海辺の藤棚
2013年04月29日 | 固定リンク | トラックバック (0)
今年は冷夏だったことと、9月に入ってすぐに涼しくなったせいで、彼岸花が咲くのが例年より少しばかり早い。
仕事の出先から戻る途中のこと。遠目で見ると田んぼの畦に真っ赤な彼岸花が咲き始めていた。ちょうど今にも夕日が沈みそうだったので、慌ててカメラを引っ張り出して撮影。
魚眼レンズで・・・
マクロレンズで・・・
秋の夕日はつるべ落とし。
数カット撮っただけで、あれよあれよという間に日が沈んでいきました。
ひまわりも彼岸花も同じパターンでスミマセン。m(__)m
(おまけ)
実りの秋。
夕日に照らされて輝く稲穂の輪郭がきれいでした・・・。
2009年09月17日 | 固定リンク | コメント (9) | トラックバック (0)
ムラサキケマン。
県中北部に行けば、ごく普通に林縁や路傍に見られる春の野の花だが、岡山県南の平野部ではほとんど見られることはない。ところが、写真のムラサキケマンが生えている場所は倉敷市児島のわが家の勝手口。しかも通路の両側数ヶ所で紫色の花を咲かせている・・・。
もちろん種を蒔いたわけではない。では、いったい、どうしてムラサキケマンがわが家の敷地内に生えているのか?
その犯人は十中八九、僕に違いない。
きっと昨年、県北へ出かけた時に、土と一緒にムラサキケマンの種を靴の裏につけて車で自宅まで運んでしまい、それが春になって発芽したのだろう。しかもあちこちから生えているところを見ると、隣家との間で日当たりがあまりよくないやや湿った土質が、ムラサキケマンの生育条件にピッタリ合ったのかもしれない。
自らの力で移動ができない「植物」は、繁栄のために風、水、昆虫、鳥、動物、あるいは人によって種子を運ばせる巧妙な仕組みを長い年月をかけ作り上げてきた。
尾瀬の湿原や海外の自然保護区などでは、固有種を含めた生態系保護のために、観光客は入山口で靴の裏の土を必ず落としてから中に入る。外来種の侵入を防ぐためには当然のルールだ。もちろん僕も入山時は靴の裏の土に注意を払っているのだけれど、帰りはついついうっかりそのまま帰ってしまうことがある。今回は持ち込んだ先が自宅だったため笑い話で済ますことができるけれど、逆に繁殖力の強い外来種の種を、野山や湿原に持ち込んでしまうことのないよう十分に気をつけたい。
2009年04月05日 | 固定リンク | コメント (16) | トラックバック (0)
先月末から諸々忙しくて、しばらく更新をサボっておりました。m(__)m
さて、瀬戸内地方は、このところ曇りや雨(昨日は思いがけない雪でしたが)の日が多いですが、少し海辺を歩けばあちこちに春色が目に付きます。
ホトケノザ
ハマダイコン
梅の花
そうそう、梅の花といえば・・・
この日は夕方、ひとみさん、TOSHIさんご夫妻と海の見える神社でバッタリ。3人でおしゃべりしながら撮影していました。^^
メジロがこの位置に来てくれたのが、すでに梅の木に日が当たらなくなる時刻だったのでメジロが暗くなってしまったのが残念。
おなじみのこの梅の木も、今年は蕾の付きが非常に悪いのが気になりました。一目瞭然、例年の半分程度しか蕾が付いていないので、全体を見ればこの日が花のピークに近かったかも。神主さんに聞けば、この梅の木も樹齢約50年とか・・・。「もうそろそろ寿命かもしれん」ともおっしゃってられました。
【関連記事】昨年、一昨年の梅はこちら↓
・海を見ていた午後(2008.3.10)
・ウメジロと海(2007.2.28)
2009年03月04日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (0)
この日は肌寒い曇り空。
偶然、別場所で夢民谷さんにばったりお会いしたので、これから下津井にツメレンゲの花を見に行くのだけど・・・と声を掛けると、二つ返事でOK、一緒に見に行くことに・・・。(笑)
現地に着くと、石垣のあちこちに群生したツメレンゲの花が咲き始めていた。
ツメレンゲは、ベンケイソウ科の多年草で高さ10-30cm程度の乾燥に強い多肉植物。
その名前は、動物の「ツメ」のように尖った多肉質の葉がちょうど蓮の花(蓮華「レンゲ」)のように出ていることに由来する。このツメレンゲ、種よりむしろランナー(地下茎)で増えることが多いようで、晩秋、10~11月にかけて細長く花穂状に白っぽい花をたくさんつける。
環境省RDBでは準絶滅危惧種に指定されており、岡山県内では、高梁市成羽町や和気町をはじめ、身近なところでは岡山城の石垣や倉敷美観地区の瓦屋根などで見ることができる。昨年度、美観地区での調査では、この15年でツメレンゲが6割も減少したという報告があり、日本の建築様式の変遷、環境の変化とともに徐々に住処を奪われていく運命にある。しかしながら、わが家から程近い下津井に意外にその貴重なツメレンゲが驚くほど群生する場所が存在することは一般にほとんど知られていない・・・。(実際はほとんどの人が気づかずに見過ごしているだけと思うのだが・・・。)
よく見ると、養分供給の違いなのか個体差なのか、花は白色を基準にして緑色が濃いものと薄紅色の濃いものがある。
緑色が濃いツメレンゲ
薄紅色のツメレンゲの花
真上から撮影した花穂
草地のへりにもたくさん群生
当然のことながら、もしかしてツメレンゲを食草とする蝶、クロツバメシジミの幼虫がいないかと淡い期待を胸に少し探してはみたが残念ながら見つからなかった・・・。その後、下津井の古い町並みへ移動。
民家の屋根にセグロセキレイ
屋根瓦の上のツメレンゲも開花していた
少し貧弱に見えるが・・・
こちらは、コケと共生するツメレンゲ
前年の枯れたツメレンゲの名残りも・・・
秋の風情を感じる干し柿
瓦屋根で生きるツメレンゲ
倉敷美観地区同様、ここ下津井でも年々古い瓦屋根が減っているが、今もなお生き残ったツメレンゲたちが晩秋の潮風を受けながら花を咲かせ、歴史と情緒ある港町の家並みをじっと見守り続けている。
2008年11月11日 | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (2)
ほんのりと茜色に色づく雲。
そして、広大なひまわり畑に夕闇が訪れて、
東の空に丸い月が浮かび上がる。
Good bye summer days!
夏よ、ひまわりたちよ、
今年もありがとう・・・。
【関連カテゴリ】 笠岡のひまわり
2008年08月22日 | 固定リンク | コメント (12) | トラックバック (0)
少しアップするのが遅くなりましたが、倉敷市玉島富田の桃源郷です。
富田地区では、山陽自動車道の近くの南向きの丘陵地一面130haにわたって桃畑が広がっています。
ここで生産される桃は、有名な清水白桃や川中島白桃、白鳳、白麗などの高級品種が中心。さらにその中でも品質基準を満たした桃は「玉桃(ぎょくとう」と名付けられ、平成18年に倉敷ブランドにも選ばれています。
毎年、近くを通りながら、この圧巻の風景を眺めているばかりでしたが、2年前に「くらしき百景」第15景でも紹介され、今年はいつもお世話になっているよしとうさんに満開のお知らせをいただいたこともあり、時間を作って訪れてみました。
ピンクに染まる丘陵地
谷あいに広がる桃畑。山陽自動車道が走り遠く瀬戸内海も見える
坂道を元気に歩くおばあちゃん
ちょうど受粉作業と花摘み作業に追われてました。
満開になると結構な数の花が付くのでかなりの重労働です
桃畑につきものの作業用軽トラ
細い坂道はこれがいちばん
おじいちゃんも頑張って
上品な桃の花
菜の花の背景に・・・・
溝には散り始めた桃の花弁が・・・
お約束の内暈と桃の花
桃の向こうの白い花は梨の花です
春爛漫、菜の花と桃の花のコラボレーション
環境省の「かおり風景百選」にも選ばれている玉島富田地区の桃畑。
カメラを持って坂道を歩くと、春の風に桃の花の香りが漂ってきてとても気持ちよかったです。来年もぜひ時間を作ってこの桃源郷を歩いてみたいと思います。
坂出市番の州といえば、造船などの工場が立ち並ぶ埋立地。
そこから瀬戸大橋の番の州高架橋を境にしてちょうど反対側(北西)の遊休地約11haに、約400万本の菜の花畑が広がっています。
なお、番の州の菜の花畑は土・日・祝のみ公開なのでご注意ください。
【番の州の菜の花畑 公開期間と時間】
・3月29日(土)~4月29日(祝)の土・日曜日・祝日のみ
・10:00~16:00
・入場無料
・駐車場約250台
瀬戸大橋20周年を記念し2月からJR瀬戸大橋線(岡山-高松間)の快速マリンライナー先頭部につけられているヘッドマークは、この番の州の菜の花と瀬戸大橋をデザインしています。
2008年04月10日 | 固定リンク | コメント (12) | トラックバック (2)
瀬戸大橋ETC半額割引を使って坂出へ・・・
瀬戸大橋開通20周年を記念して、4/5、6の両日は本四3ルートがETC使用で半額の日。せっかくのチャンスなので6日は橋を渡って坂出へぶらっと出かけてみた。ちなみに瀬戸中央道 児島IC~坂出北ICまで片道1,750円。
この日、坂出市内はどこも桜が見頃を迎えていたけれど、瀬戸内は朝から霞がひどくて、撮りたかった「桜と海の風景」はあきらめ、スナップのみ何枚か撮っただけ・・・。(苦笑)
本来なら瀬戸大橋(番の州高架橋)と青い海が見えるはずが・・・ご覧の通り真っ白。
・常磐公園(サン・アンジェリーナ)の桜
以前紹介したうたづ臨海公園とともに恋人の聖地になっている場所。
やっぱりここにも鍵がたくさん・・・。(笑)
・瀬戸大橋記念公園の桜
残念ながら平成18年度で休校になってしまい現在は立入禁止に。
桜が咲いても入学式が行われない校舎はやっぱり寂しい。
・沙弥島(ナカンダ浜)のハマダイコン
ここには小学生の時、海水浴に来たことがあり、実に30数年ぶり。その間に瀬戸大橋ができたけど、ハマダイコンが咲きみだれ、今でもどこか懐かしさを感じる砂浜。
・日暈と桜(沙弥島)
ごくわずかな時間でしたが霞んだ空にまんまるな暈が現れてくれたので桜と合わせてみました。ホントは五色台に行こうと思ってましたが、この視界では瀬戸大橋も霞んでしまうだろうなと思って断念。
今回、写真はあまり撮らなかったけれど、桜の花を見ながら潮風に吹かれて海辺を歩いたので少しはリフレッシュできたかな・・・。次回は番の州の菜の花を少々。
2008年04月08日 | 固定リンク | コメント (11) | トラックバック (0)
瀬戸大橋の向こうに沈む夕日とハマダイコンの花を合わせてみた。
砂浜の片隅でひっそりと咲いて、ほとんど誰もこの花に立ち止まることはないけれど、だからこそ余計に撮ってやりたくなる・・・。
毎年、この花が咲き始める頃、瀬戸内の海辺に本格的な春がやってくる。また来月以降になればハマエンドウやハマヒルガオも競って咲き始めることだろう。時には砂浜の花たちにも目を向けてやってほしいな・・・。
【関連リンク】
・ハマヒルガオ咲く浜辺(2007.5.5)
・ジャコウアゲハの季節(2007.5.4)
・ジャコウアゲハが舞う季節(2007.4.30)
・ハマヒルガオの季節(2006.5.21)
・ハマヒルガオ咲く(2006.4.1)
・ハマヒルガオへの想い(2005.5.19)
・ハマエンドウの実(2005.5.11)
2008年03月13日 | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック (1)
2年前に撮影した写真ですが、春を代表するセリバオウレンとユキワリイチゲが、偶然、同じ場所に咲いていました。
「競演」というには、あまりにもひっそりと、しかもお互い支えあうように咲いていたので「共演」という表現にしてみました。
そういえば、以前、セリバオウレンの種をご紹介しましたね。(笑)
おまけ・・・・・
来週からは昼間の気温が15度を超えて暖かくなる予報。
遅れていた春の妖精たちも一斉に咲きそろう季節です。
2008年03月07日 | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (0)
少し寒さが緩んだある日。
沙美海岸へ向かう途中、県道47号線沿いにある玉島黒崎の丘陵地にも梅の花が咲いていました。
ここは、毎年2月中旬~3月初旬にかけて、瀬戸内海を見下ろす斜面に植えられた菜の花畑に一足早い春を感じる場所です。
ここ数日、昼間は3月中旬並みの暖かさが続いていましたが、週末はまた寒くなりそうですね。
(追記)
あ、そういえば、昨日メールで連絡来てましたが、瀬戸大橋ウォーク&ジョギング抽選に外れてしまいました。(×_×;)
ちなみに、瀬戸大橋ウォークには30,330人(競争率約6倍)、ジョギングが3,988人(競争率約2倍)の応募があったそうな・・・。もともと、クジ運のなさには自信があるのですが・・・さらに自信がついてしまいました。(爆)
マラソンは定員割れしていて本日現在もまだ参加者募集中!
こちらは、定員に達し次第締め切りなので応募の時点で当確です!(笑)
ここは、いっちょ、老体に鞭打って参加してみるかな・・・?(ってウソウソ)
たぶん当日はどこかで、桜と瀬戸大橋と参加ランナーの姿を撮っていると思われます。(^_^;)
ところで、どなたか当選した方いらっしゃいますか?(笑)
2008年02月22日 | 固定リンク | コメント (11) | トラックバック (0)
前回の彼岸花の続き、魚眼レンズのマクロ編です・・・
マクロレンズだけじゃ物足りないので、魚眼レンズ Tokina AT-X107 10-17mmF3.5-4.5を使い、魚眼マクロで彼岸花とテントウムシを撮ってみました。テントウムシが小さいのでテレ端17mmでも苦労します。
ピントはほとんどマニュアル最短距離で固定し、カメラを動かしながら撮影しています。(笑)
レンズ先端からテントウムシまでの距離はわずか2.5cm。右側はレンズにしべが当たって多重ボケになっています。(笑)
曇り空。下から見上げて・・・。
ワイド端10mm。よっこらしょ・・・。
ワイド端10mmの点対称。
17mm。レンズは完全にシベの中。(笑)
17mm+開放で接近。魚眼でもこんなにボケます。
彼岸花とテントウムシの魚眼マクロ。
テントウムシの動きが速いのでピント合わせが100mmマクロレンズ以上に大変でした。(笑)
2007年09月19日 | 固定リンク | コメント (12) | トラックバック (0)
午後からトンボでも探してみようと近くをウロウロしていたら、川べりに彼岸花が咲いていました。
今年は9月に入って残暑が厳しかったせいか、彼岸花(ヒガンバナ)の開花が遅れ気味。例年なら9月10~12日頃に咲き始めるこちらの彼岸花ですが、きょう17日になってようやく2株ほど咲いていました。
彼岸花は、秋の季節感を表現するにはもってこいの被写体なんでしょうが、僕の場合、いつも開花の確認程度です。(苦笑)
うーん、やっぱり彼岸花って・・・
普通に撮っても面白くないなぁ・・・と思っていたら
グッドタイミングでテントウムシ君登場!
ちょっとはやる気が出てきた・・・。(笑)
赤に赤。
でも鮮やか過ぎる彼岸花にはテントウムシが地味に見えてしまう。
彼岸花は脇役で前ボケに・・・
こちらは後ボケにして、動き回るテントウムシを・・・
やっぱり主役が昆虫の方が撮りやすくて楽しいです。(笑)
次回、彼岸花(魚眼マクロ編)につづく・・・
2007年09月17日 | 固定リンク | コメント (16) | トラックバック (0)
本日、昼からは快晴で、さすがにもう虹はあり得ないので(笑)、少し情報を得ていた笠岡干拓地のひまわり畑を偵察に行ってきました。(^_^;)
先週 8月8日は、こんな感じでまだ蕾ばかりでしたが・・・。
わずか1週間で一面、黄色いひまわりの絨毯になりました。(笑)
このところの晴天続きで一気に開花したようです。
今年は、例年通りの笠岡ふれあい空港横と、もう1ヶ所、空港北側約200mの場所に新たに同じくらいの面積のひまわり畑が出現しています。ぜひこちらにも行ってみてください!上の写真2枚はそちらの様子です。
どちらのひまわり畑も、まだまだ蕾がありましたが、週末にはほぼ満開になりそう。いちばんの見頃は「大空と大地のひまわりカーニバル」が開かれる8月19日前後くらいがベストかと思います。振り返れば、この時期に満開になるのは最初の年2002年以来です。
さて、今年の笠岡ひまわりの生育状況ですが、最悪だった去年よりは良好です。ただし、年々花の大きさが小さくなっているので、常連の方には少し見ごたえにかけるかもしれません。
もし今週末~来週始めにお時間が取れそうな方はぜひお出かけください。
初めて行かれる方のため、笠岡干拓地のひまわり畑の地図を載せておきます。
【笠岡干拓地 ひまわり畑の地図】→クリックすると拡大します。
写真は、明日以降もまたアップしたいと思います。(^_^;)
【参考:昨年までの笠岡ひまわりの写真】
・笠岡 ひまわり写真
・晩夏の向日葵(ひまわり)写真集(2002年)※BGMが流れます
※以下は2006年の開花情報です。(お間違えのないように・・・)
▼▼▼▼▼▼▼ 2006年 笠岡ひまわり開花状況 ▼▼▼▼▼▼▼
・笠岡干拓地のひまわり畑(2006.8.27撮影)
開花が大幅に遅れた2006年の笠岡のひまわり。
【2006.9.8】
衝撃の9/2から約1週間。
南側一帯がそこそこ見頃になったようです。(苦笑)
【2006.9.2】
笠岡市のHPや、一昨日から他の方のブログを拝見してビックリ!
ナント、ひまわりがすでにうつむき加減!?
今年はどういうわけか、もう見頃を過ぎた様子です。
例年なら1週間~10日は楽しめていたのに、雨が降ったこともあるけれど、明らかに今年は異常ですね・・・。(-_-;)菜の花との二毛作だけじゃなく、連作、土、肥料などいろんな影響が出始めてるのかも・・・。南側はまだ蕾もあるようですが、来年に期待した方がよさそうです。
でも、9/2の新聞にこんな記事が・・・
・「笠岡干拓地のひまわり やっと満開」(山陽新聞 9/2掲載)
うーん、見頃を過ぎてるというのに・・・。
【2006.8.29】
笠岡のひまわり、なんとか満開になりました。
【2006.8.27】
夕方、笠岡干拓地まで状況を確認に行ってきました。
夏休み最後の休日ということもあり、夕方にもかかわらず大勢の方が来られていました。
現在、よく言えば7部咲きといったところでしょうか・・・。
しかし、下の写真を見ていただくとお分かりのように畑の規模が昨年までと比べものになりません。(T^T)
本来ならこのエリア一面に広がっているはずが、現在なんとか咲いているのは笠岡ふれあい空港へと続く道側300m×50mで、南側はまだ生育不良のひまわりがまばらな状態・・・。
今まで行かれたことのある方にとっては、えっ、これだけ?という状況が広がっていて、とても100万本のひまわり畑とはいえません・・・。
例年と比べて気がついたことを少し書いてみます。
・なんとか生育して開花している面積は例年の5分の1以下。
・展望台が設置されていません。(必要なし!?)
・ひまわりの生育にバラつきが多いです。細いひまわり、花が小さいひまわりが目立ちます。(連作の影響か)
・畑の土がとても固く、かなりのひまわりが「葉焼け」を起こしています。(雨不足と肥料の影響だと思う)
・モンシロチョウが異常発生している(菜の花の収穫遅れの影響か・・・)
そういうわけで、せっかく広大な笠岡干拓地の「100万本のひまわり」を楽しみにされていた方には物足りないと思いますが、順調に生育している部分ではそれなりに楽しめると思います。
あと3、4日もすれば、満開になると思いますのでご覧になりたい方は、あまり大きな期待を持たずに(苦笑)お出かけ下さいね。(^_^;
・・・・・以上8/27の状況、写真追加しました。
☆8/27現在 6~7分咲き程度。
☆8/26現在 5分咲き程度です。
☆8/22現在 ようやくちらほら咲き始めたようです。
☆8/12の山陽新聞にはこんな記事も出ていました。
・夏の主役“不在” ヒマワリ遅れる 笠岡湾干拓地
以下、笠岡市産業振興課発表のひまわり生育状況です。
『農道空港隣の12haの広大な畑は、春には「菜の花畑」としてにぎわった所です。今年の菜の花は、作付け時(昨年10 月)に雨が降らず、加えて開花時期(3月)の寒気により開花が大幅に遅れました。笠岡市では、この菜の花から「なたね油」を採取するため、菜の花の刈り取り作業の遅れを余儀なくされました。(6月・7月の大雨も影響) その結果、ひまわりの種の植え付け時期に支障をきたし、播種が大幅に遅れました。
なんとか8月20日開催の「大空と大地のひまわりカーニバル」に間に合わせようと努力いたしましたが、自然の力には勝てず、残念ながらひまわりの満開時期が8月末頃から9月上旬になりそうです。
「夏休み」にひまわり見学を楽しみにされていた方々には本当にごめんなさい。』
重ねて僕からも、楽しみにしていた方ゴメンなさい。m(_ _)m
8/11現在、笠岡干拓地のひまわりは場所によって芽が出ていない場所やバラつきがあるものの、生えている場所では膝~胸の高さくらいには生育しているとのこと。順調に行けば、8/26以降~9/10前後までが見頃でしょうか・・・。
お詫びになるかどうかわかりませんが、2005年に撮影した笠岡干拓地のひまわりの写真(未掲載分)を何枚かアップしておきます。
・笠岡のひまわり畑(以下、2005年8月末撮影分)
2007年08月15日 | 固定リンク | コメント (47) | トラックバック (0)
きょうの瀬戸内は朝から爽やかな青空が広がって、予定通りの梅雨明け宣言。平年より3日遅い梅雨明けだそうですが、比較的カラッとしていたので最高気温33度(岡山市)とはいえ、それほど蒸し暑さは感じませんでした。
今週は気温も上がって真夏の暑さが続きそうですね。
いよいよ大人も夏休みが欲しくなります。(笑)
みなさま、どうぞご自愛ください・・・。
あ、そういえば、ちょうど1ヶ月前・・・。
この浜辺にはハマナデシコがひっそりと咲いていました。
児島の海岸でもごく限られた場所でしか見られない海浜植物ですが、ここでは毎年梅雨時期に花を咲かせてくれています。
▼ココログメンテナンスのお知らせ
7月24日(火)21時~翌25日(水)15時まで、記事、コメントの投稿ができなくなります。悪しからずご了承ください。m(__)m
2007年07月23日 | 固定リンク | コメント (17) | トラックバック (2)
他にもワラビやゼンマイ、アケビの花といった春を感じさせてくれる植物たちがあちらこちらに・・・。
さて、そんな中、こんなちょっと変わったものも・・・。
・美味しそうなリンゴの実!?
いえ、これはナラメリンゴフシ。
春の野山を歩くとよく見かける、ナラメリンゴタマバチというハチによってコナラの幼木にできた「虫こぶ」。
虫こぶとは、ハチやハエなどの昆虫が植物に産卵し、その刺激によって植物の組織が異常に変形、奇形化、あるいは肥大化したもの。
結果的に、昆虫がエサや住居として育つのですが、ナラメリンゴフシの場合、わざと美味しいリンゴに見えるように丸く赤く変色し、鳥や森の小動物に(虫こぶを)食べてもらおうという巧みな「仕返しの戦略」があるとも言われています。
おまけ、こんな風にダブルのナラメリンゴフシも・・・。
これだと串に刺した団子みたいですね。(笑)
そして、最後はビロウドツリアブ(ビロードツリアブ)。
わが家の近所でも、毎年この時期になると、ツツジの花などに吸蜜に訪れます。このビロウドツリアブ、なかなかすばしっこくて、今まで飛び姿をまともに撮ったことがなかったので低く飛んでいるところをマニュアルで撮ってみました。場所が花の近くじゃないので見栄えはしませんが、後ろ足を広げた飛び方はトラツリアブにそっくりです。
同じく毛がふわふわですが、正直、トラツリアブほどかわいくないと言ったら本人に叱られるかな?(笑)
このところ、週末の天気がイマイチですが、もうまもなくすればGW。
みなさんも穏やかな春の陽気に誘われて、ゆっくりと五感で感じる野山歩きと自然観察を楽しんでみられては・・・?きっといろんな発見が待っていますよ!(^^)
2007年04月22日 | 固定リンク | コメント (14) | トラックバック (0)
マツバウンラン(Linaria canadensis)は、北アメリカ原産、ゴマノハグサ科の帰化植物。
写真のマツバウンランは、先週、鷲羽山ビジターセンターの南側で撮影したもの。通常、桜の散る時期になると、地面から松の枝のような花茎を伸ばして、先端付近に薄紫色のちっちゃな花をつけますが、咲き初めが例年より少し早いです。(温暖な岡山県南では秋冬に咲いているのも見かけますが・・・。)
ちなみに下の2枚の写真は三百山で2005年5月15日に撮影したもの。
日当たりのよい場所を好み、ゴールデンウィーク頃になると花をたくさんつけるようになります。乾燥に強く、道端や空き地にも生えていますので、また撮られたらトラバしてやってください。(笑)
2007年04月13日 | 固定リンク | コメント (21) | トラックバック (5)
朝起きると、雨が降っていたので午前中はのんびり休養。午後から鷲羽山へウォーキングへ・・・。
散策路や海沿いのソメイヨシノやヤマザクラがようやく満開になって、県外からの観光客の方々もたくさんいらっしゃってました。
のんびり、あちこち歩きながら撮ったのですが、今回は、帰り際、鷲羽山第二展望台付近で撮った夕暮れの桜を・・・。
この後、鷲羽山から三百山へ向かう。途中、毎年撮っている下津井中学校付近のサクラを覗いてみると・・・
三百山に着くとちょうど夕日が雲に隠れるところでした。
きょうも、ようこさん、ハマちゃん、そして、四代目さん。(笑)
前回写真の淡いトーンとは対照的に、オレンジに染まって花もほぼ満開になっていました。まだ少し蕾があったので日曜日も大丈夫だと思います・・・。(^^)
(業務連絡)
最近、バタバタしていて更新がほとんどできず、みなさまの所へもお邪魔できずにいましたが、無理のない程度に少しずつ元に戻していこうと思います。m(_ _)m
2007年04月07日 | 固定リンク | コメント (16) | トラックバック (3)
この写真は昨年4月に撮影した三百山の国民年金保養センター「しもつい」前にある一本の桜の木。オオシマザクラ(ヤマザクラの一種)だと思いますが、満開の前に少し緑の葉が出てきます。
とても立派な木なので、海をバックに枝ぶりのスケールがわかるように撮っています。毎年、この時期の三百山は春霞でぼんやりしていて、さらに昨年は黄砂の影響で空も海も真っ白だったのですが、夕方、めげずに逆光で撮るとこのような面白い写真になりました。
この桜の木、今日午前中に覗いてきましたがまだ咲き初め。週末には見頃になると思います。木が大きいので少々撮りづらいのですが、今週末限定なので、もし来られる方がいらしたらぜひ撮ってみてください。
2007年04月01日 | 固定リンク | コメント (21) | トラックバック (1)
きょうは、楽しみにしていた瀬戸内海エコクルージングの予定でしたが、強風の予報で一週間延期に・・・。
代わりに午前中は、瀬戸内海国立公園・鷲羽山展望地リフレッシュ事業の下草刈りに参加してきました。(この話題はまたの機会に書きたいと思います。)
夕方になると、冬型の気圧配置のせいでにわかに風が強くなり、朝のうちは穏やかだった瀬戸内海も一変して波が高くなりました。幸い空は雲がほとんどない晴天だったので、散歩がてらに海岸を少し歩いて海浜植物の生育の様子を観察してみると・・・。先週はまだ蕾だったハマダイコンが数株、花を咲かせていました。この場所では昨年より1週間以上早いです。また近くにはハマエンドウも濃紫の花も咲いてました。
・瀬戸内の浜辺に春を告げるハマダイコンの花
・砂浜に打ち寄せる波もしぶきが立って・・・
・強風のため漁港の中も波立ってました
・夕日と島と船のシルエット
強風で空気も澄んでいるので、夕日がこんなに低くても眩しいです。
この後、三百山へと移動しました・・・。
きょうもたくさんの方々がカメラを構えられていましたがみなさん寒そうでした。(笑)
・海岸で見た停泊船を三百山から
・最後まで眩しい夕日が島々の向こうに沈んでく・・・
先週の暖かさが嘘の様に、ここ数日は瀬戸内も冬のような寒さが続いています。けれど、砂浜にはハマダイコンが咲き始め、季節は着実に春へと進んでますね。この寒さもあと少しの辛抱かな・・・。(^_^;)
2007年03月11日 | 固定リンク | コメント (22) | トラックバック (3)
三連休最終日の11月5日(日)朝。
湿った空気が流れ込んだ影響で、出発してから途中までずーっと霧の中。ようやく蒜山経由で鬼女台(きめんだい)に着く頃には、霞んではいましたが晴れて雲海が出ていました。
で、今年の大山ですが、やっぱり冷え込みが少なかった影響で例年に比べて紅葉に鮮やかさがなく、その割に車と人が多すぎてあまり写欲が湧かなかったです。ホント、スナップばかりでゴメンなさい。(汗)
日没の時間までぶらぶらしていたおかげで、帰りの高速は一部大渋滞。(T^T) さすがに三連休の最終日ですね。今までは11月の第1土日を避けて行っていたのでこんなこともなかったのですが・・・。そんな大山も、昨日、ようやく初冠雪の便りが届きました。雪と鮮やかな紅葉が撮りたかったなぁー。
2006年11月08日 | 固定リンク | コメント (24) | トラックバック (2)
毎年紹介している岡山県浅口市寄島のアッケシソウ。
今年も、現地在住のよしとうさんと・・・。実はこれが年に一度の楽しいオフ会だったりします。(笑)
また現地で監視とボランティア説明をされている「アッケシソウを守る会」の方々も、「また今年も来よったか・・・?」という感じでいつも笑顔で迎えてくれます。
アッケシソウの絨毯。ピークにはまだ少し早いですが・・・あと4、5日といったところでしょうか。
白い杭は2004年、赤い杭は2005年の生育エリア。
「アッケシソウを守る会」の方々の努力で生育範囲が年々拡大しています。
アッケシソウと葦。
手入れをしていても、ご覧のように葦が茂ってアッケシソウの生長を妨げてしまいます。
アッケシソウは、海水の出入りがあって生育には塩分を必要とする塩生植物。
コガタコガネグモがX字型の白い「隠れ帯」をきれいに張っていたので、アッケシソウをバックに撮ってみました。(笑)
さて、本州では唯一の自生地として天然記念物に指定された寄島のアッケシソウ。
北海道道東の能取湖やサロマ湖をはじめとする海岸湿地に自生するアッケシソウが、なぜ瀬戸内海沿岸にも自生するのか?
この答えとして、塩の交易で北海道から北前船に運ばれてやってきたのでは・・・というロマンあふれる仮説があったのだけれど、実は昨年、岡山理科大学の星野卓二先生が寄島のアッケシソウを調べたところ、北海道のものとは遺伝子レベルで違いがあるということが判明しました。
つまり、北前船によって運ばれたという説は否定され、瀬戸内海のアッケシソウは固有のものであることがわかったわけです。
2006年10月14日 | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック (2)
ヒガンバナの別名は、半端じゃないほど多い。
こちらのページには、全国のヒガンバナの別名が951も載っています(一説には1,000を超えるといわれています)。それだけよく目立ち、昔から人々との関わりあいが深かったためでしょう。
僕自身、ヒガンバナを撮るのは苦手なのだけれど、明日の天気は下り坂。そろそろ見納めなので、仕事が終わった夕方、自宅の近くでカメラを向けてみましたが・・・。
うーむ、ひねくれているせいか、やっぱりイマイチだな・・・。(苦笑)
2006年09月30日 | 固定リンク | コメント (27) | トラックバック (2)
吉貝島の透明なエメラルドグリーンの海。
砂浜には、南の島らしくグンバイヒルガオの花が・・・
さて今回、まずは吉貝島の見つけものから・・・(笑)
(左)砂浜のトイレの外壁に施された貝殻のデコレーション。
(右)吉貝沙尾の売店で見つけた「うみ-UMI-」なるスポーツドリンク。日本語で書かれた日本には売っていないドリンクか??
(左)吉貝島の全体地図 下の突き出た部分が吉貝沙尾
(右)またバイクに乗り、吉貝沙尾から西※山へ向かう。山というよりは小高い丘といった方がいいかも・・・。(※は「山」の下に「土」+「欠」)
灯台のある山へと向かう遊歩道には、グンバイヒルガオをはじめ、さまざまな種類の花々が咲き乱れていた。
グンバイヒルガオは、ヒルガオ科の海浜植物。
日本では南九州から沖縄、南西諸島の浜辺を中心に分布。以前は宮崎県がグンバイヒルガオの北限とされていたようですが、地球温暖化の影響か、海流に乗って運ばれた種が徳島県で開花・結実した記録もあるそうです。(興味のある方はこちら)
グンバイヒルガオの花と葉。相撲の行司が持つ「軍配」にその葉っぱが似ていることから名付けられた、というのは写真を見ればすぐにお分かりいただけると思います。
ハマゴウ、だと思いますが瀬戸内海のものとは、葉の付き方や花の感じが少し違うような気がしました。
花が咲いたあとは、こんなふうに結実します。これが茶色く枯れると中に種子ができます。
シロバナグンバイヒルガオ
見つけたのは数株だけ。グンバイヒルガオより葉っぱがかなり小さい・・・。
山頂(丘の上)には少し古ぼけた灯台が海を見守っていました。
このあたりで少しお天気も悪くなってきたので港へ戻ることに・・・。
吉貝島の海。
僕の印象は、ひと言で言えば「田舎の島の美しい海」。
もし天気が良く、風がなければ、もっと透明で碧い海を見ることができたと思いますが、今回はここに来れただけで満足。
思ったより若い人たちが多かったのですが、沖縄のようにリゾート化されているわけでもなく、そこには自然豊かで素朴な懐かしい海の風景がありました。
時間があれば、澎湖島の島巡りも楽しいだろうな・・・。(^^)
最後になりましたが・・・・今回、数少ない台湾の離島情報の中で参考にさせていただいたサイト
・澎湖国家風景区公式サイト
・台湾の南の島 澎湖島(ぼうことう)情報
2006年06月16日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (1)
昨日に引き続き、笠岡干拓地の菜の花。
ひまわり同様、夕暮れと菜の花も撮ってみたくなるわけで・・・。(笑)
2006年04月27日 | 固定リンク | コメント (19) | トラックバック (1)
春爛漫。
今、広大な笠岡干拓地に見渡す限り菜の花の黄色い絨毯が広がっています。笠岡市のHPによると、広さ14haに菜の花の数は、な、なんと約3,000万本!
笠岡干拓地といえば、何と言っても夏の終わりのひまわりが有名で僕もその撮影に毎年出かけていますが、晩夏のひまわりのなんとなくどこかもの寂しげなイメージと違って、春の菜の花はやっぱり明るく楽しそうなイメージ。
今回は仕事帰りで日没に近くあまり時間もなかったのですが、そんなシーン意識してレンズで追ってみました。
そうそう、今年は開花が遅れたので今週末頃までは十分楽しめると思います。GW、どこへ行こうかなと思ってらっしゃる方は4/29,30なら間に合いますよ!
笠岡の菜の花、明日も続くかも・・・?(笑)
【関連記事】
・笠岡 菜の花(2010.4.25)
直径約3cm、高さは地面から約20cmほどの小さな緑の風車。
上から見ると・・・・・
ほら、ホントにクルクル回りだしそうでしょ?(笑)
で、これって何なの~?
「シダの仲間?・・・・それとも新種の植物?」
「いえいえ、ご存知の方も多い植物です・・・。」
正解は・・・・・
セリバオウレン。
そう、緑の風車の正体はセリバオウレンの種だったというわけ。
ここは3月中旬、足の踏み場もないくらいのセリバオウレンが咲き乱れていた場所。そこには現在こうしてたくさんの種ができています。
セリバオウレンには雄花と両性花がある話はよく知られていますが、中心がやや紫がかった両性花が結実すると、約3週間後にこんな緑の種(サヤ)の風車ができるのです。
一風変わったユニークな姿でしょ?(^^)
2006年04月20日 | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック (0)
王子が岳桜園地の桜。
「瀬戸内海と桜」の爽やかな桜とは対照的に、園内の桜はすでに散り始めていて儚さを感じました。そんな散り行く桜の姿を、帰り道に少しスナップしてみました・・・。
2006年04月17日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (0)
先日、「二年越しの桜」でご紹介した瀬戸大橋を望む桜の木。
遅れていた桜もようやく満開になりました~!
その他、児島周辺の瀬戸内海沿いでは・・・
城山公園(下津井城址)や王子が岳桜園地もほぼ満開。
瀬戸内ではこの週末が今年の桜のラストチャンスとなりそうです。
しかーし、明日は天気予報に雨マークがずらり。
日曜日は晴れるといいね・・・。
2006年04月14日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (0)
コチャルメルソウ。
この時期、湿った沢沿いなどでよく見かけるコチャルメルソウ。
花が咲いても地味で、知っていないと見過ごしてしまう、そんな植物です。
今回は、このコチャルメルソウを逆光と順光で撮影してみました。
さて、ここで問題。
「コチャルメルソウの花弁はいったいどれ?」でしょうか。
一見、内側にある黄緑の丸い部分が花のように見えるのですが、これはガク。
驚かれるかもしれませんが、花弁はいちばん外側で茶色いクシのようになっている部分です。
コチャルメルソウの花弁はだいたい外に反り返っていて、通常5枚。また花弁がなんだかヒゲの集まりのように見えますね。僕が見る限りこのヒゲは7本または9本あります。また中央にめしべが1本、それを取り巻くようにおしべが5本あるのがおわかりになるでしょうか?
先日、写真を撮っていて、中心から、めしべ→おしべ→花弁と一直線上に並んで放射状に広がっていることに気づきました!(笑)
さらに逆光マクロ写真をよーく見てみると・・・
花弁を含めた全体が微細な毛で覆われてることもわかりました!
目立たない植物でも、写真を撮りながらよーく観察すると新しい発見がありますね。もし沢地を歩くことがあれば、岩場や苔の間の足元でひっそり生えているかもしれないので、靴で踏まないように気をつけてあげてくださいね。(^_-)-☆
2006年04月05日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (1)
海辺にハマダイコンの花が咲き始めています。
瀬戸内の浜辺では、これからハマヒルガオやハマエンドウといった海浜植物が次々と咲き始めますが、残念なことに、このハマダイコンにレンズを向けてる人をほとんど見たことがありません。
サクラはもちろん、ユキワリイチゲやカタクリなどの山野草は多くの人に注目されるのに、なんだかちょっと可愛そう・・・!?
でも、心配ご無用。
今年も僕がちゃんと撮ってあげるから・・・。(笑)
みなさんも浜辺でハマダイコン見かけたらぜひ近寄って海の風景とともに撮影してみてください。アップで見るとわかりますが、なかなか可憐な花を咲かせるんですよ~。(^^)
この日は風がとても強かったので、揺れるハマダイコンを撮るのも一苦労でしたが、こんなふうに色のバリエーションもあっておもしろいでしょう?
そうそう、ハマダイコンはダイコンが野生化したものと言われています。その証拠に・・・
一ヶ月ほど前はこんな感じでした。(笑)
2006年04月01日 | 固定リンク | コメント (12) | トラックバック (2)
「森の目玉おやじ」ことタマゴケ。
タマゴケは、森や渓流沿い、林縁部の半日陰になる湿った斜面などで見ることができます。今の時期、直径3ミリほどの玉を長さ約3~4センチの柄の先に付ける姿はまるで、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる目玉おやじみたいでしょ。(笑)
僕はタマゴケの生きるためのメカニズムがこの上に長く突き出た目玉に隠されているんじゃないかと思ってます。
目玉の先っちょをよく見ると少し尖ってるのがおわかりいただけますか?ここは、平らな三角形の「サク」と呼ばれる胞子の袋が付いていた跡です。
まず、このサクは風によって自ら生えている場所から少し離れたところに落ち、次に雨や水流によってより遠くへ運ばれるのではないかと考えてます。つまりタマゴケなどコケの仲間は自然の力を巧みに利用することによって、次の命を離れた場所に残していく術を身につけていると考えられます。
雑木林の中を歩いて、ユキワリイチゲやイチリンソウを見つけるのも楽しいですが、こんな小さな命の不思議を発見するとさらに自然への興味が湧いてきますね。(^^)
2006年03月26日 | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック (2)
昨日に引き続き、きょうも倉敷美観地区をご案内しましょう。
3月のある晴れた日、昼間の美観地区を歩いてみると・・・
瓦屋根の上から出てるのがわかりますか?
拡大してみると・・・
ツメレンゲ。ベンケイソウ科、多年草。
晩秋に瓦屋根の上で花を咲かせ、地上部はすでに枯れてしまっていますが、倉敷美観地区を見守るかのようにひっそりと生き続けています。水分や養分の乏しい瓦屋根の上で育つ姿は、まるで日本版サボテンといったところでしょうか。
探してみると古い町並みが残る美観地区周辺や児島下津井ではこのツメレンゲが今もなおあちこちで見つかります。
いかがでしたか?今回の倉敷美観地区・・・。
えっ、大原美術館もアイビースクエアもグルメないじゃないかって?
いや、ガイドブックに載っていないこんな楽しみ方も時には面白いのでは・・・。
倉敷の町並みの中には、こうして身近な自然がたくさんあります。ぼんやり見るだけでは気づかない自然も、注意してゆっくり観ることで目に留まるものです。みなさんも倉敷美観地区へ行かれたら風景やお店だけじゃなくいろいろ探してみてくださいね。きっとまた違った美観地区の魅力にお気づきになることでしょう・・・。
2006年03月18日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (0)
順調な春の訪れに待ったをかけるように、かなり冷え込んで、瀬戸内地方もここ2日雪が舞ってます。
そんな中、サクラが満開??
海を見下ろす民家前のサクラ?(サクランボ?)の木に、たくさんのミツバチたちが集まって一生懸命蜜を集めてました。
・一応、飛びモノも狙ってみましたが・・・
ちょっと花に近かったかな。
(追記)
記事を書いた後で気づいたんですが・・・
もしかしたら時期といい花のつき方といい、やっぱりサクランボの花かも?(汗) でも、毎年ここにサクランボが成ってたかなぁ・・・?
どなたか鑑定できる方がいたら教えてください。m(_ _)m
(さらに追記:5/27)
・5/21に同じ場所に確認に行ってきました。(笑)
ニャハハー、やっぱりサクランボの木でした・・・。(^^ゞ
ご迷惑をおかけしました・・・。m(_ _)m
2006年03月14日 | 固定リンク | コメント (20) | トラックバック (1)
「ユキワリイチゲはどんな様子かな?」
そう思って仕事の道すがら、県中北部美咲町を覗いてみました。
たぶん、まだ葉っぱだけだろうな・・・と思っていたのですが、いくつかの株にはもう蕾が付いていて、土の上では着々と春の準備が進んでるんだなーと実感。
このユキワリイチゲ(雪割一華)も、昨日紹介したセツブンソウと同じくキンポウゲ科で、春を告げて花を咲かせ、いつの間にか姿を消してしまう「スプリング・エフェメラル」の一種。花が咲いてすぐは、薄いブルーの花弁がとてもきれいなのです。岡山県内では県中北部の山野部に結構分布しています。
参考までに昨年のユキワリイチゲの様子はこちら↓。
「ユキワリイチゲの季節」
「ユキワリイチゲの季節2」
そういえば、近くでウグイスも軽やかに鳴いていました。あと少しすれば、清楚で上品なユキワリイチゲの花も春を告げてくれるでしょう。
2006年02月25日 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (1)
アップするのがかなり遅くなりましたが・・・。
1週間ほど前に撮った八重咲きのセツブンソウ(節分草)。
八重咲きといっても、セツブンソウの場合、白く花弁のように見えるのは「がく(片)」なんですが・・・。
セツブンソウ、今年は昨年に比べて咲き初めが遅かったのでもう少しの間楽しめるかもしれませんね・・・。
2006年02月24日 | 固定リンク | コメント (14) | トラックバック (3)
三百山の海を見下ろす斜面にホトケノザが咲き始めた。
ホトケノザは道端や空き地などどこにでもある花ですが、海をバックに撮るとまた違った趣があります。
毎年、同じ場所で同じ組合せの写真を撮ってますが、このカットを撮ると瀬戸内の春はもうすぐだな・・・と感じますね。(^^)
2006年02月16日 | 固定リンク | コメント (9) | トラックバック (0)
真庭市神代(旧勝山町)の「四季桜」。
昨日、仕事で美甘(みかも)へ向かう途中に四季桜が咲いてました。
平日で風が強く寒かったせいか、僕以外に人影もなし。(笑)
車にコンデジしか積んでなくて、時間もなかったのでゆっくりできませんでしたが、お知らせ用に撮ってきました。
この四季桜は、ヒガンザクラの一種で、その名の通り年に4回花をつけます。後醍醐天皇が隠岐に流される途中、この地で、
『春も咲け 夏秋も咲け 冬も咲け 四季の桜と 名を授けおく...』
と詠んだそうです。
今の時期は紅葉との組合せがきれいで、同じく真庭市の「普門寺の四季桜」と並んで真庭市の名所のひとつになってます。
昨日の様子では、まだもう少しの間楽しめそうな感じ。
また、近くの「鬼の穴」付近や美甘渓谷も紅葉がピークのようでした。今回は、写真撮れなくて残念ですが・・・。(>_<)
参考までに四季桜の地図はこちら。中鉄バス「四季桜」バス停すぐ。
国道181号沿いにピンク色の看板が出ているのですぐわかると思います。
2005年11月19日 | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック (1)
寄島町のアッケシソウが気になっていたので、再度、先週半ばに仕事の合い間を縫って行ってきました。いずれ整理してアップしたいと考えてますが、今回はとりあえず2枚。m(_ _)m
秋晴れの中、ピークを迎えていたアッケシソウ。
今回は記録の目的もあるので珍しく順光に近い写真です。<(^-^;
どうでしょ?北海道の湿原みたいに見えるかなー?
上の写真で、左の木の下あたりにあるいちばん鮮やかな赤の部分は今年新たに生育したエリア。前回お伝えしたとおり、アッケシソウを守る会の方の努力と昨年の台風で広がった部分です。
この写真は少し離れたところにある今年新たにヨシを刈った場所。
実をいうと今まではあまりオープンにされていませんでしたが、寄島干拓地のアッケシソウの群落は4ヶ所あり、そのうちの最奥部になります。
ちなみに今回の2枚は、晴天下で青空とアッケシソウの赤をきれいに出すために、Kenkoのフィルター C-PL(W) Vernier
を使っています。風景写真を撮られている方ならお持ちの方も多いと思います。この C-PL(W) Vernierは普通のPLフィルターに比べると少しだけ高いですが外側の回転リングに目盛りが付いているのが特長。また薄型なので広角ズーム(20D+EF-S17-85mm)のワイド端でもケラレがないです。これからの紅葉撮影にも持っていて損のないフィルターだと思います。ご参考まで・・・。
2005年10月23日 | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック (0)
今年も心待ちにしていた寄島のアッケシソウ(サンゴソウ)。
瀬戸内に真っ赤な絨毯が広がる季節がやってきた。
【アッケシソウについて-過去の記事より】
・アッケシソウの謎
・寄島町のアッケシソウ
アッケシソウは、海水の出入りする湿地に生育するアカザ科の一年草。環境省から「絶滅危惧種ⅠB類」に指定されレッドリストにも名前があがっている。さらに2004年2月には寄島町の天然記念物にも指定されている。
一見、枝状に分かれた肉質の葉に見える部分は茎と枝。秋になるとそれが緑から真っ赤に色づくことから別名サンゴソウとも呼ばれている。
アッケシソウは、北海道の能取湖やサロマ湖に大群落アッケシソウがあるけれど、本州で自生しているのはここ寄島町だけ。(後に北海道と瀬戸内海のものでは遺伝子が違うものと判明)
2003年にその存在が明らかになって以来、気にかけてきただけに今年も夏頃からずっと気になってました。(笑)
↓今年8月のアッケシソウ
10月10日(祝)、今年もYさんと見学に行った。(笑)
自生地に着いて、まず気づいたのは昨年より群落が広がっていること。見るからに生育範囲を拡大している。顔見知りの監視員の方に聞くと、昨年の台風で塩水に浸かったのが結果的に幸いしてか種が広がったらしい。その周囲の新しく生えた場所はまだ緑色。ピークには少し早い感じだったけれど赤と緑のコントラストもいいもの。
ただ、今年は天然記念物に指定されたこともあり、保護柵が設けられたので群落の中は立入禁止。アッケシソウは一度踏まれるとしばらく同じ場所に生えないというから、これも仕方ないだろう。
2005年10月13日 | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック (1)
三連休は少しブログを休ませていただいてのんびり過ごしました。
まず、初日はお疲れモードの為ほとんど完全休養。
2日目はお仕事。(T-T)
とはいえ帰りに、夕日は撮りました。(^^ゞ
最終日は、早朝から運動不足を兼ねて鷲羽山へ。
朝日を撮った後、歩いて写真を少々。
帰ってから、畑仕事をして昼寝。(_ _).。o○
また起きて夕日の撮影、とこんな感じでした。(笑)
さて、ブログの方ですが、このところ海の写真が少なかったので今週は「海の風景」をお届けしたいと思ってますがどんなもんでしょ?
きょうの写真は地元で撮った「コスモスと海」。
上は、山道からのお手軽スナップ。(笑)
下は、曇りでちょっとアンダーになってしまいましたが、これはこれで秋の落ち着いた感じが出ていいのかな・・・とそのままアップしてみます。
2005年09月26日 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)
葉はまだ緑なのに、銀杏の実が色づくと秋が着々と深まりつつあるのを感じますね~。
銀杏(ギンナン)はいわずと知れたイチョウの実ですが、イチョウにもオスとメスの木があって、銀杏がなるのはメスの木。
見分け方は葉っぱに深く切れ込みがあるのがオスで、浅いのがメスです。またメスの木は横に広がりやすいとも言われています。
都会では街路樹として植えられているのをよく見かけますが、実が落ちた後の掃除とその匂いが嫌われてか、こちらはオスが好まれるようです。ただし、実際は幼木の時にプロも完全には見分けがつかないためメスの木も混じってしまうとか・・・。
さて、これからの季節、茶碗蒸しをはじめ秋の料理に欠かせない銀杏。
昔は乾燥したものをフライパンで炒って皮を剥いたものですが、このところテレビで封筒に入れて電子レンジでチン、の方法が紹介されたりしてますね。(笑)
そんな身近な銀杏ですが、食べ過ぎないように・・・ということもよく言われます。メチルピリドキシンという中毒物質がビタミンB6の作用を妨げるとかで、特に子供にはたくさん食べさせないように気をつけた方がいいようです。
そうそう、先日裏山の栗のことを書いたのですが、お約束どおり焼き栗にしてみましたよ。(^_-)-☆
栗を洗って、底の鬼皮と渋皮ギリギリに包丁で切り込みを入れ、そのまま250度のオーブンで30分ほど焼いただけですが、その間、なんとも香ばしい焼き栗の香りが・・・。
せっかくなので、いつもお世話になっているみなさんに写真で(笑)おすそ分け・・・。(^m^
2005年09月22日 | 固定リンク | コメント (11) | トラックバック (0)
昨日、倉敷川のミズアオイを見てきました。
ミズアオイは、その名の通り、水辺で夏から秋にかけて青紫色の花をつけるミズアオイ科の一年草で茎の長さは約50cmほど。かつては湿地や田んぼなど、どこにでも見られる植物で雑草扱いされたこともあったようです。
しかし現在は農薬や水質環境の悪化により全国的にも減少の一途をたどっています。環境省のRDB(レッドデータブック)で絶滅危惧種Ⅱ類、岡山県でも絶滅危惧種になっているほか、条例で希少野生動植物に指定され保護対象になっています。
ここ倉敷川は岡山県内唯一のミズアオイの自生地で、先週の金曜日にボランティア有志の方々が汗を流して草刈りをしていただいたおかげで、間近にその生育状況を確認することができました。
ミズアオイは草に負けやすいため周囲の草刈りをしないといけないそうです。またバッタやヌートリアの食害を受けることも多いようですが、今年は、ヌートリアに関しては被害がほとんどなかったとのこと。
実はこの群落、元々約50mほど上流にあった自生地を1999年橋脚の建設のため、この場所に移動させたあと、花を咲かせるまでに3年かかったそうです。
昨日も、写真のようにオンブバッタがたくさんミズアオイの葉っぱにいて、少し食害が進んでいるように見えました。今年は全体的に花が小ぶりだそうですが、まだもう少しは、川原に秋の訪れを告げる青紫色の絨毯が楽しめそうですよ。
2005年09月20日 | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (2)
「昨日はヒガンバナかと思えば、きょうはもう紅葉かい?おいおい、ちょっと気が早いんじゃないの~?」
そういう声がどこからともなく聞こえてきそうですが・・・。(苦笑)
実はこれ、桜の葉の紅葉なんです。
桜は、春早くから一斉に葉をつける分、落葉も早いというわけ。だいたい9月の初めには赤く色づいてモミジが赤くなり始める頃には、桜はもうほとんど葉っぱが落ちています。ちょっとした盲点なのかもしれませんが・・・。
上の写真は9月3日にうちの近くの桜の名所で撮影したもの。桜の時期には大勢の人で賑わうこの場所も僕以外、誰もいませんでした。(^^ゞ
ひと足早く、赤や黄色に色づく葉っぱを撮影したい方がいらっしゃいましたら、お近くの、春に花見をした桜の木を思い出して足を運んでみるのもいいかもしれませんね。(^_-)-☆
2005年09月13日 | 固定リンク | コメント (10) | トラックバック (0)
さて、気になる笠岡干拓地のひまわり。
今年は雨不足で開花が遅れたけどきょう現在はほぼ満開に・・・。
先日、少し様子を覗いてきましたので、本日からひまわりの写真をアップします。
思えば、あれから3年・・・。
最初の年に見た夕暮れの向日葵はあまりにも印象的でした。
行く夏を惜しむように咲きほこる晩夏の向日葵・・・。毎年ここのひまわりたちを見ると夏の終わりを感じます。
広大な100万本のひまわり畑は今週末が見頃。
お近くの方はぜひ行ってみて下さい。
『晩夏の向日葵(ひまわり)2005 in笠岡干拓地』
-A million sunflowers in late summer- Photo by yama
「今年も君たちに逢いに来たよ・・・。」
今週は、僕がずっと撮り続けている夕暮れのひまわりの魅力をみなさんにもお伝えしたいので、ロマンチックな「笠岡干拓地のひまわり」特集2005いきますよ~!
ぜひ、続きの写真もご覧下さいね・・・。(^^ゞ
2005年08月24日 | 固定リンク | コメント (10) | トラックバック (2)
昨日は、仕事で「コスモスとホタルの町」北房へ。
まだまだ8月というのに、道路沿いのあちこちでオレンジや黄色の早咲きコスモスが結構咲いておりました。
さらに、こんなのものまで・・・。
そう、コスモスの種。←はやっ
「もう、秋ですね~~~。」
でもでも・・・。
今の時期って、秋が待ち遠しい気持ちと夏が名残惜しい気持ちが同居していてなんともビミョー。(-_-)
みなさんはそんなことありませんか?
2005年08月19日 | 固定リンク | コメント (9) | トラックバック (0)
たぶん日本の植物の中でこれほど汚い名前の植物はないだろう。(笑)
「ヘクソカズラ」。
漢字で書くと「屁糞葛」。
思わず、鼻をつまんでしまいたくなるような・・・。(>_<)
ずいぶん前になるが、この花を初めて知った時、
「ちっちゃくて一見清楚に見える花なのに、誰がこんな可哀想な名前をつけたんだろう!」
そう思った。
この花、名前の通り外敵から組織を傷つけられると悪臭を放つ。つまり昆虫による食害から身を守っているというわけ。それがゆえにこんな名前がついてしまったのだけれど、ヘクソカズラの生きるための戦略はこれだけじゃない・・・。
もっとお知りになりたい方は、きれいな写真と丁寧な解説が載っているこちらのサイトを・・・。
「Holiday Naturalist ヘクソカズラの誘惑」
2005年08月05日 | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (2)
夏の角島特集3回目は、角島で見たかったもののひとつ、ハマユウ(浜木綿)。
ハマオモト(浜万年青)の別名ですが、どちらかというと僕はハマユウという響きの方が好きかな・・・。(^^ゞ
この日、折りしも山口県は梅雨明け。
夏のエメラルドグリーンの海をバックに白いハマユウの花が、ちょうど見頃を迎えていました。
場所は角島の北西部、角島灯台のある夢崎の海辺に群落があり保護されていますが、近くの海岸を歩くとところどころに小さな自然群落も見つかりました。
【角島 夢崎の地図】
近寄ってみると、なるほど白い巨大なヒガンバナ!清楚というよりむしろ逞しい花といった方がいいかも・・・。(笑)
『ヒガンバナ科。暖地の海岸砂丘にまれに群生する多年草。ハマユウ(浜木綿)ともいう。葉は広線形で、厚く光沢があり、長さ30~70cm、幅7~8cm、花は白色、細長い円筒があり、6個の花被列片をなす。果実は球形、中には灰白色の丸い種子が多数入っている。関東南部以南、九州、四国の海岸に生え、8~9月に咲くとされているが、山口県西部海岸にも自生し北限となっている。角島の夢崎群落も貴重な自然群落のひとつである。
(豊北町指定天然記念物 角島夢崎のハマオモトより)』
さて、角島は地図で見ると牛の角の形をした島。
左の角、夢崎と対する右の角、牧崎も歩いてみました。
ここは、広々とした草原が半島の先まで続いていて牧歌的な風景。残念ながら角島牛は放牧されてなかったけど、コオニユリやカワラナデシコが咲いてました。
汗びっしょりになって、この草原を歩いているとちょっと珍しいトノサマバッタを発見!
ピンク、いや赤紫色のトノサマバッタ。
こちらも、なかなかきれいですね・・・。(^▽^;)
あまり時間がなかったけれど角島の自然に少しだけ触れることができました。
さて、次回は角島の海&ビーチの予定・・・。
どれくらいキレイか写真でお伝えできればいいな・・・。(^^)
2005年07月22日 | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック (0)
あたり一面の黄色い花・・・。
上の写真は、5月24日、旭川の川原で撮影したオオキンケイギク(大金鶏菊)。南米原産の帰化植物で、毎年ゴールデンウィークが終わったころから、道端や野原、空き地など至るところにオレンジの花が咲いてよく目立ちます。これ以外にも、今の時期、よくご存知のニワゼキショウやマンテマ、マツバウンランなど実にたくさんの帰化植物が見られます。
ってことで、きょうは帰化植物について少々・・・。
まず、帰化植物とは外国からさまざまな経緯で日本へやってきて繁殖、定着した植物のこと。
実は、帰化植物にも2つのパターンがあり、『緑の侵入者たち』の著者で帰化植物の研究家として有名な浅井康宏先生によると、船舶や飛行機の積荷などに紛れて種子が持ち込まれ、気付かないうちに帰化してしまう「自然帰化植物」と、観賞用や食用などの目的で輸入されたものが、いつのまにか逃げ出して野生化してしまう「逸出帰化植物」に分かれるそうです。
ここでひとつ気になるのが、歴史的に見ていつごろ日本へ帰化したかという時期の問題。
たとえば、古代に日本に入ってきたもの(ヒガンバナなど・・・)も帰化植物なのか?というと、これは「史前帰化植物」という扱い。一般的には文献に確かな記録が残っている江戸時代後期以降に入ってきたものを「帰化植物」、最近では「外来植物」と呼びます。実際、その数は年々増えていて今では千数百種類にも及ぶというから驚きですね。
中でもセイタカアワダチソウやブタクサなど、増えすぎて生態系を変えてしまったり、花粉症の原因になったりと問題になっている種も多いけど、これだけ海外との行き来やモノのやり取りが盛んになってしまった現在では、帰化植物の侵入を防ぐことは並大抵ではないですね。
また帰化植物というと海外から日本へ入ってくるものだけを連想しがちですが、クズやスイカズラのように日本から海外へ帰化するものもいて、お互い様の関係になっていることも知っておいた方がいいかもしれませんね。
2005年06月02日 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
岡山県立森林公園(鏡野町)のイワカガミ。
どうしてもイワカガミに逢いたくて、仕事の昼休みを少しずらして駆け足で行ってきました。(^^;
うっすらと霧がかかる中、新緑のきれいなカエデの林を抜け小高い丘へ・・・。
そこには、3ヶ所ほど分かれて群落があって、うち2ヶ所で斜面に張り付くように可憐なピンクの花を咲かせてました。
イワカガミはイワウメ科なのでイワウチワと葉っぱがよく似てるでしょ?その名の通り、まるで手鏡のような丸い光沢のある葉。花の方はフリフリがなんとも可愛いですね。(^^)
それにしてもきょうは寒かったですー。
車にジャンバー積んだままで正解でした。(笑)
管理センター内は5月下旬だというのにまだストーブ焚いてるしー。
で、帰りに駐車場で気温計ったらナント9℃でした。((+_+))
2005年05月24日 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)
突然ですが、もうひとつブログを公開します。<(^-^;
『デジタルカメラで撮る!野の花写真図鑑』(笑)
図鑑とは言うものの、試行錯誤の上、少し前から作り始めてまだ製作途中です。(汗)
始めるにあたり、どこのブログが適しているのか悩みましたが、FC2の無料ブログを使っています。
このブログのいいところは、テンプレートが豊富で管理画面がとても使いやすいこと。また的確なキーワード検索ができること、カスタマイズが自由なこと・・・。さらに容量も1GBと写真ブログでも十分なことです。
今まで数々のいろんなブログをテストしてみましたが、使いやすさ、自由度、表示スピード、どれをとっても今のところいちばんお気に入りです。なんて、ここに書いたらniftyから怒られるかな?(笑)
↓FC2ブログ
さて、肝心の図鑑ですが、花は季節ごと、花の色別に分類しています。
また記事の掲載時はできるだけ花期と一致するように、バックナンバーの月を探すと、その時点で見られる花が出てくるようにしています。もし名前がわかる場合は花の名前、科名をキーワードで検索してみてください。
自分自身の経験から、野の花の名前がわからない時に少しでもお役に立てれば・・・と思ってます。トラックバックも大歓迎です。(笑)
とはいえ、僕も野の花や山野草に関しては、諸先輩方にいつも教えてもらっている身なので間違い等あればどんどんご指導いただきたいと思います。
また名称不明の花も多々ありますのでご存知の方がいれば教えてくださいませ。
さらにこれからも引き続き画像をアップする予定ですが、今のところ、図鑑には向いていない写真(花だけ・・・とか)もありますが、順次差し替え予定ですのでご容赦ください。m(_ _)m
以上、業務連絡でした。(笑)
2005年05月08日 | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (1)
岡山県立森林公園へは、何度も足を運んでいるけど、なかなか探せなかった花、それが、ゼニバサイシン(ウマノスズクサ科)。
サイシンというのはカンアオイのこと。
そう、ギフチョウの幼虫の食草となるヒメカンアオイもこの仲間です。
今回ようやく、林の中で丸い葉っぱの傍らにひっそりと咲くゼニバサイシンの花を見つけることができました。
ひとつ見つけると、その周りの杉葉をよければたくさん咲いてました。
赤茶色した花の中の白い網目模様、ちょっと変わった花です。
えっ、これが花?柿のヘタみたい・・・なんて言わないでくださいね。(笑)
2005年04月29日 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
岡山県立森林公園。
山と森と清流に囲まれた自然の中の癒し空間・・・そんな言葉がピッタリの場所。
ザゼンソウやミズバショウはもちろん、山野草の花々、そして鳥たちもいっぱい。僕も毎年何度も足を運んでいますが、やはりこの時期はいいですね。
いよいよ明日からゴールデンウィーク。
森林公園に行かれる方も多いと思うので、昨日(4/27)、県北仕事帰りに現在咲いている花々をチェックしてきました。
今年は3月の寒さの影響で、山野草の開花も遅れ気味。まだまだこれからといった感じでした。例年ならこの時期解けているはずの雪も一部残ってました。残雪を見たいならGW前半。花々のピークならGW後半がオススメです。
今回は到着したのが夕方で登山道までは行けませんでしたが、これから森林公園に行こうと計画されている方の参考になれば幸いです。
(※岡山県立森林公園は平成17年3月1日の町村合併で旧上齋原村、旧奥津町から「鏡野町」になりました。)
・キクザキイチゲ(左・そろそろ見頃)
・コチャルメルソウ(右・しばらく楽しめそう)
現在の主な花の状況はこんなところです。
明日は、今回の僕の目的だったちょっと珍しい花?を紹介しますね。(^_-)-☆
2005年04月28日 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
しばらく、花と昆虫の写真が続いたので、本日は海の話題を・・・。(笑)
夕方、夕日を見ようと思って海へ。
ところが、あいにく薄曇りの空に太陽が隠れてしまったので、散歩がてらに浜辺をロケハンしてみました。こんな時は次に備えて下見をしておくとあとどれくらいで花が咲くな・・・とか、後々役に立ちます。
さて、今の時期、どうしても山野草に目が行きがちですが、瀬戸内の海辺も植物が元気いっぱい。砂浜を歩いていちばん目に付くのがハマダイコン。薄紫や白の花は今が満開。大きな群落があちこちにあります。
それから、ハマエンドウ。濃紫の花が鮮やかに海辺の春を彩っています。
さらに注意して足元に目を配りながら歩くと、まだ花は咲いてないけどさまざまな浜辺の植物の姿が見られます。僕の大好きなハマヒルガオ、初夏の花、ハマゴウ、食用のツルナなど。こうして見ると砂浜という環境の中でも生命の営みが毎年着実に繰り返されてることに気づきます。
また今年もこういった浜辺の植物の様子を時々レポートしていきますのでよろしくです。
2005年04月24日 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (1)
真庭市(旧落合町)の醍醐桜を初めて見てきました。
おそらく岡山の桜の中では最も有名なのがこの醍醐桜のはず。
でも、今までそれほど興味がなかったのと、満開の時期には途中の細い道が大渋滞というウワサを耳にしていたのでなかなか行く気になれませんでした。
ところが、4月14日の夕方、仕事がたまたま落合で終わって、そのまま帰りかけた時、ふと目に留まった醍醐桜の案内看板。(笑)
そういえば、今朝のニュースで今が見頃でライトアップもあると言ってたよなー。今からだと平日だし人もそう多くはないかな?なかなかこんなチャンスもないし・・・と思ったら、「えーい、行っちゃえ~!」って感じでもう看板の標識に従ってウィンカーを出してました。(笑)
参考までに、真庭市落合支局のHPには・・・
『醍醐桜は、県下一の巨木といわれ、新日本名木百選にも選ばれた見事な桜で、目通り7.1m、根元周囲9.2m、樹高18m、枝張りは、東西南北に20m、推定樹齢1000年以上といわれています。(昭和47年12月 岡山県の天然記念物に指定)
桜の種類は、ヒガンザクラの一種、アズマヒガンで、かわいらしい微紅色の花を毎年4月10日前後に、木いっぱいに咲かせます。
醍醐桜には、いわれがあり、後醍醐天皇がこの地に立ち寄られた際、「見事な桜じゃ」と賞賛した・・・』と書かれてます。
さて、細い山道をくねくねと登って現地に着いたのがちょうど5時半。駐車場には駐車料金500円の看板が・・・。( ̄ロ ̄;
えーっ、駐車料取るの?と思ってたら、誘導係のお姉さん(?)が、たった今から無料です、と。
ラッキー!(^○^)
車を置いて、まずは醍醐桜の周囲をぐるり回って夕暮れの空と桜をスナップ。
その後、ライトアップが7時からと聞いて、まだ時間がずいぶんありどうしようかと迷ったけど、せっかくここまで来たんだし待ってみることに・・・。(^^ゞ
水銀灯によるライトアップは、見た目に近い色を出すのが難しかったけど、ライトアップの醍醐桜、なかなか幻想的でした。(^^)
2005年04月14日 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (1)
今年の桜・・・。
ようやく咲き始めたと思ったら、まるで遅れを取り戻すかのように一気に満開。おいおい、そんなに慌てなくても・・・って感じもしますが。
さて、きょうは夕方、仕事帰りに下津井へ。
なんで下津井かといえば、「瀬戸大橋ライトアップ&夜桜」を撮るため。日が長くなったおかげで、少し時間があったので、まずは三百山から桜の咲き具合をチェック。
その後、お目当ての瀬戸大橋架橋記念公園(下津井城址)の「城山さくらまつり」へ。
まつりと言っても、地元の方々が、名物のたこ飯や飲み物を売ったりするだけの田舎のちっちゃなお祭り。
ただ僕が言うのもなんですが、ここの夜桜ロケーション最高ですよ♪
なんてったって瀬戸大橋のライトアップに、船の灯火に、満開の桜でしょ。しかも今宵は夜空に星がいっぱい・・・。o(^-^ )
ま、ちょっと残念なのは、橋のライトアップと夜桜の組み合わせは一日だけしかないことかなぁ・・・。
よーし、また来年も来よう!
今度はのんびり楽しみたいな・・・。<(^-^;
2005年04月09日 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (1)
梅の花がそろそろ終わって、桜の開花まであと少し。
花が撮りたいって方にはちょうど端境期ですが、瀬戸内の浜辺ではあちこちでハマダイコンの花が咲いてます。
全体には白く、しわがあるのでひ弱な感じがしますが、花弁の縁がほんのり紫色できれいでしょう?(笑)
それと、蕾や茎にトゲがあるのがわかるでしょうか・・・。
そういえば、このハマダイコン、今までこのブログで何度か紹介してますが、今の時期は、葉っぱが柔らかくて大根同様、食べられるようです。ぜひ、どなたかチャレンジしてみませんか?<(^▽^;)アハハ
2005年03月26日 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (1)
児島・下津井の名所のひとつ祇園神社。
瀬戸内海を見下ろす高台にあるので、瀬戸大橋や島々の眺めは抜群。そして、この時期は知る人ぞ知る梅のスポット。
しだれ梅を含めて、たったの数本ですが淡いピンクの梅と海の対比がなんとも・・・。(^^)
日曜日(3/13)はまさに満開で、縁台に座ってしばし梅見。(笑)
のどかな風景に見とれて写真はスナップばかり・・・。m(_ _)m
↓※3/14の状況は毎度おなじみのこちらへ(笑)
「梅。」(ちょこちょこ by kezoさん)
2005年03月15日 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
・EF100mm F2.8 Macro USM ISO100 1/400sec F2.8 EV-0.7
春の到来を感じさせる花、オオイヌノフグリ。
この時期、道端や土手、至るところに、コバルトブルーのちっちゃな花を咲かせ群生している姿はまるで青い星を散りばめたよう・・・。
しかし、この花の名前、少々漢字で書きづらいのが難点。
でも、思い切って書こう!(笑)
「大犬の陰嚢」。
やっぱり、カタカナのままが良かったかな?(^^ゞ
元々、在来種のイヌノフグリ(絶滅危惧II類)が結実してできた実が犬のフグリにそっくり(ハート型が2つ並んでいて産毛が生えている)なことから、日本で名付けられた。
一方、オオイヌノフグリの方は今から100年以上前にヨーロッパから日本にやってきた帰化植物。こちらの実は在来種ほどは似ていないらしい。
通常、この花の花弁は4枚。ところがよく見ると、うち1枚が小さい。
さらに、この小さな1枚が変異して、花弁の枚数が5枚、6枚というのも存在するという。
この話の詳細をお知りになりたい方、オオイヌノフグリに興味を持ってしまった方は、ぜひこちらへ・・・↓
「小橋家の自然観察的道楽生活」 オオイヌノフグリを巡るお話
2005年02月08日 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
来週から、この冬一番の寒波襲来の予報。{(+_+)}
でも、そろそろ、セツブンソウ(節分草)が気になる季節。(笑)
きょうは日中ポカポカと暖かだったので、
仕事先からの帰り道に自生地を覗いてみました。
時期的にはまだ早いのか、誰もいなくてセツブンソウ自生地へ渡る橋の手前に立入禁止のロープが貼られた状態。
「う~ん、ちょっと早かったか。。。」
と帰りかけたところへ、運良く顔見知りの管理人さんがやってきて、
「まだ蕾じゃけど見てみる・・・?」
ってことで、お言葉に甘えて案内してもらいました。(^^ゞ
中に入って見てみると、数ヶ所でつぼみが膨らんでいて、そのうち2ヶ所はようやく花が開き始めた状態。
林の中で木漏れ日を浴びて、ひっそりと咲く淡紫色の姿に早春の訪れを感じますね。
セツブンソウは、キンポウゲ科の多年草で、花が終わると枯れて塊茎の状態で翌春まで休眠する。いわゆるスプリング・エフェメラルの一番手。環境省のRDB(レッドデータブック)では絶滅危惧Ⅱ類に指定されていて、自生が確認されているのは全国でも10県しかなく中国地方以西では岡山県と広島県のみ。
なので、ここの自生地でも保護されているというわけです。
マクロで撮影したセツブンソウ。
花の直径は約2cm。写真で花弁に見える周囲の白いものは、がく片。周囲のだいだい色で2又に分岐したものが、花弁が退化してできた蜜線だと言われています。さらにその内側には数多くの雄しべと2(~5)本の雌しべが集まっていますね。
管理人さんの話によると、見ごろはほぼ例年通り、2月15日前後とのこと。その頃になれば、少しくらい春の気配が感じられる季節になっているかな?(笑)
最後に、早いものでこのブログを開設してから、今日で1周年。
当初は、「ブログって何~?」「ト、トラックバック~???」って感じだったのが、この1年でかなりブレイクして、ブログ自体がポピュラーな存在になりましたね。
相変わらずうちはのんびり更新ですが、これからもどーぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
2005年01月28日 | 固定リンク | コメント (14) | トラックバック (1)
『小春日和・・・勘違い? 児島 ツクシが顔出す』
今朝は山陽新聞に先日の季節外れの土筆の写真が掲載されたので、朝早くからたくさんの方にメールやら掲示板の書き込み、その他仕事関係でもお声をかけていただきありがとうございました。<(_ _)>
ただ、新聞ってどうして必ず年齢が出ちゃうの~?って思いましたが。(滝汗)
そうそう、新聞記事の中の・・・
「ツクシも春が来たと勘違いしたのでは。それにしてもあまり聞いたことがない」
という半田山植物園のコメントにもお礼を言わなくちゃいけません。
それから、タイミングよく昨日の小春日和のあとということで、やっぱお天道様にも感謝しなくてはいけませんね。(笑)
中には、児島ではもうすでに(どこでも)つくしが顔を出していると、それこそ勘違いされた方もいらっしゃいましたが・・・。(苦笑) 情報って、正確に伝えたつもりでも、思い込みやどこかでおかしくなることが時々ありますね。気をつけないといけません・・・。
さて、このツクシ、今はどーなっているかな?
明日の朝、また覗いてみますね・・・。(^^)
『11/24山陽新聞に掲載の写真』
・EOS 20D+EF100 F2.8 Macro USM 1/400sec F5.6 EV-0.3
2004年11月24日 | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
小春日和とは、「暦の上で立冬を過ぎ、晩秋から初冬にかけて(小春=旧暦10月)のポカポカと暖かな晴天」のこと。
以前、2月のポカポカ陽気の日に、あるラジオ番組で、新人アナウンサーが「きょうは小春日和の晴天で・・・」と生放送中に言ってしまい、先輩のパーソナリティに大目玉をくらったエピソードを日記に書いたので、それを覚えていただいてる方もいるだろう・・・。
さて、きょうの日中は、まさにそんな「小春日和」。
朝10時半ごろ、陽気に誘われて自宅前の田んぼのあぜ道を散歩していると、もうすでにホトケノザ、サギゴケ、イワニガナといった花があちこちで咲いている。
また、足元には枯れ草色に変身したバッタが跳ねたり、産卵を間近にしたカマキリがのそのそと歩いていたり・・・。
3週間ほど前、EOS 20D用にEF100mm F2.8マクロUSMを購入したはいいけど使う機会がなかったので少し試し撮り・・・。<(^-^;
うん、さすがに評判のレンズ。
腕が悪くても、ピントはシャープでボケもなかなかきれいだ。(笑)
写真を撮っているうちに、この時期に珍しいものを見つけた。
なんと「土筆(ツクシ)」だ!
ん?まだ11月だよね???
10月に、季節外れの桜が咲くのはこのところよく見かけるけど、この時期に土筆まで出るとは・・・。
小春日和の陽気に、土筆も春を感じたのかな。。。
・EOS 20D+EF100 F2.8 Macro USM 1/400sec F4.5
2004年11月20日 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)
おとといのこと。
この秋初めて、開花したホトケノザを見つけた。
場所は、写真でお分かりのとおり、備中国分寺。
この日は天気が良かったせいか、カメラマンも結構いたけど
たいてい、みなさん、満開のコスモスや、柿の実を撮って
おられました。
それに引きかえ、G2片手に地べたに這いつくばるようにして
真剣にホトケノザなんか撮ってる人は、さすがに自分以外に
見当たらない。。。(笑)
時々、何撮ってるのかという冷ややかな視線で通り過ぎる観
光客もいたけど・・・そんなことは全然気にしないのだ!
(といえばウソになるかな・・・汗)
ようやくこれから、遅れていた紅葉のシーズン真っ盛り・・・。
もちろん自分もいくらかは撮ろうと思う。
でも、恥ずかしいことに、元来、変わり者というか、ひねくれ者と
いうか、他の人たちと同じタイミングで同じような写真を撮っても
あんまり満足できない性質(たち)なので、例年、紅葉の写真を
撮っても、よほど個性のある写真が撮れない限り、あまりうれしく
ないのだ。
その反面、こんな見過ごしがちなちいさな発見に妙に感動したり
するのだけど・・・。(笑)
(くれぐれもヘンなやつと思わないでくださいね。。。(^-^;)
きょう(11月7日)は『立冬』。
というわけで、すでに、足元にはもう冬から春の花が咲き始めて
ますよ~。(^_-)
2004年11月07日 | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (0)
笠岡の近くまで仕事で出かけたので、遅ればせながら帰りに干拓地の100万本のひまわり畑に寄ってきました。
6時を過ぎて夕陽も雲に隠れてしまってたにもかかわらず、20~30人の見物客がカメラや携帯で思い思いに写真を撮ってました。
思えば、笠岡の向日葵は今年でもう3年目。
夕暮れの向日葵を撮りたくて出かけた最初の年と比べると気のせいか、今年の向日葵は花の大きさ、向き、生育の度合いにバラツキが多いなぁ・・・って思った。
もしかするとヒマワリにも連作障害のようなものがあるのかな・・・。
2004年08月26日 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (1)
連日30度を超える暑さでちょっとバテ気味で食欲がない
方も多いのでは・・・。
そんな日には、ぜひ大根おろしがオススメ。
ダイコン100gに約15mgのビタミンCが含まれてます。(葉っぱ
にはその約5倍ものビタミンCが含まれているんですが・・・)
またピリッとした辛味は、イソチオシアナートという辛味成分。
ご存知かもしれませんが、ダイコンの先端(下)と葉っぱの部分
が辛いのはこのイソチオシアナートが多く含まれるため。
児島の名物、「たかと」のしょうゆうどんにも、このピリッと辛い大根
おろしがおろし金とともに添えられてきますね。
さらに、ダイコンにはさまざまな薬効成分があって、魚の毒消し
効果としての刺し身のツマはその代表例。他にも、おろし汁を
少量ガーゼでニキビにつけると脂肪を分解する酵素とビタミンC
の働きで肌がきれいになるとか、口内炎、じんましんにも効果が
あると言われてます。
そういえば、先日ダイコンを掘ってきましたよ~。(^○^)
といっても場所は畑じゃなくて、児島の砂浜。(笑)
そして、掘ったのはハマダイコン。
以前、このウェブログでクイズにした面白い形の種ができる
あの植物です。
ヨーロッパではこのハマダイコンを改良してダイコンを作ったとも
言われています。つまり、ダイコンのルーツ?ともいえる植物。
(日本ではダイコンが野生化したという説もありますが・・・。)
そんなハマダイコンが児島の浜辺ではあちこちで見られます。
ちなみに掘った写真のハマダイコンを海水で洗って少しかじって
みました。(爆)
「苦辛~~~い!!!」
ううぅ、舌がぁーーー。
やっぱ食べるならフツーの大根かな・・・?(>_<)
2004年07月06日 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
いよいよゴールデンウィーク。
きっとみなさんお出かけの最中なんでしょうねー。
さて、きょうは先週4月28日のお話を・・・。
この日は、仕事で奥津町へ行った帰りに、夕方、上齋原村の
岡山県立森林公園を偵察してきました。(^^ゞ
11日に来たときは園内もまだ雪がいっぱいあって花もほとんど
咲いてなかったけれど、もうあちこちでヤマエンゴサクやショウ
ジョウバカマ、ボタンネコノメソウなど色とりどりの花々が・・・。
う~ん、新緑、鳥の声、野の花・・・。
仕事の疲れも癒されるぞぉー。(笑)ヽ(^-^)丿
その割にはゴールデンウィーク前で、風が強く肌寒かったせい
もあって、人もまばら。
本日のお目当ては、もちろんイワウチワ。(^^)
予想ではちょうど花盛りのはず・・・!?
とばかりに2年前に訪れたイワウチワの群落を目指して一直線に
登山道へと向かう。
だが、久々の急登に息が続かない。。。(大汗)
ハーハー言いながら何とか群落にたどり着くと、息を切らして登った
にもかかわらず、予想に反してあっちも蕾こっちも蕾・・・。
う~ん、ちと早かったかぁーーー。(・_・、) グスン
しかーし、神は我を見放さなかった。(笑)
「はぁ~ぁ」と座り込んだ近くに一輪のピンクの花が・・・。
「おお~っ!1株だけ咲いてるよぅー。」(^○^;)
何とか逢えてホッと一息。。。
この感じだと、ゴールデンウィーク中(ちょうど今頃)が見頃かな?
今回行ったイワウチワの群落は熊押し滝分岐の登山道入口から
登って、県境三叉路に程近い登山道の途中にありますので、
連休中に森林公園に行かれる方は探してみてくださいませー。
おしまいに、この日に見たショウジョウバカマ。
今まで「ショウジョウバカマ=紫」ってイメージがあったのだけれど
探せば、白やピンクのショウジョウバカマも・・・!
それでは、早口言葉で3回。
「紫バカマ、白バカマ、ピンクバカマ」
・・・・・さて舌を噛まずにうまく言えたかな?(笑)
2004年05月01日 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
「スプリング・エフェメラル」(春の儚い命)。
毎年、今の時期になるとこの言葉を思い出しますね~。(^^)
春先の里山や雑木林に姿を現して花を咲かせ、他の植物が生い茂る前に姿を消して地中で長い休眠に入る・・・。
そんな春の幻影のような植物の代表例がセツブンソウやアズマイチゲ、アマナ、イチリンソウ、そしてカタクリ。
きょうは、昼間、移動の途中にカタクリを見てきました。
他にも、フキノトウやホソバナコバイモがまだ残ってたり、アマナやイチリンソウ(↓)も可愛い花をつけ始めてました。
あまり時間がなかったんだけど、管理してる方がいろいろ説明してくれて、ちょっとした息抜きになりましたー。
この時期、どうしても桜の話題になっちゃうけど、儚い命の春の妖精たちにも目を向けてみたいものですねー。(^_-)-☆
2004年04月02日 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)