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2009年6月 9日

ウスイロヒョウモンモドキ2009

Usuiro01
「ウスイロヒョウモンモドキ」 2009.6.6 新見市にて

里山の蝶 ウスイロヒョウモンモドキ。

 
2009年6月6日(土)。
梅雨入り直前のまずまずの天気の中、今年も恒例の新見市草間のウスイロヒョウモンモドキ勉強会・観察会へ。現地には少し早く着きそうだったので、その前に寄り道してそろそろゼフが出ていそうな場所へ。しかし時期が若干早いせいか叩き棒で軽く叩いてみるも、飛び出すのはアカシジミとウラゴマダラシジミのみ。(苦笑)

Uragoma01
樹上のウラゴマダラシジミ
 
 
Uragoma02
草むらに降りたウラゴマダラシジミ
 
もう少し回ってみたかったが、あまり時間もないので勉強会へ。その後、例年通り生息地へ移動しての観察会。
ウスイロヒョウモンモドキの現状については昨年の記事をご覧下さい。
ウスイロヒョウモンモドキ(2008.6.14)。 
 
Kanoko01
食草のカノコソウ。
昨年より増えてたくさん群生して咲いていました。
他の産地ではオミナエシを食草としているのに対し、新見のウスイロヒョウモンモドキはカノコソウを食草としており、そのせいかここのウスイロヒョウモンモドキは若干大きいとのこと。
 
 
 
Usuiro02
横からのアップ。
こうして見れば、体全体が長い毛に覆われているのがよくわかる。 
 
 
Usuiro03
休憩中のウスイロヒョウモンモドキ。
 
 
Senti01
(おまけ)
帰り際に足元で見つけたセンチコガネ。
 
 
 
というわけで、この日は昨年に引き続き、倉敷芸術科学大学の河邊教授や日本鱗翅学会評議員の三宅誠治さんに個人的にもいろいろとお話を聞かせていただきたいへんお世話になりました。
 
最後に・・・
人々の暮らしの変化、里山文化の衰退によって、絶滅の危機にさらされているウスイロヒョウモンモドキ。
そんな運命を背負った蝶に今年も何とか逢うことができました。これも、専門家の先生方による調査と保護活動に地元の方々の協力があってこそ。願わくば、ずっとこの地に生き続けていってほしいものです。
 

 2009年06月09日 |

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コメント

自然を守るのも大切ですし 珍しいと獲って標本にしてしまう ネットマンからも 守らなければいけませんね。
許可が無ければ 駆除や捕獲が出来ないような法律などを整備しなければ 守る側も難しいでしょうね。
今の生態系を これ以上壊さないように みんなで気をつけたいものですね!

投稿: 夢民谷住人。 | 2009/06/10 6:07:30

yamaさん、こちらでもこんにちは♪

なにげなく過ごしていると、私などは周囲の小さな変化に気づかなかったりしますが、小さな虫などの生き物は、外来種の増加や食料、環境などのちょっとした変化が大きな打撃になりますものね。
今いる生物が将来も生き続けられる環境を守らなければ。

横からのアップ、すご~く綺麗ですね。
ウスイロヒョーモンモドキって、豹の柄に似てるっていう意味ですか?
ウスイロヒョーモンという別の蝶の種類があるのですか?
私、人間にモドキって付けられた植物や虫や動物って、気分を害してると思うのですが・・・。

投稿: jugon | 2009/06/10 13:22:32

>夢民谷さん
新見のウスイロヒョウモンモドキは看板等で採取しないように保護を呼びかけていて、岡山県内の他の生息地では採取すると罰金が科せられるようになっているはずです。他の蝶はネットマンが少々採取しても大丈夫ですが、この蝶はそういう意味で危機的状況ですね。今、いちばんの問題はこの蝶の住める環境自体がなくなってきてるということですね。

>jugonさん
こちらもコメントありがとうございます。
ウスイロヒョウモンモドキは人々の里山の暮らしと密接に繋がっている昆虫なので、牛馬を飼わず、草刈りや堆肥作りをしなくなるとこの蝶が住める環境がなくなっているのです。
それから、昆虫の名前には「モドキ」「ダマシ」などと付く例がたくさんありますが、これは「似て非なるもの」という意味ですね。ウスイロヒョウモンモドキの場合は、ヒョウモン(チョウ)の似て非なるものという意味でモドキが付いて、そのウスイロ(薄い色)という意味でこの名が付いたと思われます。
いずれにせよ、人間が勝手に付けた名前なので相手に対してはかなり失礼ですよね。(苦笑)

投稿: yama | 2009/06/10 19:28:22

人間の暮らしや里山の衰退で絶滅の危機にさらされてしまった蝶なのですね・・
なんだかとても切なくなる状況ですね。

ウスイロヒョウモンモドキのように環境の変化で同じような状況に追いやられている昆虫や植物がたくさんありそうな気がしますが、これから先の保護活動というのも難しそうで気になります。。

↓今年もホタルのシーズン
また後日アップ予定ならば、ホタルの乱舞、楽しみにしております♪
ウスイロヒョウモンモドキの次は、瑠璃色に輝く蝶かもしれませんが・・(^^♪

投稿: kamome | 2009/06/11 1:18:33

今朝の朝刊に記事となっていましたね。
保護活動は大変な労力と忍耐力(持久力)を要しますね。
笠岡のカブトガニ、寄島のアッケシソウもしかりです。
保護する側に軸足を移してくださる人を一人でも増やしていかなくちゃ・・・

投稿: よしとう | 2009/06/11 8:09:20

写真を始めてから、昆虫が好きになり…草花が楽しくなり…
好き、好きだけではどうしようもない実情に、考えさせられます。
相手のことを理解してやれてない、知識の無さを悔やんじゃう。
yamaさんの記事を読んで、学びたい気持ちでいっぱいに。(ノ´∀`*)
ウスイロヒョウモンモドキ、いつか…♪

投稿: tanu | 2009/06/11 10:54:28

>kamomeさん
おっしゃるとおりですね。
ウスイロヒョウモンモドキは、(昔の暮らし方の)人間と共生してきた蝶なので、今となっては現代人との共生ができない状況です。他にも、食草のカノコソウを植えて育てるなど地元の方々努力が続いています。
あ、リクエストもありがとうございます。(汗)
今日は、瑠璃色の蝶ではなく瑠璃色のトンボの方をご紹介しました。(^_^;)

>よしとうさん
おはようございます。
ようやく載っていましたね。4日遅れで・・・。(笑)
そうそう、保護は生息地が広いので草刈りも大変です。それで、やはりご年配の方々が中心になるので頭が下がる思いです。
笠岡、寄島もがんばってもらいたいですね。

>tanuさん
とんと、ご無沙汰中ですみません。m(__)m
昆虫の世界も様々で、このウスイロヒョウモンモドキの場合は特に人間の暮らし方と密接に関わってきた蝶なので何とも儚さと同時に申し訳なさを感じてしまいますね。
写真撮る側は、珍しいと喜ぶのではなく、減少している要因を考えて行動することが大事なんだよね。

投稿: yama | 2009/06/12 7:23:27

こんにちは~!!お久しぶりです。

以前、「海 写真・水中写真/ミクロネシアの島々」にて相互リンクさせて頂いた、管理人のSORAです。
その節は、大変ありがとうございました。

僕もこないだ蝶を撮ったんですが逃げられて大変でした(笑)

実は現在、新しいブログを作成して更新しております。

サムイ島・タオ島・パンガン島 タイ移住日記(http://ryotaro29.blog23.fc2.com/)

こちらのブログでもリンクを充実させようと思い、ご連絡しました。

誠に勝手ながら、既に貴ブログを紹介させて頂きました。

http://ryotaro29.blog23.fc2.com/blog-category-6.html

もし宜しければ、こちらのサイトとも相互リンク致しませんか?

よろしくお願いします。

もし、不都合などある際にはこちらからのリンクは早急に削除しますのでご了承のほどよろしくお願いします。

投稿: SORA | 2009/06/18 15:58:50

>SORAさん
ご無沙汰しています。
タイの蝶たち、魅力的ですね。僕もまたいつかじっくり撮ってみたいです。
リンクの件了解です。こちらからもリンクさせていただきましたのでご確認下さい。

投稿: yama | 2009/06/20 23:52:50

記事を遡ってのコメントすみません。
この度は、お休みのところお時間を割いて頂き、どうもありがとうございました。
お陰様でウスイロヒョウモンモドキの実物を見ることができ、遠征した甲斐がありました。

保護にたずさわる方々のご苦労が偲ばれます。厳しい状況ですが、末永く生延びて欲しいものです。

投稿: 一寸野虫 | 2009/06/23 22:44:59

>一寸野虫さん
返信が遅れてすみません。
こちらこそお世話になりました。皆さんとフィールドに出られてとても楽しかったです。
まだ1週間も経ってないのにどういうわけかずいぶん前の出来事に感じてしまうから不思議ですね。(^_^;)
写真もそろそろアップしないとダメなんですがまたこれから近所のヒメボタルを見に行ってきます。(笑)

投稿: yama | 2009/06/26 21:56:42

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