごく綺麗に撮れてますね。
6枚目のクロテンシロチョウの写真が好きです。
ではまた遊びに来させて頂きますね。
投稿: scene | 2007/02/02 20:04:24
>よしとうさん
ここはチョウたちも手にとるように見れますから子供たちは喜びますね。
伊丹市昆虫館、高速だと宝塚インターからすぐなので角島行くよりずっと近いですよ。(笑)
>komachiさん
蝶ネクタイ、ありがとうございます。(^_^;)
南の島のチョウ、僕も大好き。ホントは現地でのーんびり撮るのがいいのですが・・・。アゲハたちも桜が咲く頃になれば姿を見せてくれると思います。今年はぜひ昆虫もいっぱい撮ってみてください。
>tanuさん
やっぱりよーくご存知ですね!
展示室にあるいろんな昆虫を見てると、とても楽しくて勉強になりますね。特にバイオリンムシや人面カメムシはとってもユニーク。あと僕が見てみたい光り輝くモルフォ蝶などもあってあっという間に時間が経っちゃいました。(^^ゞ
今度行く機会があればもっとじっくり見てみたいですね。(^^)
>miyuさん
きょうも寒かったですねぇー。(>_<)
でも、伊丹市昆虫館の温室は別世界で暑いくらいでした。セーターを着てると汗ダラダラになっちゃって・・・慌ててロッカーに預けました。(笑)
飛翔編もアップしましたのでよかったらご覧下さいね。
>kumiさん
どうもありがとうございます。
まさにここはチョウの楽園。扉を開けた瞬間からチョウが乱舞しています。(笑)
蝶ネクタイ、お恥ずかしいです・・・。(^^ゞ
>owlさん
あ、沖縄には行ってないのですよ。全部伊丹市昆虫館。(笑)
那岐山の思い出、懐かしい中学時代を思い出していただいてうれしゅうございます。owlさんが昆虫網を持って野山を駆け巡る姿を想像してしまいました。(^^)
>フクセンさん
チョウの翅の状態は、オス同士が争ったり、時間が経つにつれ当然ボロボロになっちゃいますので伊丹の方もさまざまでした。
オレンジのアロマオイル、なるほど面白い~~~!
チョウの仲間にはミカン類を食草とするのがたくさんいますので、きっと喜ばれますね。ヘタすると喜ばれすぎて産卵されるかもしれませんが・・・!(笑)
そのおばさ...お姉さまの姿を見てみたい・・・。(^○^)
>otsuさん
こんばんは。
otsuさんはチョウはお好きですか?
伊丹だと松江からは距離がありますが、大阪からだと近いですね。
もし出張で行かれる機会があれば息抜きにどうぞ・・・。(笑)
>tokorinさん
そうそう、ツマムラサキマダラ、翅と体の青紫色、というか瑠璃色がとてもきれいでした。オオゴマダラはホウライカガミが食草なので奄美よりさらに南ですよね・・・。
以前見せていただいたリュウキュウアサギマダラの越冬、今年は暖かいので動き出すのが早いかもしれませんね。車で連れて行ってもらえるといいですね。
>sceneさん
こんばんは、ようこそいらっしゃいました。
20D、AT-X107、そして伊丹市昆虫館と共通点がたくさんあってカキコさせてもらいました。(^^ゞ
クロテンシロチョウ、モンシロチョウに似ていますが静止状態では前翅が隠れてしまうのでクロテンがなかなか見えません。(苦笑)
さきほど魚眼の飛翔シーンもアップしましたのでよろしければご笑覧ください。
投稿: yama | 2007/02/02 23:23:21