2007年11月22日

魚露目8号でカマキリ

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EOS20D+EF18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号

晩秋、収穫を終えた田んぼにて。
魚露目8号で撮る昆虫写真も、今シーズンはそろそろフィナーレかな・・・

 
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横から・・・ 
 
 
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上から・・・
背景を写しこむことによって季節感が出ますね。
 
 
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近所の子供たちと・・・(笑)
 
秋も終盤、虫たちの姿も少なくなり寂しさを感じますね。
 

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2007年11月14日

ショウリョウバッタが見た風景

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「草むらにて」 魚露目8号

今回もまんまる写真。草むらの中のショウリョウバッタ。
この写真の直後、飛び立った先で見た風景は・・・

 
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「ショウリョウバッタと瀬戸内海」

バッタの目線で見る風景。
昆虫でも動物でも、同じ目線で向き合うことによって、ほんの少しだけ彼らとの距離が近づける気がしますね。

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2007年11月13日

まんまる写真

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「秋晴れ」 魚露目8号

ある晴れ渡った日。
稲刈りの終わった田んぼでツマグロヒョウモン(オス)を見つけた。

 
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「ひなたぼっこ」

魚露目8号を使って撮影すると、ケラレ(光が当たらず黒い部分)の大小はあるものの、円周魚眼レンズで撮ったものと同じような画像になります。周辺の黒い部分をカットするとこのような「まんまる写真」になります。今回の撮影で使ったEF-S17-85mm F4-5.6IS USMのワイド端では、ケラレが大きすぎて画質はイマイチですが、被写界深度はまずまずです。ちなみに魚露目8号から被写体(ツマグロヒョウモン)までの距離は1-2cm。今回もノーファインダーで撮影です。

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2007年11月 9日

海岸のクルマバッタモドキ

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クルマバッタモドキ
EOS20D+EF-S17-85mm F4-5.6IS USM+魚露目8号 トリミング

いつものように夕日と撮ろうと海岸を歩いていた時の出来事・・・

 
前方の草むらから1匹のクルマバッタモドキが飛び出した。
そこまではよかったのだが、風が強かったせいかあるいは目測を誤ったのか、左へ急旋回してナント海の中へ着水したのだ。
きっとバッタの頭の中もパニックになっているに違いない。波に揉まれながら手足を動かして必死に陸地へたどり着こうとしている。急きょ、夕日撮影から昆虫撮影に切り替え、たまたまバッグの中にあった魚露目8号をつけ、何度も波にさらわれながら必死に岸を目指しすクルマバッタモドキの様子を観察してみた。撮影はほとんどノーファインダーで行っています。

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早く逃げろ~~~!
 
 
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助けを求めている?クルマバッタモドキ。
 
こういう場合、一刻も早く助けてやるべきと思われる方もいるかもしれないが、僕は生き物が自ら起こした過ちに人が手を差し伸べることは極力しないようにしています。雛鳥が巣から落下した場合と同じですね。

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10数分後ようやく安全な場所にたどり着く。やれやれ・・・。
 
 
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ホッと一息。
よくがんばったね、クルマバッタモドキ君。
 

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2007年11月 6日

What's happened?

コスモスの花に止まっているテントウムシを見つけた。
魚露目8号をつけた20Dのファインダーを覗いて近づいたその時・・・!

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魚露目8号

 
「なんだなんだなんだーーー??」( ̄ロ ̄;

一瞬、何が起こったのか頭の中で理解できませんでした。(汗)
でも、とっさにシャッターを切ってみるとちゃんと写っておりました。

レンズ前0センチ」の威力、恐るべし!(笑)
普通のレンズだったら間違いなくピンボケになるところですが、このあたりが魚露目8号の面白いところですね。(^^)

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2007年11月 5日

魚露目8号

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「どう?このポーズ?」
EOS20D+EF-S18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号

魚露目8号を使って、お手軽「虫の目写真」。

 
魚露目8号は、ドアスコープの原理を応用したコンバーションレンズ。
このレンズの特長は、被写界深度がとても深い(レンズ直前からかなり遠くまでピントが合う)こと。なので、昆虫ワイドマクロ撮影にはとても都合がいいのです。

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魚露目8号自体、すでに数年前からあるのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、もともとはコンデジ用に開発されたもので、実を言うと、僕も以前から手持ちのコンデジに取り付けて時々遊んでいました。でもやっぱり画質面から手持ちの20Dに付けたくていろんなサイトを参考に、中古レンズを改造して取り付けていたのですが、最近になって発売元のフィット社から専用のアダプタリングが発売されました。このアダプタリングと市販のステップアップリングやステップダウンリングを組み合わせることで、各社デジタル一眼レフ用レンズにも取り付けが容易になりました。アダプタリングは時間は少々かかりますがお願いすればサイズを合わしてくれます。(魚露目8号が買えるFITネットショップはこちら

ただし、ここからが問題です。
デジタル一眼で魚露目8号を使う時にいちばん問題となるのが、本体側のレンズとの相性。レンズの焦点距離、内径などによって、ケラレやボケが大きすぎて全く使いものにならないケースが大半です。20Dの場合、概ね70-80mm前後でケラレがなくなるのですが、これで満足いく画質が得られるケースはほとんどありません。むしろそれより広角側の方がケラレがあっても被写界深度が深く、良い絵が撮れるのです。

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EOS20D+EF-S18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号の組み合わせ 
 
僕も何種類か試した結果、現在のところ以下の2種類のレンズに魚露目8号を取り付られるようにしていますが、ともに一長一短あり、なかなか最適のレンズは見当たりません。

・EF-S17-85mm F4-5.6IS USM
(17mm側の被写界深度はなかなか良いが、ケラレが大きすぎ。評価×?)
・EF-S18-55mm F3.5-5.6IS
(55mm側でもまずまず使える。ケラレあり。ボケがちょっと・・・。評価△)

それから、よくある質問ですが、魚露目8号とTokina AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mmなどの魚眼レンズとの違いは、やはり絞り込んだ時の被写界深度の差です。レンズ先端径の違いもあるでしょうが、魚露目8号の場合は、極端に言うとレンズ前0cmから背景まで広範囲でピントが合います。例えば、手前の小さな昆虫にピントを合わせて大きく写し、さらにその背後にある木や建物もある程度まではっきり写すことが可能です。これに対し魚眼レンズは接写にも限界がある上、ボケ具合も大きく、なかなかそういうわけにはいきません。
 
以下、今回のハラビロカマキリの写真はEF-S18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号で撮影したものです。(トリミングあり)

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「フロントガラスに影を映して」
 
 
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「住み処へと・・・」
 
そもそも、僕自身も数年前に栗林慧さんの虫の目写真に衝撃を受け、いつかこんな生き生きとした昆虫写真を撮ってみたいと思っていました。ところが改造虫の目レンズはどうしても手間がかかりシステム自体が仰々しくなってしまうこと、また、一部で販売されている専門的な虫の目レンズも大変高価なことを考えると、魚露目8号を使ったお手軽システムで少しばかり工夫しながら遊ぶのが、自分のスタイルに合っていていいのかなとも感じています。

今回は前回の「虫の目線で・・・」で問い合わせをいただいたので、虫の目写真とレンズ機材をに関する記事を書いてみました。
秋も深まり、徐々に虫たちも少なくなってきましたが、今週はデジタル一眼レフと魚露目8号で撮った写真を何枚か紹介してみようかなと思っています。 
→その後の魚露目8号の写真はこちら
 

2007年11月05日 | | コメント (13) | トラックバック (0)

2007年10月26日

虫の目線で・・・

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虫の目線で、虫の気持ちになってみようよ。

 
ある秋晴れの日、試行錯誤中の虫の目レンズを使って自宅近くでショウリョウバッタを撮影していたら、自転車に乗ってやってきた近所の子供たちが、
「おじさん、なにとってるのー?」「わー、バッタがいたんだね~!」
そんな瞬間をパチリ。

虫の目線で見た世界を写真にすることで、何かが伝わればいいな・・・。

2007年10月26日 | | コメント (11) | トラックバック (1)