ベニモンカラスシジミ
崖の上のポニョならぬ、崖の上のベニモンカラスシジミ。
実は、前週5/31に初めてここに案内していただいたのだが、今年は4月の低温の影響か羽化が遅れており見ることができず。しかし、どうしても会いたいという思いから6/6に再訪となった。
現地へ9:30頃に到着、石灰岩の上で待つこと1時間。
10:30頃、林の中からスーッと現れ、翅を斜めに傾ける独特の姿勢でテリを張る姿を確認。少し遠い位置だったが望遠レンズで撮影。
食樹クロウメモドキの葉
ベニモンカラスシジミは、1957年に愛媛県皿ヶ嶺で新種として発見されたことから、学名をStrymonidia iyonis(伊予の国のカラスシジミ)と名付けられた。その後、岡山、広島、高知、徳島、奈良、静岡、長野でも発見されたが、非常に残念なことに愛媛県では、マニアによる乱獲、食樹クロウメモドキでの採卵、原生林伐採により、1968年を最後にわずか11年で絶滅してしまった。
中国地方でも、ごく限られた石灰岩地帯のみに局所的に生息。しかも崖や岩場の木にひっそりと生息しているのでなかなかお目にかかれない。食樹はクロウメモドキ、キビノクロウメモドキなど。環境省RDBでは準絶滅危惧、岡山県RDBでは留意 に指定。
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» ベニモンカラスシジミ トラックバック 大空を見上げて・・・
前々からずっと撮影したかったチョウであるベニモンカラスシジミ。
昨年も一応見かけたのですが、その時は近くにいたネットマンの方が先に見つけて、
捕獲された後の姿を見せてもらったという苦い経験でした。
今年こそはと思っていた矢先に、別の生息地に行こうというお誘いがあり、
前日に田植えを頑張った甲斐もあり、日曜日に時間を取ることが出来ました!
とある石灰岩地帯でしばらく待っていると少し離れたところに黒い姿の何かが舞い降りた気がしました。
目を凝らして確認すると念願のチョウらしき姿が!!!
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受信: 2010/06/18 22:06:38