ウスバキトンボと海
晴れた日の昼下がり。
王子が岳山頂に座って、キラキラ光る瀬戸内海を見ながらひと休み。
前方にはウスバキトンボたちがたくさん飛び交ってうた。
ウスバキトンボは、その名の通り薄い羽に淡い橙色をしたトンボ。このあたりでは主に夏から秋にかけて南方から移動してきて北上していく。いったん飛び始めるとかなりの長時間静止することがない(だから止まっている姿を撮影するのはなかなか難しい・笑)。軽量化された体はいかにも長時間飛行向きで、地面から人の背丈ほどの間を右に左に慌しく飛び回る。この日もスイスイと空中を飛びながら、時折、空中で小さなハエやカなどを捕食していた。ウスバキトンボは池の近くより、むしろ池から離れた草地や田んぼ(時には砂浜)などで集団飛行していることが多い。多いときにはあたり一面、驚くほどの数のウスバキトンボが秋空に待っている。
くじら島(竪場島)をバックに
あっちへ行ったりこっちへ戻ってきたり・・・
晩秋、朝晩の冷え込みが強くなり霜が降り始める頃になると、あれほどたくさんいたこのウスバキトンボたちもいつの間にか姿を消してしまい、他のトンボたちもめっきり少なくなってしまう。
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コメント
海を背景の ウスバキトンボ 奥が深いですね♪
昆虫達が居なくなるのは 本当に悲しいですが これも自然の摂理!
来年も 元気で 姿を見せて欲しいですネ。
投稿: 夢民谷住人。 | 2008/10/31 21:09:34
yamaさん、こんにちは!
ウスバキトンボ、海のキラキラの中に静止している(笑)
こんな秋っていいですね~?
冒頭の写真、とってもきれいですね?
それから、前の写真を見ていて、魚眼レンズの楽しさがやっと分かりました。
投稿: jugon | 2008/11/01 13:40:43
ご無沙汰です。うすばきトンボですか~。無知な私はその名前さえ知りませんでした∬(^0^)∬
来週は久々瀬戸内走れそうです(坂出の予定)
投稿: レイナパパ | 2008/11/01 22:09:58
こんばんは。
ウスバキトンボ、いつも飛んでいますよね。
大体、飛んでいる所を見たらウスバキかと思ってしまいます。
なのでなかなか撮影できないトンボですが、
背景も気を遣って上手く撮影されますね!
そろそろトンボの数も少なくなってきて寂しい限りです。
投稿: スクイレル | 2008/11/01 22:38:18
一枚目の写真、たまりません。
海や川を背景にすると、僕でもきらめいたボケを入れられるのですが(もちろん、メインはトンボではなく植物ですが)、緑が背景だとこうはいきません。
すみません、最近ボケのコメントばかりで。関西人はどうもボケが好きで他の地方の人に嫌がられるようです。
投稿: 圭太 | 2008/11/01 23:54:53
■レスが遅くなりました。m(__)m
>夢民谷さん
そうですね、ウスバキトンボは海辺でも良く見かけるので、海を背景に飛ぶトンボ撮影には向いていると思います。今年はまだ暖かいのでトンボたちもまだもう少し見れそうです。
>jugonさん
言われてみれば、確かに海の上に静止しているように見えますね。(笑)
ウスバキトンボは夏の終わりから秋に集団飛行するので赤トンボとよく間違われるトンボですが僕も秋らしい風景だと思います。
魚眼レンズ、それほど多用しませんが、面白い画になるのでいつもバッグに入れています。(^_^;)
>レイナパパさん
昆虫の名前はたくさんありますが、トンボはまだ少ないほうかもしれません。近々坂出ですか、瀬戸大橋の下をくぐる時にはまた思い出してください。(笑)
>スクイレルさん
そうですね、見慣れたトンボもこういうロケーションだからこそ被写体になりますよね。
しかしながら、ギンヤンマなどと比べるとウスバキトンボは気まぐれで飛翔スピードも速いので、撮影は結構根気と集中力がいりますね。(笑)
>圭太さん
一枚目は偶然ですが、丸い光のボケが弧を描くように草の上からトンボに続いているように見えません?全く意図していなくともこういう写真になるときもあるので写真は面白いですね。(笑)
投稿: yama | 2008/11/03 21:21:09
> 丸い光のボケが弧を描くように草の上からトンボに続いているように見えません?
感動です。今、改めて見てみると、確かになっています。本当にきれいな軌跡です。神様からのプレゼントですね。
投稿: 朝霧 圭太 | 2008/11/04 11:22:50
>朝霧さん
もっとハッキリしたボケならすぐわかったんでしょうけどね・・・。(^_^;)
投稿: yama | 2008/11/05 7:33:33