コキマダラセセリ
2009年07月30日 | Permalink | トラックバック (0)
アサギマダラ。
謎が多い蝶ではあるけれど、「旅をする蝶」としてあまりにも有名で、マーキング調査によって確認されている最長移動距離は、山形県蔵王から与那国島までのナント2,246km。ひらひらと飛ぶこの蝶のどこにそんなパワーが備わっているのかとつくづく感心させられる。またアサギマダラの寿命は大変長く、成虫になってから、長いもので5~6ヶ月も生きる個体がいることがわかっている。
この蝶の特徴として、もうひとつ有名なのは、「毒を蓄える蝶」であること。
幼虫の食草であるガガイモ科植物のイケマ、キジョランなどはいずれも毒性の強いアルカロイドを持ち、これを体内に蓄積することで天敵から身を守っていると考えられている。
しかし、先日、大山でゼフィルスを観察中に、葉の上に現れたコオニヤンマが、動きの速いジョウザンミドリシジミを捕まえることができず、その代わり、ひらひらと近くに飛んできたアサギマダラを一瞬のうちに捕まえて少し離れた木の枝の先端で食べるというシーンを写真仲間たちと目撃した。
以下、その写真。


そして、コオニヤンマがアサギマダラを食べていた木の下には頭部と腹部のない、つまり胸部と翅が残ったアサギマダラの残骸があった。(実は、この時まだ翅がかすかに動いていた・・・)
この時、コオニヤンマは非常にゆっくりと時間をかけてアサギマダラを食べており、夕方再び、同じ場所に行ってみたところ、コオニヤンマが相変わらず複数で見張りをしていたので、コオニヤンマがアサギマダラの毒にやられてしまったとは考えにくい。

体内に毒を蓄え、自らの命を守るという巧みな選択をした蝶、アサギマダラ。
その結果、アサギマダラには天敵がいなくなったのかと思いきや、やはり食物連鎖という自然界の厳しい掟から逃れることはできなかった。
アサギマダラの天敵は、トンボの他にも、鳥、カマキリ、クモなどがいるようだが、もしかすると、少なくとも今回のコオニヤンマをはじめとする一部の天敵はアサギマダラの持つアルカロイド毒性に対してはもともと耐性を持っているか、あるいはすでに克服してしまっているのかもしれない・・・。
【関連記事』
・アサギマダラ(2009.10.11)
2009年07月26日 | Permalink | コメント (9) | トラックバック (2)
朝から空を気にしながら、1時間前までダメだと思っていたけれど、直前に晴れ間が覗いて岡山県内でも部分日食を観測できました。しかも薄く広がって流れる雲が上手く偏光フィルターの役割をしてくれたおかげで、フィルター無しでも撮影することができましたよ。

EOS50D+EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM 1/8000sec F40
AM11:02、岡山県では最大で太陽の約84%が月の影に隠されて・・・。

彩雲と日食

瀬戸大橋の橋脚と日食

11:37

12:17 そろそろ日食も終わりに・・・

内暈と瀬戸大橋(11:30頃)
天気予報で今回jはあまり期待していなかっただけに、地元での部分日食の記録写真として撮影できひとまず良かったです。
さて3年後は、ドリカムの「時間旅行」の歌詞にも出てくる2012年5月21日の「金環食」。観測場所は、潮岬か富士山頂が良さそうだけど・・・仕事だったら東京かな。(笑)
【関連記事】
・皆既月食を撮る(2007.8.28)
2009年07月22日 | Permalink | コメント (9) | トラックバック (2)
2009年7月12日(日)。
またもやこの日もゼフィルスたちに逢いに、地元の仲間たちと朝6時半に児島を出発し鳥取県大山方面へ。
昨夜の天気予報では、午前中は雨だったけど、幸い雨に降られることもなく、曇りで時々晴れ間も見えるまずまずのお天気になった。これもメンバーの日頃の行い?それとも初参戦の晴れ女史?のおかげか。(笑)
まずは、朝活動するゼフ(ジョウザンミドリシジミ)を見るために、昨年のゼフィルスの楽園へ。到着するや否や、いきなりすごい数のジョウザンミドリシジミたちが、卍飛翔、いや、縦横無尽ランダムに飛び交っていた。ひとつの葉っぱに3、4頭テリトリー争いをするオス同士がタックルするシャッターチャンスもあったのだけれど瞬間がなかなか捉えきれない。
実はこの日、なぜかその後も調子が上がらず、飛びモノを含めタイミングが合わないとか、カメラの設定やレンズが合っていないとか・・・で、恥ずかしいくらいチャンスを逃してばかり・・・。(汗)
まぁ、こういう日もあるさ・・・ね。(苦笑)
というわけで、ほとんど証拠写真の蝶たちをダイジェストで・・・。(^^ゞ

テリを張るジョウザンミドリシジミ

サカハチチョウ夏型

コオニヤンマに睨まれたジョウザンミドリシジミ

こちらは、ジョウザンミドリシジミに睨まれた?コオニヤンマ(笑)
しばらく、朝のジョウザンミドリシジミたちの乱舞を楽しませてもらった後、場所を移動、草原にアサギマダラを探しに行く。

ヨツバヒヨドリで吸蜜するアサギマダラ

高原の草地を舞うオオウラギンスジヒョウモン

低空飛行中のオオウラギンスジヒョウモン
そろそろお腹も空いたので桝水高原へ。
ちなみに、お昼は大山そばと大山おこわ。(笑)
昼食後、湿原に場所を移動するもヒメシジミやセセリの仲間のみ・・・。

アザミの花で吸蜜するヒメシジミのメスにアタックするオス

再び移動 鍵掛峠へ

奥大山・木谷沢渓流で、しばしの休息をとる。
そういえばこの時、森の奥からアカショウビンの鳴き声も聞こえた。
そして、朝と同じゼフィルスの楽園へ戻ってみる・・・
しかし、夕方の主役エゾミドリシジミの数が、昨年や今朝のジョウザンとは比べものにならないほど少なく、しかも擦れた個体が多くややがっかり・・・。

擦れたエゾミドリシジミ

カメラ目線?のエゾミドリシジミ(笑)

帰りの車窓から大山を望む
夏の大山蝶紀行。
最後のエゾミドリシジミは少々期待外れだったけど、それでもさまざまな蝶たちを見ることができた。途中、仲間の一人がオナガシジミを目撃したようなのでまた機会があれば探してみたい。
というわけで、今回も大山で気の置けない仲間たちと楽しい一日を過ごすことができ満足満足。(笑)
2009年07月20日 | Permalink | コメント (5) | トラックバック (1)
またもやアップが遅くなりましたが・・・(汗)
2009年7月4日(土)。
AM2:30。地元でスクイレルさんと待合せして深夜の高速道路を一路西へ・・・。
AM5:30。広島北西部でこの日のホスト役野道を行けばのashさん、TODさん、さらに大阪から来られた蝶にあそぶのma23さんと合流。
まず、本日最初の目的地へ向かうと、ブナ林に朝霧が立ち込め時折日が差す幻想的な雰囲気に・・・。さらに、車の窓を開けると、山間に響くアカショウビンの声に癒される。第一の目的地に着き車から降りると肌寒く気温は13度。そのためか、この日は早朝に活動をはじめるアイノミドリシジミも少し遅めの卍飛翔スタートとなった。

アイノミドリシジミの卍飛翔

テリを張るアイノミドリシジミ

アイノミドリシジミ V字開翅
アイノミドリシジミの輝きを堪能した後は、続いて第二のジョウザンミドリシジミのポイントへ。

ジョウザンミドリシジミ

ジョウザンミドリシジミ V字開翅

ジョウザンミドリシジミ 開翅中

何ともいえない深緑色の輝き
続いて、第三の目的地の湿原と草原で散策。
ヒメシジミがたくさん飛んでいた。

ヒメシジミ 交尾中(広角レンズ)
その後、第四の目的地へ移動。
そして、ashさん、TODさんにご案内頂いてカシワの木で暮らすミナミアカシジミに逢うことができた。ミナミアカシジミは、北海道、東北のカシワの木で暮らすキタアカシジミの亜種で、アカシジミより一回り以上大きく前翅の白帯が黄色味を帯びているため、それとはまた別の種類と考えられている。広島県のこの地域でしか見つかっていないため採集者も多いが、今回無事逢えて良かった。

カシワの葉っぱとミナミアカシジミ

なんとなく産卵場所を探しているようにも見えた
僕自身以前から気になっていたミナミアカシジミに逢えたので、もうこれで十分満足だったが、夕方に活動するハヤシミドリシジミを見てから帰ることに・・・。

樹上のハヤシミドリシジミ

学名どおりのウルトラマリン!

透明感のあるブルーが印象的なハヤシミドリシジミの開翅
梅雨の真っ只中にもかかわらず、幸い今回も雨に降られることなく、目的のゼフィルスたちに逢うことができて大満足。何より、ご一緒させていただいた皆さんと楽しく充実した一日を過ごすことができて感謝です。
ちなみに、この日、児島からの往復走行距離は560km。やや遠かったものの、人も少なく、ロケーションがすごく気に入ったのでまたぜひ訪れてみたい場所になりました。
2009年07月16日 | Permalink | コメント (5) | トラックバック (0)
アップが遅くなり申し訳ありません。m(__)m
6月21日(日)曇り時々晴れ。
この日は、神奈川から相模の国スケッチの一寸野虫さんとFaunas & Florasの真神ゆさん、そして、兵庫県から週末がさがさ団のDodo-boyさん、さらに広島県から野道を行けばのashさんとTODさんご夫妻が岡山に来られ、新見市草間台地周辺をご案内させていただきました。
目的は、新見市草間とその周辺に生息するゼフィルスたちとウスイロヒョウモンモドキの撮影。今回は僕自身が皆さんをご案内するのに精一杯だったので、蝶の写真は証拠写真のみです。(ゼフなのに表翅の写真はないのか?というツッコミはご勘弁ください。それはまた次回でも・・・。)

メスアカミドリシジミ(ミドリシジミの仲間で唯一、ヤマザクラ、ヒガンザクラなどのサクラ類を食樹としています)

ゴイシシジミ(可愛いルックスに似合わず、幼虫はアブラムシを食べ、成虫はアブラムシの分泌液を吸います)

ヒロオビミドリシジミ(新見といえばヒロオビです。食樹はナラガシワ)
【参考記事】・ヒロオビミドリシジミ開翅(2008.6.16)

ミズイロオナガシジミ(平地ゼフの代表格でクヌギ、コナラ、ナラガシワなど比較的どこでも見ることができます)

ウスイロオナガシジミ(↑のミズイロオナガシジミとよく似ています。西日本ではナラガシワを食樹としています)

ウラゴマダラシジミ(食樹はイボタノキ)

ウラミスジシジミ(別名ダイセンシジミ、赤地に三本のラインが特徴です)

クロミドリシジミ(クヌギの木などで見かけます。その名の通りオスの表翅も緑ではなく黒褐色です。)
蝶以外の昆虫たちも少々・・・。

キカマキリモドキ(カマキリによく似ていますがカゲロウの仲間です。)

ラミーカミキリ(パンダのような模様が特徴の小さなカミキリです。たくさんいました。)
梅雨の最中でお天気が心配されましたが、途中から晴れ間も出始め、皆さんの引きの強さもあって、無事、目的のゼフや蝶たちにも会うことができました。またフィールドにおける皆さんの観察眼の鋭さと昆虫の知識の幅広さも素晴らしく、僕自身も大変勉強になりました。
この日は、前日の広島での夜間観察から強行軍でお越しいただいたにもかかわらず、夕方まで夢中で昆虫たちにカメラを向ける皆さんの姿に並々ならぬ熱意とパワーを感じました。
またご一緒できる機会を楽しみにしています。
2009年07月07日 | Permalink | コメント (11) | トラックバック (0)
鷲羽山夕景鑑賞バス。
JR児島駅から三百山、鷲羽山の2つの夕景スポットを巡る全国的にも珍しい、夕景を楽しむための周遊バス。ご存知の方も多いと思いますが、2007年秋には、NHKテレビ番組「西日本の旅」でも紹介されました。
・運行日 金曜・土曜および祝前日(GW、お盆期間中は毎日運行)
・料金 500円(大人子供同額)
・時刻 JR児島駅発 6~7月 18:00発、4~5月と8~9月 17:30発、10~12月 16:00発、1~2月 16:20発、3月 17:00発(時期によって変動がありますので、下津井電鉄児島営業所 086-472-2811までお問合せ下さい)
・ルート
児島駅 →下電ホテル→鷲羽ハイランドホテル→せとうち児島ホテル→国民年金保養センター(三百山★約15分の夕景鑑賞)→下津井港・瀬戸大橋(車窓)→鷲羽山第2展望台(★約15分の夕景鑑賞)→各ホテル→児島駅 <所要約2時間前後>

夕景鑑賞バス

バス車窓から見える瀬戸大橋

三百山での夕景鑑賞タイム
【関連記事】
・鷲羽山夕景鑑賞バス (2006.12.26)
・NHK西日本の旅 三百山ロケ (2007.9.6)
さて、冒頭でも触れましたが、明日7月3日から、この鷲羽山夕景鑑賞バスにご乗車いただくと、オリジナル夕景ポストカードセットがもれなくプレゼントされる太っ腹なキャンペーンが始まります。
実を言うと、ポストカードにした写真は、このブログで紹介した瀬戸大橋や三百山の夕景写真の中から、特にみなさんの反響が大きかったものを中心に選ばせていただきました。各ポストカードには写真のタイトルとブログのURLも印刷されています。
限定1,000セットで、なくなり次第キャンペーン終了となりますのでどうぞお早めに・・・。(夏休み中くらいまでは大丈夫かな・・・)

今回は倉敷・児島観光客誘致キャンペーンの一環として、下津井電鉄株式会社、倉敷観光コンベンションビューロー、そして当ブログのコラボレーション企画。
僕自身は、そんなにお役に立ててないのですが・・・
児島の夕景に魅せられ、ネットで発信しはじめてから今年で10年。最近は各方面から観光ポスターやポストカード等でお声掛けを頂き大変光栄に感じています。m(__)m

最後に、下津井電鉄では、日本のジーンズ発祥の地「児島」をPRするため、JR倉敷駅―児島駅間を結ぶバス路線にジーンズをデザインしたラッピングバス2台を導入、1日2~4往復運行しています。こちらもデニム生地のコースターや携帯ストラップのプレゼントキャンペーンが始まっています。
というわけで・・・・・2009年夏は、倉敷児島がアツイですよ~!
みなさんもぜひ、ジーンズと夕日のまち児島へお越し下さいね!
【関連リンク】
・夕景はがき、デニム製グッズで児島PR (山陽新聞2009.7.1)
・鷲羽山夕景鑑賞/「日本の夕陽百選」の夕景を楽しむ!(下津井電鉄 鷲羽山夕景鑑賞バス利用案内と時刻紹介)
2009年07月02日 | Permalink | コメント (9) | トラックバック (2)