2011年7月19日
ゼフ三昧な一日
「オオミドリシジミのV字開翅」 2011.7.3撮影
ゼフィルスと様々な昆虫たちにたっぷり癒された一日。
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2011年7月18日
キマダラルリツバメに逢いたくて
「キマダラルリツバメ」 2011.7.3撮影
珍蝶キマダラルリツバメに逢いたくて。
キマダラルリツバメ(通称キマルリ)。
日本の蝶の中で唯一4本の尾状突起をもつ蝶で、アリと共生するという不思議な生態でも有名。卵から孵化した幼虫は、松や桜の古木に住むハリブトシリアゲアリの巣に入り、蛹になるまでアリに口移しで養分を与えてもらい成長すると言われています。
今回、ヒサマツミドリシジミを撮影後、この蝶が生息するという場所に向かったのですが途中で大雨に降られ、なかなか現れてくれませんでした。それでも何とか粘っていると、ようやく、目にも留まらぬスピードで飛びまわってはテリを張るキマルリたちに逢うことができました。
閉翅で草に止まったオス。
4本の尾状突起にピントを合わせて。
高い位置でテリを張るキマルリ。
今回、やや擦れた個体が多かったのですが、何とか尾状突起が4本揃った個体も見ることができてひとまず満足。次回はキマルリブルーと呼ばれる新鮮な表翅を見てみたいですね。
2011年07月18日 | 固定リンク
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ヒサマツミドリシジミへの憧れ
「ヒサマツミドリシジミ(オス)」 2011.7.3撮影
息をのむ金緑色の輝き、ヒサマツミドリシジミ。
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2011年4月27日
ニコニコ岩の傍で
「アカタテハ」 2011.4.10 王子が岳にて
この日、ニコニコ岩付近でテリを張っていたアカタテハ。
今シーズンはこういう組合せをテーマにしてみよかな・・・。(笑)
GWまであと1日、がんばろ。
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2010年11月24日
トラツリアブ その後
きょうは、2007年以降のトラツリアブについての状況や新たにわかったことを遅ればせながらご報告させていただくとともに、併せて今後の保護をどう進めるかについても記しておきたいと思います。
まずはお詫びです。
本来はこの内容をもう少し早く皆様にお伝えすべきでしたが、個人的な事情によりなかなかまとまった文章を書く余裕がなく遅くなってしまいました。お詫びいたします。
さて、2007年に書いた「トラツリアブについて」の記事から3年余りが経過しました。以来、ネット上でさまざまなご協力、お気遣いをいただいた方には心から感謝します。
ここで誤解のないようひと言申し上げておきたいのですが、あの記事では、決してブログや掲示板にトラツリアブの写真を掲載しないでほしいとお願いしたわけではありません。しばらくの間、静かに見守ってほしいとお願いしたつもりでした。
その理由は、当時、種としての大切さよりトラツリアブの可愛さだけがクローズアップされてしまった結果、予想以上に多くの人が生息地に入ることにより環境が一変しトラツリアブと宿主であるバッタの生息を脅かしてしまうことを恐れたからです。
以降、当地でのトラツリアブの第一発見者であるI氏や有志の方々に協力を依頼し、個体数の報告をしていただきながら、毎年生息を確認し続けることができています。
08年には研究家や行政への発言力がある昆虫専門の先生方々にも現地を視察していただき、今後トラツリアブの保護のためにはどうすればよいかを意見交換し協議しました。
また、08年~09年にかけて大きな出来事がありました。既存の生息地から数十キロ離れた県内2ヵ所のエリアでトラツリアブが発見されたのです。
さらに10年3月には、僕自身が当面の目標としてきたトラツリアブの岡山県レッドデータブックへの掲載が実現し、行政を巻き込んでの保護へようやく第一歩を踏み出しました。
■トラツリアブについて新たにわかったこと
1.トラツリアブ 笠岡市と倉敷市北部での発見
2008年11月、笠岡市内で、Hさんが自宅の百日草に訪花しているトラツリアブ1個体を撮影されました。それまでは、倉敷市、玉野市の一部でしか見つかっていなかっただけに大きな発見でした。これにより、単に見つかっていないだけでその他の地域でもひっそりと生息しているのではという期待が高まりました。(注:ただし翌年の現地調査では確認できず)
さらに、翌09年11月、倉敷市内北部にて、A氏がサワヒヨドリの花に訪花しているトラツリアブ1個体を撮影されました。実は、この発見のきっかけは、単なる偶然ではなく、もしかしたらここにいるのではないかという推測のもと行動された成果でした。
そのキーワードが次の「セグロイナゴ」です。
2.宿主は誰?セグロイナゴとの関係
トラツリアブは、わが国で今から100年近く前に初めて紹介されたようですが、当時から稀な種であることと、その後の記録がほとんど残っていないことからその生態はまだ明らかにされていません。ツリアブ科の中でトラツリアブが属する仲間はバッタの卵鞘に寄生することが知られてはいるものの、どの種類のバッタなのかははっきりわかっていません。
研究家の方の話では、トラツリアブはユーラシア大陸にも広く分布していて、海外の事例を含め日本においてもトノサマバッタの仲間の卵鞘に寄生すると言われているそうです。
しかし、この点については予てから僕自身が少し疑問に思っていて、もし当地でトノサマバッタが宿主だとすると以下の説明がつかなくなるのです。
・トラツリアブの生息地周辺で、トノサマバッタを見かけないのはなぜか?
・トノサマバッタは全国各地いたるところにいるにもかかわらず、トラツリアブが当地だけでしか見つかっていないのはなぜか?(全国各地に報告例があってもおかしくないはず)
つまり、もしかすると「トラツリアブの宿主は他のバッタではないのか?」という疑問が僕の頭の中にはありました。
そして、09年はトラツリアブよりむしろ生息地にいるバッタに着目した結果、他の場所では見かけないバッタの存在に気づきました。単独個体では極めて敏捷で飛翔能力が高く、近寄ろうとするとすぐに察知して背の高い草むらに逃げ込むのですが、たまたま道端に出てきた交尾中のペアを撮影することができました。A氏に写真を見せて同定を依頼したところ、これはセグロイナゴであると判明しました。(以下の写真)
セグロイナゴ(岡山県RDB 絶滅危惧Ⅱ類) 2009.10
セグロイナゴ(別名セグロバッタ)は複眼にハッキリとした六条の縦縞があるのが特徴で、胸部背面が黒いことからこの名が付いたと思われます。昭和時代にはそれほど珍しい存在ではなく岡山県内でも県南部を中心に多く見られたようですが、近年、急激に数を減らし、09年10月時点ですでに16の都府県(この時点では岡山県では未掲載)でレッドデータブックに掲載されていることがわかりました。その後僕が調査した結果、トラツリアブの生息場所全てにおいてセグロイナゴを確認することができました。
さらに、トラツリアブもセグロイナゴも、
・近年、ともに減少傾向にある点
・出現期がともに11月上旬までで符合する点
・生息好適地の環境が非常にマッチしている点
などから、トノサマバッタよりもセグロイナゴがトラツリアブの宿主である可能性が高いのではないかと推測されます。
その可能性をさらに高めたのが、A氏による前出の倉敷市北部でのトラツリアブ発見です。A氏は、県内でセグロイナゴの記録がある場所でもしかするとトラツリアブが見つかるかもしれないと考え、倉敷市内で過去にセグロイナゴが確認されている場所を記録から数か所ピックアップし再調査されました。そしてついにそのうちの1か所(倉敷市北部)で見事にトラツリアブを発見、撮影に成功されました。(同場所でセグロイナゴも確認済み)
つまり、トラツリアブの生息地すべてからセグロイナゴを確認し、逆にセグロイナゴの生息地から希少なトラツリアブを発見したことは、両者の関係を裏付ける強力な状況証拠といえるのではないでしょうか。もちろん、確実な証拠として、セグロイナゴの卵鞘とトラツリアブの関係を証明するには、飼育等で実際に寄生の事実を突き止める必要がありますが・・・。
セグロイナゴ幼虫(幼虫でも複眼に六条の縦縞がしっかりある) 2010.10
もし皆様の中で、このようにセグロイナゴが生息している場所をご存じの方がいらしゃれば、10月から11月上旬頃ぜひ注意して見ていただきたいです。そこにもしかするとトラツリアブが発生しているかもしれません。ちなみに過去にトラツリアブが確認されている府県は、岡山、大阪、兵庫、三重、和歌山、愛媛と九州の一部です(その他、愛知での目撃例もあるようです)。
今後、幅広い情報をお寄せいただければありがたいです。
3.岡山県版レッドデータブック2009への掲載
トラツリアブを保護していくためには、生息地の保護がまず第一です。
しかしながら、現在の生息地は以前にも書いた通り、私有地や開発の手が入る可能性がある場所が多く、個人の力だけではその行為をストップする手立てはありません。そこで、そういう状況になった時に行政を通じて話し合いの場を設けるには、希少野生動植物として岡山県のRDB(レッドデータブック)に登録してもらうことがまず必要です。
今までトラツリアブについての情報が不足していたこともありますが、僕としては、そもそもトラツリアブが環境省RDBにも岡山県RDBにも登録されていないのはおかしいと思っていて、何とかして登録してもらえないかと考えていました。
そんな時、ちょうどタイミングよく、2008年に岡山県版レッドデータブックが改訂作業に入るという情報を聞き、RDB掲載種の選定を担当されている県の昆虫部会の方々に現地を視察していただく機会を得てご案内させていただきました。
その後、報告と検討の結果、念願叶って2010年3月に改訂発行された岡山県版レッドデータブック2009にトラツリアブ(留意)と、セグロイナゴ(絶滅危惧Ⅱ類)を掲載していただくことができました。
今回、トラツリアブは、選定時期にその他地域での発見もあり「留意」というランクにとどまりましたが、実際のアセスメント(開発が環境に与える影響の程度や範囲、またその対策について事前に予測や評価をすること)では、あまりランクは関係ないとのことです。ただし次回の改訂では、セグロイナゴと同レベルのランクになることはほぼ間違いないでしょう。
【関連リンク】
・岡山県版レッドデータブック2009 絶滅のおそれのある野生生物 1,250種
→検索メニューは最下部にあります
トラツリアブはこちら、セグロイナゴはこちら
■まとめと今後の方向性について
今後、限られた狭い範囲にとどまらず、トラツリアブという種を保存していくために必要なことを考えた時、そろそろ次のステップに進む時期に来ている思います。
2007年以降、現在のトラツリアブ生息地の保護については皆様のご協力もあり、ある一定の成果を得たと思っています。このことについては冒頭でも触れましたが僕自身も感謝しています。しかしながらこのままずっと情報がクローズされたままだと、逆にトラツリアブの存在自体が希薄になり、万が一危機的状況に直面した時に、行政はもちろん誰も動いてくれません。今後は、行政に対してある程度積極的な働きかけを行い種の保護を訴える場を設けたり、継続的に情報提供していくことも必要になってきます。
さらに、トラツリアブの生息状況については、発生時期が例年10月初旬から11月初旬の約1か月間と短いことから岡山県内あるいは全国的にも情報不足で生息数の把握が不十分な状況です。もしかすると笠岡市や倉敷市北部で発見されたように、県内はもとより全国各地でひっそりと生き続けている可能性も十分あります。
そのために、今後はトラツリアブの生息環境や保護について正しい認識を持っていただくと同時に、広く一般の方々に情報提供を呼びかけその生態や各地の生息状況を明らかにしていくことも重要です。
記事の順序が逆になってしまいましたが、来月、倉敷市環境政策課主催で行われるサイエンスカフェ「いきもの茶屋」は、そういう意味で行政と一般の方々両方にトラツリアブについて理解していただけるとてもいい機会だと思っています。今回あえてチラシにトラツリアブの画像を使ったのはそういう思惑もあったからです。さらに希少動植物としての認識を高めるため、添え字も単にトラツリアブとするのではなく、「岡山県レッドデータブック掲載種 トラツリアブ」としてもらっています。
今年は折しも「生物多様性年」です。ご承知のように、地球上の生物はすべて単独で生きることができません。食うものと食われるものの相関関係(食物連鎖)、お互い持ちつ持たれつの絶妙かつ繊細なバランスの中で共存しています。しかしながら環境は常に変化し続けます。歳月が経てば木々や草もどんどん伸び、地面の日当たりが悪くなりそれによって植生も徐々に変わります。そして今までそこで暮らしていた昆虫にとっては住みにくい場所になってしまいます。要は環境は単に手を付けずに放っておけばいいということでなく、「維持」することが重要です。しかしそれは自分一人や少数の人間の力だけでは現実的に難しいことでもあります。
僕自身、今後はトラツリアブをひとつの事例として、絶滅の危機に瀕している身近な動植物をいかに守っていけばよいかを、行政、一般の方々とともに一緒に考えていけたらいいなと思っています。
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2010年11月 4日
倉敷市サイエンスカフェに出演します!
倉敷市主催のサイエンスカフェ/いきもの茶屋 『ネイチャーフォトを楽しもう!』に出演します。
私事ですが、年末イベントのお知らせです!
来る12月12日(日)、倉敷市主催のサイエンスカフェ「いきもの茶屋」にゲスト出演します。サイエンスカフェと言っても、ゆる~い感じのサイエンス・的・カフェですので気楽に考えてやってください。(笑)
当日は、主に岡山県内、倉敷市内で見られるちょっとユニークな生きものや昆虫の写真、また、普段見落としがちな大気光象の写真などをスクリーンで紹介しながらさまざまなお話をさせていただく予定です。さらに、デジタルカメラでの撮影方法やこぼれ話なども交えて紹介できればと思っています。
今回は、写真を通じて、自然の面白さや奥深さ、生物多様性の重要さを知っていただき、自然観察を始めるひとつのきっかけにしていただければと考えています。とはいえ、専門的な内容ではなく、どなたでも興味を持っていただけるような内容にしたいと思っていますので、カメラ初心者、自然観察初心者大歓迎です。師走の忙しい日程ではありますが、お時間のある方はぜひ遊びにいらしてください。
お申込みはインターネット、携帯サイト、メール、FAXにて受付けています。(先着順、定員30名)
詳しくは、倉敷市公式HP、いきもの茶屋チラシをご覧ください。
・倉敷市環境政策課 いきもの茶屋
・倉敷市いきもの茶屋チラシ(A4)PDF(配布、添付はご自由にどうぞ)
※以下、倉敷市サイトより紹介文(コピーペースト&転送、転載OKです)
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倉敷市役所の“いきものがかり”こと、環境政策課自然保護係がお贈りする
サイエンス・的・カフェ!! 第3弾は、ネイチャーフォトの世界に迫ります!!
『ネイチャーフォトを楽しもう!』
~ファインダーを通してみる自然と生き物の不思議~
ゲスト:山本厚宏 さん(yama)
環境省瀬戸内海国立公園パークボランティア
自然観察指導員、くらしき百景「三百山」紹介
http://photo.air-nifty.com/「海と写真とウェブログと」
カメラと自然と生きものが大好きな少年(?)がたどり着いたのは、夕日の美しい海辺のまち・倉敷市児島。そこで瀬戸内の風景と身近な自然の豊かさに魅せられ、10年前からインターネットを通じてその魅力を全国に発信し続ける山本さん。現在は本業の傍ら、ネイチャーフォトグラファーとしても活躍中。
今回は、数々の美しいスライドを交えながら、生きもや昆虫たちから学ぶこと、気象現象と光の不思議、ネイチャーフォトの楽しみ方についてお話いただきます。また山本さんの撮影テクニックもご紹介いただきます。
日 時:平成22年12月12日(日)
(13:30開場) 14:00~16:00
場 所:倉敷物語館(美観地区旧東大橋邸)多目的ホール 地図
(倉敷市阿知2丁目23番18号)※会場禁煙です。
定 員:30名(申込み順)
参加費:無料(飲み物は実費)
※ 飲み物は、倉敷物語館「ぽっ♪cafe」さんから
取寄せです。できればマイカップを御持参ください。
申込み・問合せ先:倉敷市役所 環境政策課自然保護係
電 話:086-426-3391
F A X:086-426-6050
E-mail:eptc@city.kurashiki.okayama.jp
主催:倉敷市
パソコン、ケータイからもお申込みいただけます!
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【関連リンク】
・倉敷市環境政策課 いきもの茶屋
2010年11月04日 | 固定リンク
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2010年10月21日
アサギマダラの道
「アサギマダラ舞う道」 2010.10.16 児島にて
旅の途中。道端をひらひらと優雅に舞うアサギマダラ。
この日、まずまずお気に入りの一枚。
先週末、2日連続で地元児島のアサギマダラを観察に行った。
倉敷市南部では、毎年10月初旬から中旬にかけて、種松山、福南山、由加山、王子が岳周辺などで南へ向かう途中のアサギマダラたちを見ることができる。
写真の場所は昼間でも日があまり差し込まない山の中の細い道で車もほとんど通らない。道の両側にヒヨドリバナやセイタカアワダチソウが咲いていて、そこに旅の途中のアサギマダラたちが吸蜜する。渡りのためのエネルギーを蓄えているのだ。
観察しているとアサギマダラのオスはセイタカアワダチソウよりヒヨドリバナに誘引される傾向がある。やはり、この花に含まれるアルカロイド(毒性のある成分)を摂取しないと成熟しないからだろうか。
撮影していると、轟音を立てて大型ダンプが通り過ぎていった。さすがのアサギマダラもびっくりして必死にヒヨドリバナの花にしがみついていた。(笑)
【アサギマダラ 関連記事】
・アサギマダラ 飛翔(2009.10.11)
・アサギマダラの天敵(2009.7.26)
・アサギマダラの飛翔写真(2008.10.19)
・ヒメアサギマダラ(2006.6.17)
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2010年10月20日
散歩道のカマキリ
「秋の散歩道」 2010.10.16 倉敷市内にて
里山へ向かう道にはあちこちにカマキリの姿が・・・。
広角レンズを向けたら不思議そうに覗き込んできた。(笑)
2010年10月20日 | 固定リンク
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2010年10月18日
ヒメアカネ 飛翔
「秋空を舞う」 2010.10.16 倉敷市内にて
ローアングルでヒメアカネ(オス)の飛翔を撮ってみた。
澄み渡った秋の空をバックにとても気持ち良さそうだった。
2010年10月18日 | 固定リンク
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ヒメアカネの季節
「朝の光の中で」 2010.10.10 児島にて
ヒメアカネ。
体長3cmの小さなトンボだが、毎年この時期になると山間の湿地や池でよく目に付くようになる。写真はメスの正面顔、なかなか愛嬌があって可愛い。
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2010年7月12日
雨の大山・蒜山ゼフツアー
「ジョウザンミドリシジミ」 2010.7.4 鳥取県大山にて
雨の森でテリを張るジョウザンミドリシジミ。
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2010年7月 3日
自然しらべ2010 みんなで夏の川さんぽ
自然しらべ2010 「みんなで夏の川さんぽ」のメイン写真に採用されました。
日本自然保護協会が全国で実施する夏の一大参加型プロジェクト、自然しらべ2010「みんなで夏の川さんぽ」(2010.7.1~8.31)のマニュアルメイン写真に僕が撮影したハグロトンボの写真が採用されました。
期間中、以下メディア誌面に掲載予定ですので、もしご覧になられた際には思い出してやってください。(笑)
•『一個人』 KKベストセラーズ
•『ecomom』 日経BP社
•『edu』 小学館
•『旅の手帖』 交通新聞社
•『散歩の達人』 交通新聞社
•『散歩の達人ムック』 交通新聞社
•『Tarzan』 マガジンハウス
•『クロワッサン』 マガジンハウス
•『日経サイエンス』 日経サイエンス社
•『山と渓谷』 山と渓谷社
さて、きょうはその「自然しらべ」についてご紹介。
一人ひとりが身近な自然を調べ、集まった情報を元に日本の自然の今の姿を知る自然しらべ。
今年、自然しらべ2010では、「みんなで夏の川さんぽ」というテーマで、昔から川原でくらしているムシたちや、新しく海外からやってきた植物(外来種)にも注目し、川の変化をとらえます。
ぜひ、みなさんにもお気軽に参加いただけるとうれしいです。
マニュアルを見ればどなたでもできる身近な自然観察。
子供たちと自然のふれあいや夏休みの自由研究にもいいかも・・・。
参加方法はとっても簡単。
【自然しらべ参加方法】
1.参加マニュアルを入手しよう
下記よりダウンロード又は郵送でお送りします。(※マニュアルの送料は無料です)
2.近くの川へいざ出発!
マニュアルとカメラを持って近くの川に出かけましょう。
3.調査開始!
マニュアルを使って川の自然の状況をしらべましょう。カメラをお持ちの方は、川のようすやみつけた生きもの等の写真を撮影しましょう。
4.しらべた結果と写真を送ろう
しらべた結果と写真を「メール」か「郵送またはFAX」にてお送りください。
【マニュアル請求先/結果送付先】
財団法人 日本自然保護協会 自然しらべ係
shirabe2010@nacsj.or.jp
〒104-0033東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4105 FAX:03-3553-0139
※参加マニュアル希望の方は、お名前、送付先住所、電場番号、必要部数、どちらでお知りになられたかをお伝えください。
【リンク】
▼自然しらべ2010
▼参加方法とマニュアルダウンロードページ
▼データの送り方(メールで送る方法をおすすめします)
▼自然しらべ川ブログ
みなさんによってお送りいただいた貴重な情報は以下のような形で活用及びフィードバックされます。
・調査期間中、集計状況などの最新の情報を、随時自然しらべ2010のホームページや新聞などのメディアで速報していきます。
・お寄せいただいた生きものの記録は、専門家のご協力を得てすべてチェックをします。
・集まった記録からわかることをまとめて、来年1月頃に自然しらべのホームページ上に公表します。また参加者と日本自然保護協会の会員のみなさんには、郵送にて結果をお届けします。
・結果から、環境の悪化が危ぶまれることがわかった場合、また自然保護に役立つ重要な情報が見つかった場合には、情報を公表することで悪い影響がないように細心の注意をはらいつつ、新聞などのメディアで発表し、保護の重要性を広くアピールしていきます。
川は地域のとっておきの宝物。
暑い夏には、涼しい水辺に出かけてみよう。
いろんな生きものたちが、あなたを待っています。
今年は川で夏の楽しい思い出づくり・・・。
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2010年6月30日
虫たちの祝宴-大屋厚夫
「ヒメボタルの幻影」 2009.6.26 倉敷市にて撮影
ヒメボタルの幻影-竹林に群れるヒメボタルの♀。蛍光に誘われて乱舞する♂。さらにその上をゲンジボタルが掠め飛ぶ-月に帰った“かぐや姫”の幻影を彷彿とさせる。
(大屋厚夫「虫たちの祝宴―雑木林の博物誌2」より)
先週末、自宅に届いた一冊の新刊本。
「虫たちの祝宴―雑木林の博物誌2」(出版芸術社)。
このたび、写真家、大屋厚夫氏が新刊「虫たちの祝宴-雑木林の博物誌2」を発表されました。大型本ですが、いわゆる写真集という範疇ではなく、写真と文章が対等に主張し合い、かつ見事に調和した上質なフォトエッセイと言ったほうがふさわしいでしょう。長年にわたる鋭い観察力と科学的根拠を交えた考察力で、四季折々の雑木林の表情とそこに生きる昆虫の不思議な生態を語っておられます。僕自身も読ませていただいて、「あぁ、なるほどそういうことだったんだ。」と氏の的確な解説に相槌を打つこともしばしばでした。
大屋厚夫氏は岡山市在住。医師であり写真家であり、日本蝶類学会(フジミドリシジミ)の会長でもあり岡山の昆虫界では知らない人がいないくらいの存在です。
実は今回、ある方を通じて大屋氏からヒメボタルの写真を探しているとの連絡を受け、僕が昨年撮影したヒメボタル(とゲンジボタル)の写真(ブログでは未公開)をお見せしたところ、思いのほかとても気に入っていただき、ぜひA4見開きのA3サイズで掲載したいとの申し出をいただきました。それがトップのヒメボタルの写真というわけです。
大屋氏は、この本の中で「ゆらめくホタル合戦」というホタルについての文章を書かれていますが、「合戦」とはどうやらこの写真にあるヒメボタルとゲンジボタルの競演のことを表現していただいたようです。
真闇に繰り広げられる-燃え尽きるように乱舞するヒメボタルの蛍光群を越えて、ゲンジボタルが蒼白い蛍光を点灯しながら、ゆるやかに飛び過ぎてゆく-それは天の川を横切る流星群のようにも見える。
それにしても「天の川を横切る流星群」や、写真下のコメント「かぐや姫の幻影」というのは実に絶妙な比喩ですが、そもそも僕の拙い写真にはもったいない表現のような気がします。(苦笑)
最後に「虫たちの祝宴-雑木林の博物誌2」の中に書かれた文章の目次を一部紹介させていただくと・・・
・ギフチョウの博物誌
・「ユウスゲ」を食う「フサヒゲルリカミキリ」
・珍蝶「ヒサマツミドリシジミ」
・擬態-目立つ戦略/隠れる戦略
・究極の変身・鳥糞になりきる
・生きた宝石「タマムシ」
・四段階の威嚇「メンガタスズメ」
・「虫糞ハムシ」か「屁糞カズラ」か
・雑木林のセミ時雨
・虫の息
・芳香を放つ「カメムシの仲間」
・「カブトムシ」の角はなぜ長い
・クヌギ亭・甘味処の「オオムラサキ」
・「髪切」か「噛切ムシ」なのか?
などなど、昆虫好きにとっては思わず読んでみたくなる興味深いタイトルがずらり。もちろん大屋氏自身が撮影された実に約45,000枚の写真の中から苦労して選りすぐったという雑木林の昆虫の生態や瞬間を捉えた素晴らしい写真は随所で目が釘付けになります。昆虫、自然観察好きの方にはオススメの一冊です。
さらに編集後記として、大屋氏の昆虫写真の撮り方とテクニックも公開されていますので大変参考になると思います。
「虫たちの祝宴―雑木林の博物誌2」(出版芸術社)。大型本198ページ。価格4,830円。
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2010年6月22日
ヒロオビミドリシジミの輝き
「森の宝石 ヒロオビミドリシジミ」 2010.6.20 岡山県新見市にて
目の覚めるようなヒロオビミドリシジミの開翅。
メタリックなブルーとグリーンの輝きはまるで森の宝石のよう。
6月20日(日)、曇り。
午前中少しのんびりして、夕方の活動時間狙いで新見方面へゼフィルスの偵察へ。今年は4月の低温の影響で出遅れていたゼフ達もそろそろ出揃ってくる頃だろう。
現地に着くと、真昼間にもかかわらずナラガシワの木で卍飛翔中。(笑)
肉眼では翅裏の模様と色からヒロオビと判断。ところがまだカメラを出していなかったので慌ててレンズをつけて証拠写真のみ。写真ではヒロオビには見えないが・・・。(苦笑)
場所を移動してカーブした道路沿いにナラガシワの木が並ぶ場所。写真に撮りづらいが、なんとか下草の上に降りてきてくれたのはウスイロオナガシジミ。
ウスイロオナガシジミ
ミズイロオナガシジミも。
その後、何か所か回り、それぞれの場所でゼフの姿を確認するも高い位置なので写真は撮影せず。
そして最後に訪れたのが2年前にヒロオビの開翅を撮影している相性のいい場所。ここでもヒロオビやミズイロ、その他、ヒオドシチョウ、モンキアゲハ、コミスジ、クロヒカゲなどを確認。
さらに注意深く目を凝らしながら奥へ歩いて行くとクズの葉っぱの上に新鮮なヒロオビミドリシジミ♂を発見!
少し距離を保って草の隙間から見ていると、なにやら開翅しそうな感じ。V字から徐々に開いていく。この瞬間がなんともいえない。
そして、しばらく待っていると・・・・・
開いた!!
うーん、何度見ても美しい。
これが中国山地特産のヒロオビミドリシジミの輝き。
まさしく森の宝石と呼ぶにふさわしい。
というわけで、曇り空の下だったが、ヒロオビミの美しい開翅を見ることができたので満足して帰途についた。今回、偶然かもしれないがどのゼフも新鮮な個体が多かった。発生の遅れを考えるとヒロオビもまだしばらくは見ることができそうだ。
【関連記事】
・新見市草間のゼフィルス(2009.7.7)
・ヒロオビミドリシジミ 開翅(2008.6.22)
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2010年6月11日
ベニモンカラスシジミ
「ベニモンカラスシジミ」 2010.6.6撮影
ようやく会えた珍蝶ベニモンカラスシジミ。
崖の上のポニョならぬ、崖の上のベニモンカラスシジミ。
実は、前週5/31に初めてここに案内していただいたのだが、今年は4月の低温の影響か羽化が遅れており見ることができず。しかし、どうしても会いたいという思いから6/6に再訪となった。
現地へ9:30頃に到着、石灰岩の上で待つこと1時間。
10:30頃、林の中からスーッと現れ、翅を斜めに傾ける独特の姿勢でテリを張る姿を確認。少し遠い位置だったが望遠レンズで撮影。
食樹クロウメモドキの葉
ベニモンカラスシジミは、1957年に愛媛県皿ヶ嶺で新種として発見されたことから、学名をStrymonidia iyonis(伊予の国のカラスシジミ)と名付けられた。その後、岡山、広島、高知、徳島、奈良、静岡、長野でも発見されたが、非常に残念なことに愛媛県では、マニアによる乱獲、食樹クロウメモドキでの採卵、原生林伐採により、1968年を最後にわずか11年で絶滅してしまった。
中国地方でも、ごく限られた石灰岩地帯のみに局所的に生息。しかも崖や岩場の木にひっそりと生息しているのでなかなかお目にかかれない。食樹はクロウメモドキ、キビノクロウメモドキなど。環境省RDBでは準絶滅危惧、岡山県RDBでは留意 に指定。
2010年06月11日 | 固定リンク
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2009年11月14日
秋晴れのカマキリ
秋晴れのある日、
海を見ながらカマキリが日向ぼっこ?
でも、ここは案内看板の上
上ったはいいが、降りるのはちょっと怖い
王子が岳のハラビロカマキリでした。
2009年11月14日 | 固定リンク
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2009年10月11日
アサギマダラ
「秋空高く」 2009.10.11 児島にて
旅の途中。
秋晴れの空をひらりと舞うアサギマダラ。
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2009年9月10日
路上ネイチャー
「路上のツマグロヒョウモン(オス)」 2009.8.30 浅口市にて
かもがた町屋公園でのスナップ。
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2009年7月30日
コキマダラセセリ
「コキマダラセセリ」 2009.7.12 大山にて
湿原で見つけたコキマダラセセリ。
橙色の翅と円らな瞳が・・・
ベリーキュート!(笑)
2009年07月30日 | 固定リンク
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2009年7月26日
アサギマダラの天敵
「弱肉強食」 2009.7.12 大山にて
アサギマダラがコオニヤンマに捕食されるという貴重な瞬間に出会った。
アサギマダラ。
謎が多い蝶ではあるけれど、「旅をする蝶」としてあまりにも有名で、マーキング調査によって確認されている最長移動距離は、山形県蔵王から与那国島までのナント2,246km。ひらひらと飛ぶこの蝶のどこにそんなパワーが備わっているのかとつくづく感心させられる。またアサギマダラの寿命は大変長く、成虫になってから、長いもので5~6ヶ月も生きる個体がいることがわかっている。
この蝶の特徴として、もうひとつ有名なのは、「毒を蓄える蝶」であること。
幼虫の食草であるガガイモ科植物のイケマ、キジョランなどはいずれも毒性の強いアルカロイドを持ち、これを体内に蓄積することで天敵から身を守っていると考えられている。
しかし、先日、大山でゼフィルスを観察中に、葉の上に現れたコオニヤンマが、動きの速いジョウザンミドリシジミを捕まえることができず、その代わり、ひらひらと近くに飛んできたアサギマダラを一瞬のうちに捕まえて少し離れた木の枝の先端で食べるというシーンを写真仲間たちと目撃した。
以下、その写真。
そして、コオニヤンマがアサギマダラを食べていた木の下には頭部と腹部のない、つまり胸部と翅が残ったアサギマダラの残骸があった。(実は、この時まだ翅がかすかに動いていた・・・)
この時、コオニヤンマは非常にゆっくりと時間をかけてアサギマダラを食べており、夕方再び、同じ場所に行ってみたところ、コオニヤンマが相変わらず複数で見張りをしていたので、コオニヤンマがアサギマダラの毒にやられてしまったとは考えにくい。
体内に毒を蓄え、自らの命を守るという巧みな選択をした蝶、アサギマダラ。
その結果、アサギマダラには天敵がいなくなったのかと思いきや、やはり食物連鎖という自然界の厳しい掟から逃れることはできなかった。
アサギマダラの天敵は、トンボの他にも、鳥、カマキリ、クモなどがいるようだが、もしかすると、少なくとも今回のコオニヤンマをはじめとする一部の天敵はアサギマダラの持つアルカロイド毒性に対してはもともと耐性を持っているか、あるいはすでに克服してしまっているのかもしれない・・・。
【関連記事』
・アサギマダラ(2009.10.11)
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2009年7月20日
大山蝶紀行
「森の宝石」 2009.7.12 大山にて
今年も、夏の大山へゼフィルスたちに逢いに・・・
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2009年7月16日
中国山地のゼフィルス
「アイノミドリシジミの輝き」 2009.7.4 広島県北西部にて
メタリックな輝きを放つアイノミドリシジミのV字開翅。
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2009年7月11日
初アサギ
「アサギマダラ」 2009.7.4 広島県北西部にて
中国山地でゼフ探しの最中、栗の花で吸蜜中のアサギマダラに出逢った。
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2009年7月 7日
新見市草間のゼフィルス
「樹上のメスアカミドリシジミ」 2009.6.21 新見市にて
梅雨の時期だけ姿を現すゼフィルスたちを探して、新見で撮影オフ。
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2009年6月27日
姫蛍物語
「幻想夜」 2009.6.19撮影 EOS50D+EF50mm F1.4USM
光跡煌く、幻想的な夜。
ヒメボタルを「和」のイメージで撮ってみた。
前回のヒメボタル写真は、光跡は綺麗だったけれど、背景がなかなか浮かび上がらない暗い森の中での撮影。それで、今回は神社の境内を飛ぶヒメボタルを、社と瓦屋根をバックにして撮影し、「和」のイメージで仕上げてみた。通常のカットなら少々煩い大きな光跡も今回はいいアクセントになったかもしれない。
ヒメボタルといえば、森の中の点々とした金色の光跡の写真が一般的だけれど、こうして神社などの建物を背景に写し込むことで、我々の身近な場所にもこんな森の妖精のような蛍がいるんだよ・・・ということが伝わればうれしいですね。
実は、昨夜も23時から地元の友人たちと近所のヒメボタル鑑賞に。そろそろピークを迎えたヒメボタル生息地を2ヶ所ハシゴして深夜3時に帰宅。(笑)
毎年この時期は、どうしても寝不足が続きます・・・。(-_-)zzz
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2009年6月20日
ヒメボタルの季節
「地上の銀河」 2009.6.19撮影 EOS50D+EF50mm F1.4USM
深夜の森で、金色の光を放ちながら舞うヒメボタルたち。
初夏の儚い命。幻想的な光のシンフォニー。
岡山県南部にヒメボタルが舞う季節。
昨夜、近場のヒメボタル生息地へ今シーズン二度目の偵察に行ってみた。
2日前はまだまだチラホラと飛んでいる程度だったけど、昨日は昼間蒸し暑く夜は風がなかったせいか、予想以上に飛んでくれた。(家を出る時、カメラを持っていこうかどうしようか迷ったけど念のため積んでいてよかった。)
森の暗闇の中をチカチカと点滅しながら飛び交うヒメボタルたち。まだピークの7割程度で来週から今月末くらいまでは楽しめそう。
【関連記事】
・ヒメボタル 幻想の森(2008.6.23)
・姫蛍物語(2009.6.27)
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2009年6月18日
グンバイトンボ
「グンバイトンボの季節」 2009.6.6 真庭市にて
グンバイトンボ。
まるで白いソックスを履いているようだね。
グンバイトンボ。
モノサシトンボの仲間で、体長30~40mm、見た目は細く華奢な感じ。オスの中肢、後肢にある白い頸節が特徴。これが相撲の行事が持つ軍配のように見えることからその名が付いた。
グンバイトンボ(メス)
メスの肢には軍配がない。
グンバイトンボ(オス)
前回、紹介したアオハダトンボと同じ場所で撮影したが、このグンバイトンボも環境省RDBでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されており、河川の開発、改修や水質悪化で数を減らしているトンボだ。
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2009年6月12日
アオハダトンボ
「アオハダトンボ」 2009.6.6 真庭市にて
水辺で休むアオハダトンボ(メス)。
アオハダトンボ。
水生植物が豊かで水が綺麗な川の中流域に生息。一般的に、同じカワトンボ科のハグロトンボより早く発生(岡山県では例年5月中旬頃)し、オスは青藍色、メスは金緑色の金属光沢が美しい。岡山県RDBでは絶滅危惧Ⅱ類に分類され、河川の水質悪化や環境の変化によって絶滅の危険が増大しているトンボの一種。
アオハダトンボ(オス)
ハグロトンボとの違いは、翅の幅がやや広く、色彩もアオハダトンボの方が青味を帯びている。
アオハダトンボ(メス)
ハグロトンボとの違いは、翅に白色の偽縁紋があるので容易に区別できる。
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2009年6月 9日
ウスイロヒョウモンモドキ2009
「ウスイロヒョウモンモドキ」 2009.6.6 新見市にて
里山の蝶 ウスイロヒョウモンモドキ。
2009年06月09日 | 固定リンク
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2009年6月 7日
星蛍写真
「地上の星と空の星」 2009.6.6 高梁市にて
星景写真ならぬ、星蛍写真。
僕がずっと思い続けているイメージにはまだ遠いけど、数年前、ここで見た無数の蛍と星空の光景が忘れらなくて・・・。
2009年06月07日 | 固定リンク
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2009年4月19日
ジャコウアゲハと海
「ジャコウアゲハ舞う浜辺」 2009.4.19 児島にて
青い空と海。
ハマダイコン咲く瀬戸内の浜辺にジャコウアゲハが舞う季節。
毎年紹介している海辺のジャコウアゲハのシーズンが今年もやってきた。例年より1週間から10日ほど早い発生で現在のところオス2頭、メス1頭の3頭確認。
止まってくれないジャコウアゲハ
僕が毎年この場所にこだわるのは、優雅に舞うジャコウアゲハを、海を背景にして撮影できるから。沖縄、南西諸島以外で「蝶(アゲハ)と海」の組合せが確実に撮れる場所はなかなかないだろう。
そんなわけで、今回は周囲の風景を入れたくて魚眼レンズ1本で狙ってみた。ところが昼間は、ゆっくりハマダイコンで吸蜜することもなく、時折姿を見せたかと思うとヒラヒラと花の見回りをしては、すぐに林の中へ消えていく。
逆光のジャコウアゲハ(メス)
ヒラヒラと翅を動かしながら吸蜜中
昼前、小1時間の間にジャコウアゲハは3,4回やってきたけれど、ハマダイコンで吸蜜中に寄ることができたのはわずか1回のみ。それでも何とか青い空と海とジャコウアゲハの組合せが撮れたので良しとしましょか。(苦笑)
【関連記事】
・ジャコウアゲハの浜辺(2008.4.28)
・ジャコウアゲハ夕景(2008.4.29)
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2009年2月 7日
海野和男写真展 蝶の道
「海野和男展 蝶の道」 2009.2.5 大阪ニコンサロンにて
海野和男写真展「蝶の道」とフォトセミナーへ。
2月5日(木)、出張で大阪へ行く機会があり、前から行きたいと思っていた海野和男さんの写真展とフォトセミナー(無料)に運良く参加することができた。
18時前に仕事を終え、大阪駅前のヒルトンプラザ ウエスト・オフィスタワー13階にあるニコンプラザ大阪(ニコンサロン)へ到着。
写真展「蝶の道」には、それにふさわしい50点の作品が展示されていて、昆虫写真家として海野さんが歩んでこられた「道」もそこにオーバーラップして垣間見ることができる。
せっかくの機会なので、一枚ずつその場の状況を想像しながらじっくり拝見させていただいたが、生き生きと舞う蝶とその環境を見事なまで構図の中に写し込んでおられて圧倒された。それは決してデジタルなパソコン画面でちらっと見るだけでは味わえないもので、写真展ならではと言ってもいい。特にアカエリトリバネアゲハの吸水や沖縄の高速途中のPAで撮影されたというモンキアゲハは圧巻。個人的には、川を渡るモルフォ蝶、馬に乗った観光客の間をオオカバマダラが群れ飛ぶ写真、メスアカミドリの飛翔も印象に残った。
海野さんは19時から始まるフォトセミナーの準備で、セミナールームとの間を慌しく行き来されていたが、僕が写真を見終わった時に、ちょうどタイミングよく来られたので声を掛けさせてもらった。忙しい中、名刺交換と昆虫の話題を少々させていただき、おまけに記念撮影まで快く応じていただいてうれしかった。
その後のフォトセミナー(無料)は19時から20時半までの予定だったが、実はその前の約20分間、サービスで海野さんが自ら撮影されたさまざまな昆虫の生態の貴重映像(しかも大半は超高速度カメラによるもの)を見ながら昆虫の擬態など解説もしてくださった。特に構造色で有名なモルフォ蝶が、あの深いブルーの翅で優雅に飛ぶ高速度カメラの映像には思わず唸ってしまった。(会場からもため息が漏れていた・・・笑)
セミナー会場は定員80名ですでに開始前からほぼ満席。僕は早めに席を取っていたので座ることができたが、後ろに急遽椅子を追加し、まだ立ち見の方もおられたので100名以上の方々が来られていたと思う。
セミナーでは、海野さんの生い立ち、写真家になったきっかけに始まり、終始、写真や映像を見ながら、蝶の解説はもちろん、カメラ機材の話、海外でのさまざまな撮影秘話など楽しくお話いただいた。また自身のターニングポイントや海野さん独自の撮影スタイルや表現方法も教えていただきとても参考になった。後半では来場していた子供たちとの昆虫クイズもあった。
終わり際に飲み会にも声を掛けて下さったのだが、僕の場合次の日が岡山で朝から仕事だったため残念ながら参加できず・・・。けれど、終わってみればセミナーの1時間半があっという間で一晩中でも聞いていたい楽しい集いだった。
海野和男 写真展「蝶の道」は、2009年2月11日(水)まで大阪梅田のニコンサロンにて。会場では、写真集「蝶の道」のサイン本を特別価格で販売。掲載されている写真は、今回、展示されていた作品以外にもため息が出るくらい素晴らしい画像の数々と撮影データまで・・・。ついつい何度も見返してしまう濃い内容の写真集。蝶の道―Butterflies
【関連記事】
・瀬戸内の絶景を眺める蝶(2008.9.14)
・オオゴマダラの飛翔を撮る(2007.2.2)
・椎名誠さんと飲む(2005.10.9)
2009年02月07日 | 固定リンク
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2008年10月31日
ウスバキトンボと海
「海を背景に飛ぶトンボ」 王子が岳にて
EOS50D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM ISO400
王子が岳山頂の午後。
高速飛行するウスバキトンボを海を背景に切り取ってみた。
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2008年10月28日
六ツ森ケイ子&くらしき1988コンサート
「月夜のストリング」 -Photograph by yama 2008-
先日の王子が岳サンセットフェスタで、素晴らしい演奏を聴かせてくれた六ツ森ケイ子さんのコンサートポスター製作に協力させていただきました。
もうすでにお気づきかと思いますが・・・
このコンサートポスターのメイン写真は、先日のサンセットフェスタin児島「王子が岳夕陽のしらべ」にて撮影したもの。
折りしも中秋の名月の夜。月明かりの中で観客の皆さんが六ツ森さんの演奏に酔いしれている頃、僕は「ななめ45度」後方から、六ツ森さんが華麗に弦を弾く瞬間に惹かれシャッターを切っていました。今回、その写真を記念すべき21年目のコンサートのポスターとチラシに使いたいと、六ツ森さんご自身からオファーを頂き快諾させていただきました。
で、ココだけの話。
今だから言いますが、この写真、月夜の下、望遠400mmの手持ち、しかも20DのISO800で撮影したものなんです。デカイA1サイズのポスターには少々無理があったかも・・・。(苦笑)
さて、六ツ森ケイ子さんは岡山県倉敷市出身の箏演奏家ですが、いわゆる「邦楽器としての筝」にとらわれず、ご主人のヒロアキさんとの尺八アンサンブルはもちろんのこと、洋楽器や異ジャンルとのセッションにも積極的に取り組まれていて、世界に通用するオリジナリティ溢れる音楽を生み出されています。僕自身、倉敷美観地区の佇まいや瀬戸内の穏やかな海のイメージにもぴったり合うと感じています。
六ツ森さんのこちらのサイトで視聴できますので、ぜひ一度その癒しのメロディに耳を傾けて風景をイメージしていただけるとうれしいです。
ちなみに僕自身は、ここで視聴できる曲のうち、「倉敷物語」が、柳の葉が揺れる倉敷川沿いを人力車に乗って物思いにふける女性のイメージ。「碧い地球の子供たち」は、昼下がり、キラキラ光る瀬戸内の砂浜で楽しそうに遊ぶ子供たちのシルエットのイメージ。
さて、みなさんはどういうイメージが浮かんだでしょうか?
そうそう、今回のコンサート。僕も絶対行かせていただく予定なんですが、実はコンサートに来られる方の中からお一人だけにスペシャルな企画が用意されています。
「六ツ森さんが“あなたのイメージソング”を作曲しプレゼントします!!」というもの。しかも12月21日のコンサート当日、その曲を生で演奏しますという六ツ森さんからの太っ腹なクリスマスプレゼント!?
詳しくは六ツ森さんのサイトでご確認ください。師走の忙しい時期ですが、地元にお住まいの方、倉敷ファンの方はお時間があればぜひ足を運んでいただきたいですね。きっと一年の溜まった疲れも吹き飛んでしまうことでしょう。ちなみにコンサートは倉敷市芸文館ホールにて午後2時から開演予定です。
・六ツ森ケイ子オフィシャルサイト
最後に余談ですが、六ツ森さんの知られざる秘密。(笑)
それは、昆虫や鳥が大好きということ。
昆虫では特に、アサギマダラが大好きだそうで・・・。
ムツモリズム(六ツ森さんのブログ)にもアサギマダラの写真が載っていたりします。
ご自身でもデジカメを持ち出して、アサギマダラに夢中になってついつい時間を忘れるほど・・・らしいです。(笑)
そんな六ツ森さんのプライベートの姿を想像すると、尚更、親近感を感じてしまいますね。
【関連記事】
・CDジャケット撮影~六ツ森ケイ子 K's melody~(2009.11.29)
・癒しのコンサート(2009.9.23)
・倉敷芸文館へ(2008.12.21)
・王子が岳 夕陽のしらべ&中秋の名月(2008.9.15)
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2008年10月19日
アサギマダラの飛翔写真
「飛行中のアサギマダラ」 2008.10.13 児島にて
EOS50D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
旅する蝶、アサギマダラ。
先日、林の中を飛び交う姿を追ってみた・・・。
2008年10月19日 | 固定リンク
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2008年10月11日
オオセイボウと構造色
「オオセイボウ 構造色の不思議」 2008.10.9 児島にて
EOS50D+EF100mm F2.8 Macro USM ISO400 EV+0.7
世にも美しいメタリックブルーに輝くハチ、オオセイボウ(大青蜂)。
オオセイボウ
スズバチ(鈴蜂)の巣に産卵する寄生バチ、オオセイボウ。この虫の特徴は、何と言っても摩訶不思議な青系の金属光沢を放つ外骨格。
「碧青藍紫」
もし僕が、オオセイボウの色を言葉で表現するとすれば、こんな漢字を当てるだろう。しかし、実際にはオオセイボウの体に青や緑の色素が含まれるわけではない。
これは、構造色といって、よくモルフォチョウ(中南米に住む美しい翅を持つ蝶)の翅の色を解説する時に使われる。(モルフォチョウの構造色についてはこちらのサイトに詳しく書かれています。)
また、身近なところでは、タマムシやハンミョウの色、あるいはカワセミやクジャクの羽の色が構造色に当たる。
構造色とは、簡単に言えば、表面にミクロ単位の凹凸や多層膜がありそれに光が当たることによって光の干渉、回折、散乱といった現象が起こり、特定の波長の色だけが残り目に見えること。
もっと単純に言えば、「空がなぜ青いか?」「夕焼けはなぜ赤いか」、または「幻日」などの大気光象の仕組みを説明するのと同類の光学現象なのだ。
上の写真を100%等倍切り出しした拡大画像
この画像でもお分かりのように、オオセイボウの体の表面には無数のくぼみが見える。さらに一見ツルッとしているように見える表面も、電子顕微鏡で見れば微細な凹凸があるのだ。
毎年、秋になり、この何ともいえないこの美しい構造色を目にするたびに、オオセイボウはまさに自然界と光が作り出す芸術品だな、と思えてならない。
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2008年10月10日
秋のトンボたち
「青い瞳に見つめられて」 2008.10.5 児島にて
EOS50D+EF100mm F2.8 Macro USM ISO400
まるで宝石のような青い瞳のアオイトトンボ。
静かな池の主役はいつのまにか秋のトンボたちへと・・・
前回の続き、50Dの試し撮りISO400編。
うす曇りの天気の下、マクロレンズを付け、ISO400固定で撮影したトンボたちのスナップなど。
リスアカネの後ろ姿
マユタテアカネ休憩中
まだギンヤンマも・・・
ヒメアカネのハートリング
ふと見ればアオイトトンボも・・・
今回は、50DのISO400を試してみましたが、写真を見る限り画質も特に問題ないレベル。これならお天気悪い日でも常用できそうです。
2008年10月10日 | 固定リンク
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2008年10月 4日
児島のアサギマダラ
「森を彷徨うアサギマダラ」 2008.10.4 児島にて
EOS50D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
ISO1600 1/800sec F5.6 MF撮影 JPEG
自宅近くのアサギマダラと50D試し撮りの話題など・・・。
最近、諸々忙しくて更新が滞っていてすみません。m(__)m
きょうは午後から、新たに導入したEOS50Dのテストと運動不足解消を兼ねて自宅近くの森を歩いてみた。するとそこできれいなアサギマダラに出会った。過去に何度かこの辺りでも見かけているので、もしかすると移動のルートになっているのかもしれない。ただ「旅する蝶」とはいえ、翅も綺麗で、もちろん岡山県内で羽化する個体もいるので、実際のところどこからやってきたのかはわからない。
EOS50D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
ISO160 1/200sec F5.6 AF撮影 JPEG
さて、50Dの高感度特性のレビューを少し。
きょうはほとんど初期設定のままJPEG(Fine-L)のみで使ってみた。ISOもAUTOの設定で撮影。森の中なので当然光も届きにくく、飛んでいるアサギマダラを確認してから、シャッタースピード優先に切り替え1/800秒でMF撮影。ISOは自動的に1600になっていた。20DならISO1600だとかなりノイズが出てしまうが、トップの実写画像を見る限り、高感度に関しては進化しているといえる。20Dで言うとISO400くらいのレベルくらいかな・・・。
それから50Dの画像サイズについて。
50DのCMOSセンサーは1510万画素、L(ラージ)の画像サイズが4752×3168ピクセルなので、例えば標準的な1280×800サイズのパソコンのディスプレイを1枚とすると、写真1枚が原寸表示でおよそ16枚分もの大きさになる。
僕自身、自分ではあまり大きく印刷することもないのだけれど、最近、年に何回か、写真ポスター関係の仕事を依頼されることがあり、全紙~A1サイズになると正直、20Dの820万画素では今まで心細く思っていた。
当然、フルサイズでCanonユーザーが待ちに待った5D Mark2という選択肢もあったけれど、今回発表された5D Mark2の仕様は、待たされた年月の割には画素数以外、特に目新しいサプライズもなく(それがCanonらしいといえばそれまでだけど)、直感的になんとなく成長途上という感じがして食指が動かなかった。さらに、50Dとの比較で連写性能が劣っていたことも残念な点のひとつ。
とまあ、もっともらしい偉そうなことを書いたけれど、内心は、現在手持ちのAPS-Cを基準にしたレンズ構成を考えると画角の点で5D2本体のみの購入では済まないなぁと感じたから。
つまり、レンズもそれに見合ったもの、さらにRAW現像するパソコンも最新スペックのものとなると予算的に正直苦しいというのが本音のところ。(苦笑)
というわけで、今回は暗い画像2枚だけで、あまり参考にもならないけれど、50Dに関してはまた後日いろいろ試しに撮ってみます。
2008年10月04日 | 固定リンク
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2008年9月22日
Yahooニューストピックスで記事紹介
『熱帯のチョウが大発生 太地町でソテツを食害(和歌山)』
本日Yahooニューストピックスの写真ピックアップにクロマダラソテツシジミの記事が紹介されました。
ご存知の方も多いかと思いますが、本日18:20頃から23:00頃まで、Yahoo Japanのトップページで、先日から話題のクロマダラソテツシジミの写真が出ていました。ついにコイツも全国ニュースかぁ・・・と仕事中に思わずクリックしてみてビックリ。岡山県の事例でうちの記事とブログ名が。
Yahooニュース トピックス「写真ピックアップ」
(追記)↑今は別の記事に変わっています。
・クロマダラソテツシジミ(2008.9.6UP)
以前にも、このYahooトピックスには「ヌートリア」などで記事が紹介されたことがあり、今回で確か4回目。22時の時点でこのリンクからすでに数千アクセス。いつもながら、秒単位での凄まじいアクセス数はありがたいのですがスパムのコメント、TBはやめて欲しいなぁ・・・。
「熱帯のチョウ クロマダラソテツシジミ」 2008.9.20 倉敷市児島にて
上の写真は一昨日、地元倉敷市児島の新たな場所で撮影。
たぶん玉野市の個体が飛んできたと思われますが、このクロマダラソテツシジミの飛翔能力は想像を遥かに超えるもの。このままだと岡山県南もソテツのある場所では太地町のように対策が講じられるのも時間の問題かもしれませんね。
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2008年9月17日
瀬戸内海の絶景を眺める蝶
「海を見下ろす蝶」 2009.9.14 三百山にて
秋の昼下がり。
標高135mの山頂から瀬戸内海の絶景を見下ろすツマグロヒョウモン。
三百山にはおそらく誰よりも登っている僕でも、今まで撮れそうでなかなか撮れなかった写真。それが「広角レンズでの昆虫風景写真」。
この日、山頂にはツマグロヒョウモンのオスが数頭縄張り争い。他にもナミアゲハやアオスジアゲハ、モンキアゲハがやってきたりと賑やかな様相を呈していたので、広角レンズをセットしてイメージを膨らませながら、少しばかり待ってみた。
時折、ツマグロヒョウモンが近くには来るものの、最初は警戒してかなかなか止まってくれなかった。しばらくカメラを置いて海を眺めていたら、ようやく1頭が近くの枝に止まってくれた。慎重に近づいてシャッターを切らせてもらい、ほぼイメージどおり。非常にシンプルだけど、まずまずのお気に入り・・・。
(おまけ)
クロマダラソテツシジミ その後・・・
海辺の蝶といえば、先日ご紹介した南国の蝶「クロマダラソテツシジミ」。
先々週末、9月6日から7日にかけて、倉敷市児島周辺の同一場所数ヶ所を、2日連続で違う時間帯にチェックしてみたのだが、その時には確認できなかった場所2ヶ所でもこの日は確認できた。近場で羽化した個体が移動してきたのだろう。岡山県南でも、予想以上の繁殖力と生息地拡大にただただ驚くばかり・・・。
お約束の瀬戸大橋とクロマダラソテツシジミの組合せ。(笑)
こちらはまだイメージには程遠いけど今回は証拠写真ということで・・・。
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2008年9月 6日
クロマダラソテツシジミ
「南の国の蝶、クロマダラソテツシジミ」 2008.9.6 玉野市にて
地球温暖化で北上する蝶たち。
このたび、岡山県内で見つかったクロマダラソテツシジミもその一種。
クロマダラソテツシジミ。
本来は亜熱帯の台湾やフィリピン、インドなどに生息するチョウが、南西諸島、沖縄、鹿児島を経てついに岡山へやってきたのだろうか?
台風が頻繁に通過する年は、よく南方系の蝶が九州や四国で迷蝶として発見される場合があるが、このクロマダラソテツシジミに関しては、次のような経緯がある。
1992~93年に沖縄本島南部の那覇空港周辺、2001年には与那国島、鹿児島県指宿市でも発見され、昨年は大阪府池田市や兵庫県宝塚市で見つかり話題になった。温暖化の影響で生息範囲を北に伸ばしたのか、はたまた、人為的な移入なのか・・・。
このクロマダラソテツシジミの繁殖力は相当なものらしく、高温期に孵化した幼虫が、ソテツの新芽をどんどん食い荒らす被害が増えているという。
新聞によると、最初に岡山県内で見つかった場所が比較的自宅に近い玉野市の2ヶ所。だが、クロマダラソテツシジミの幼虫の食草(食樹)は言わずと知れたソテツなので、そこまで行かなくてもソテツはたくさんある。少し思い当たる場所を探してみる。
するといきなり、いたいた!
大きさはヤマトシジミよりは一回りほど大きく、翅裏はウラナミシジミによく似ていて尾状突起が一対あるが、黒斑の並びが特徴的。
クロマダラソテツシジミ(オス)の表翅
クロマダラソテツシジミ(メス)の開翅
Tokina AT-X107 10-17mmで撮影
そうそう、魚眼レンズでこの写真を撮っていると、倉敷市在住のRyochan氏が来られ、しばし雑談。お互い、こんなことならもっとよく見ておけばよかったなー、と。(笑)
こういう感じでソテツの葉に止まっている。
西日に輝くソテツと・・・
【関連記事】ついに瀬戸大橋近くにもクロマダラソテツシジミが・・・
瀬戸内海の絶景を眺める蝶(2008.9.17)
【カテゴリ】
昆虫写真
調べてみるとクロマダラソテツシジミは卵から成虫になる期間が2週間と短いようだ。ということは、今後もサイクルを重ね、岡山県内あるいはその周辺でもまだまだ生息範囲を拡大する可能性が十分ある。なので、皆さんの近くのソテツにもクロマダラソテツシジミがいるかどうか、この機会にぜひチェックしていただきたい。
それにしても、本当に温暖化でこの蝶がやってきたのだとしたら、喜んでばかりはいられない・・・。
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2008年7月26日
セミの羽化 昆虫風景写真編
「クマゼミの羽化と瀬戸大橋」 2008.7.19 下津井にて
(写真はすべてクリックで800ピクセル)
夏の夜。
潮風薫る瀬戸大橋の傍らで幻想的なクマゼミの羽化シーンに出会った。
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2008年7月25日
静寂の中で・・・
「真夏の夜の夢」 2008.7.19 下津井にて
ライトアップの夜。
小さな命のセレモニーが今、始まる。
to be continued...
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2008年7月16日
夏の大山と蝶たち
「夏の大山とベニシジミ」 2008.7.12 鳥取県大山にて
大山、青空と湧き立つ雲をバックに・・・。
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2008年7月15日
大山のゼフィルス-エゾミドリシジミの楽園へ
「エゾミドリシジミ エメラルドグリーンの輝き」 2008.7.12 鳥取県大山にて
森の宝石、ミドリシジミたちの楽園へ・・・。
蒜山、大山を巡り、風景と花と蝶を撮る旅。
ゼフィルスの生息地を探していよいよ最終目的地へ。
ゼフィルスの棲む森
そして、ここで見た光景は、言葉で表せないほど素晴らしかった。ミドリシジミたちが、2、3頭、いや時には5、6頭が、卍飛翔を繰り返し、空へと舞い上がったかと思うと、またすぐ降下してメタリックな青や緑に輝く翅を広げ占有行動。ゼフ好きにとっては夢のようなシーンが目の前で何度も何度も繰り返される。
思わず、「おぉぉぉー」「わぁぁぁー」と声を上げ、気が付けば、いい年をした男たち4人がいつの間にか少年になっていた。(笑)
オオミドリシジミ?の卍飛翔
では、森の中で少し傾き始めた太陽の光を浴びながら、実にバリエーション豊かな色彩に輝くエゾミドリシジミたちをご覧頂こう・・・。
エゾミドリシジミ セルリアンブルー?(ちらっと見せてくれた)
エゾミドリシジミ プルシャンブルー?(かなーり地味だけど・・・)
エゾミドリシジミ コバルトグリーン?(この黄緑色がなかなか出ない)
エゾミドリシジミ コバルトブルー?(ド派手な色に目を奪われた)
太陽の光の当たり方はもちろん、個体差や見る角度によっても、青~緑の何ともいえない色に輝く様子はまさに森の宝石にふさわしい。
ゼフィルスの楽園。日本広しといえど、なかなかこれだけの光景を見ることができる場所はそうないだろう。
↓せっかくなので、今回ご一緒した方々の写真もぜひご覧下さい!
「風まかせ カメラまかせ」 by mosyupaさん
・ミドリシジミ 夢見心地(素晴らしい飛翔写真あり)
「大空を見上げて」 by スクイレルさん
・ゼフィルスの楽園へ(至近距離写真あり)
「つれづれなるままに」 by山猫さん
・妖精の森へ ←ようやくアップされました(笑)
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2008年7月12日
天然のオオムラサキに逢いに行く
「クヌギ林のオオムラサキ」 2008.7.6 新見市にて
天然のオオムラサキを探しに県北のクヌギ林へ・・・。
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2008年6月28日
散歩道のチョウ
「キアゲハとアザミ」 2008.6.28 自宅近所にて
梅雨のどんよりした空。
午前中、自宅の近所を散歩中に出会った蝶など・・・
・ベニシジミ
・ジャノメチョウ
・ムラサキシジミ
ムラサキシジミの開翅が見たかったのですが、雨が降り出し、コナラの下草の上でずっと翅を閉じたまま。梅雨空の下では、まぁこんなもんです。(苦笑)
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2008年6月23日
ヒメボタル 幻想の森
「地上に輝く星たち」 2008.6.22 EOS20D+EF50mm F1.4USM
森に潜む妖精、ヒメボタル。
金色に輝きながら飛び交う様子はまるで銀河のよう・・
ホタルロード
先々週末から4回ほど偵察していた近場のヒメボタル(金ボタル)。
今週前半がピークと判断して、昨夜は雨も上がったので、地元のホタル好きのお二方を誘い深夜からヒメボタル観察に行ってきました。森の周りどこを見てもヒメボタル・・・の光景はとても幻想的でした。
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2008年6月22日
ヒロオビミドリシジミ 開翅
「ヒロオビミドリシジミ」 2008.6.15 新見市にて
梅雨の時期、年に1回だけ姿を見せるゼフィルス。
中でも特に美しい翅の輝きを見せるミドリシジミの仲間。
今回は、ヒロオビミドリシジミ(オス)の開翅↓を・・・
「ヒロオビミドリシジミ 開翅」(※クリックで800×533ピクセル)
ナラガシワの林の下にいたヒロオビミドリシジミのオス。
どうやらまだ羽化したての個体のようだ。
エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー ・・・
僕が知る、色を表すありふれた単語ではとても表現できない深い色・・・。
もちろん、太陽の光の当たり方や見る角度によっても見え方が変化する。
梅雨のどんよりとした曇り空の下で、小さなヒロオビミドリシジミが見せてくれた美しい翅の輝きに、しばし時間を忘れて見入ってしまいました。
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2008年6月21日
ウスイロヒョウモンモドキ
「ウスイロヒョウモンモドキ」 2008.6.14 新見市にて
里山の人々と共存する蝶、ウスイロヒョウモンモドキ。
草原に舞う小さな蝶、ウスイロヒョウモンモドキ。
体長20-25mmで翅を広げるとモンシロチョウとほぼ同じ大きさ。かつて阿哲台地が中国大陸や朝鮮半島と陸続きであったことの証しとされる北方系の地味なチョウですが、実は、近年(1980年代以降)、このウスイロヒョウモンモドキは急速に減少の一途を辿っています。
現在のところ、ウスイロヒョウモンモドキは兵庫、岡山、鳥取、島根のごく限られた地域にわずかに生息するのみとなっていて、2000年の環境省のレッドデータブックでも絶滅危惧種Ⅰ類に指定されています。わが岡山県でも、かつては約70ヶ所で生息が確認されていたにもかかわらず、現在では、新見市、新庄村、鏡野町のわずか3市町村5ヵ所のみになってしまいました。今は岡山県の絶滅危惧種に指定され、人々に保護されながらかろうじて生き残っているという状況です。
では、なぜウスイロヒョウモンモドキがこれほどまでに減少したのか?
それは、この蝶が暮らす環境がわれわれ人間の暮らしと密接に関わり合っているからです。
元々、ウスイロヒョウモンモドキの生息地は草丈が1m以下の葦(ススキ)の草原地帯や牧草地。
古来、里山では人々が雑木を切って炭を焼き、草刈りをして堆肥を作り田畑の肥料や牛馬の敷きわらとして利用する循環型生活を営んできました。しかし近年、過疎化や高齢化に伴う人手不足で放置される田畑が増え、今まで維持されてきた採草地や牧草地がどんどん減り、さらに農薬の大量散布などにより周辺の環境も悪化。その結果、ウスイロヒョウモンモドキの食草であるカノコソウやオミナエシも減少し、彼らが住める環境がなくなってきているのです。
・カノコソウの花
・ヒメジョオンで吸蜜するウスイロヒョウモンモドキ
特に、現在ウスイロヒョウモンモドキの南限となっている新見市では、生息地が激減しており、危機的状況にあります。
そこで、2003年から倉敷芸術科学大学の河邊誠一郎教授らを中心に、地元の方々の協力によりウスイロヒョウモンモドキの生活環境を守るための活動が行われています。保護区を設け、採集禁止の看板を立て、地元の人々との共同作業によって秋に従来どおりの草刈りや、食草を移植するなど地道な活動が続いています。
「里山の人々と共存する蝶」 ウスイロヒョウモンモドキ。
先週はその勉強会・観察会に参加しましたが、人間の暮らし方の変化によって数を減らす蝶を見ながら少し寂しく複雑な心境になりました。
【ウスイロヒョウモンモドキ 関連記事】
・ウスイロヒョウモンモドキ2009 (2009.6.9)
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2008年6月 6日
児島由加のホタル状況
「山間のホタル」 2008.6.4 倉敷市児島由加にて
児島由加のホタル。
山合いのホタルは今週末にピークを迎えそうです。
自宅近所のホタルの里、「蛍遊の水辺」。
今年のこの場所でのホタルの初見は5月20日。
僕も先月末から覗いていましたが、一昨日行ってみると風があるにもかかわらず、光の軌跡を描きながら、すでに川上の方までたくさんのホタルが乱舞していたので証拠写真だけ撮ってきました。今年はかなりの数のホタルが出ていると思います。
週末の夕べ、涼しい風に吹かれてホタルヒーリングはいかが・・・?
2009年の蛍遊の水辺由加のホタル祭りは、6月13日(土)17時~21時まで行われます。
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2008年5月30日
ハッチョウトンボの季節
「ハッチョウトンボの草原」 2008.5.25
今年もまた元気な姿を見せ始めたハッチョウトンボ。
今年は春の気温が高かったせいか、ハッチョウトンボの出現も例年と比べるとやや早かったように思います。次の2枚は、それより1週前の5月17日に撮影したもの。
ハッチョウトンボは、昨年いろんなシーンを撮影させてもらったので、今年は発生数と成長を確認する程度。やっぱりこの小さな姿は、見ているだけで癒されますね。(^_^;)
25日に撮影した中では↓の後ろ姿の一枚がなんとなく気に入っています。
これから7月初旬まで小さな命を育んで、将来もずっとここに住み続けてくれることを願ってやみません。
【ハッチョウトンボ 関連記事】
・ハッチョウトンボ 次なる世代へ(2007.7.17)
・ハッチョウトンボが見た風景(2007.7.16)
・黄昏のハッチョウトンボ(2007.5.27)
・ハッチョウトンボを撮る(2006.6.3)
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2008年5月19日
アオスジアゲハの追飛行動
「アオスジアゲハの飛翔(追飛行動)」 2008.5.17撮影
EOS20D+EF100-400mm F4-5.6L IS USM マニュアル、トリミングなし
記憶の光景がファインダーの中で蘇る。
ひらひらと舞い上がるアオスジアゲハ3頭の追飛行動。
アオスジアゲハといえば、落ち着きなく飛び回ってじっと静止することが少なく、吸蜜の時も次から次へと慌しく横移動を繰り返すので、飛翔シーンが撮りにくい蝶のひとつ。しかし、そのアオスジアゲハも突然、動きを変えて空へと舞い上がる瞬間がある。
ちょうど二年前の初夏、ここで記憶に残る不思議な光景に出会った。
目の前で、アオスジアゲハが一瞬にしてどこからともなく3頭集まったかと思えば、くるくるときれいな輪を描くように、しかも時折光を放つように空高く昇っていったのだ。
その様子はまるで、天に向かって螺旋状に引かれた見えない糸の上を辿っているかのようだった。なんて不思議で美しいんだろう!!
アオスジアゲハの追飛行動。
追飛行動とは、縄張り争いや求愛のために複数のチョウが追いかけ合う行動で、もちろん他のチョウでも見られるのだが、これほど美しいと感じたことはない。アオスジアゲハの場合、翅のコバルトブルーが逆光に照らされると、空に昇る時に時折透けて輝いているように見えるのだ。
このアオスジアゲハの追飛行動をなんとかもう一度見たいと思って昨年もここへ通った。
しかし、時折、縄張り争いや求愛で2頭が追いかける姿は見られても、空に昇るような追飛行動を見ることができなかった。
そして今年もまた、ゴールデンウィークにアオスジアゲハが出始めてから通い出して今回が4度目だった。
いつものように2時間ほどチョウやトンボを観察していて、帰り支度を始めた時、少し離れた場所でひらひらと絡み合うように3-4頭で空へと舞い上がるアオスジアゲハを発見!
仕舞いかけたカメラをまた引っ張り出し急いでその場所へと走る。
すでにもう追飛行動は終わっていたが、2頭のアオスジアゲハが数m離れた所で吸蜜をしていた。もしかするとまだチャンスはあるかもしれない・・・。
そう思って、カメラの準備をしてしばらく待っていると、またどこからともなくもう1頭のアオスジアゲハが誘うように近づいてきて、いつの間にか3頭一緒になって空へ舞い上がり始めた。
シャッターチャンス。
慌ててカメラを構え、マニュアルで飛翔するアオスジアゲハたちにピントを合わせようとするも、相手も絶えずヒラヒラと動く上、望遠レンズで被写界深度が浅いため、なかなか思うようにはピントが合わない。
空中で舞う2~3頭のアオスジアゲハをファインダーの中に収めながら必死でピントを合わせ続ける。すでに自分自身も初夏の太陽と暑さの中で集中力が欠け始めていたけど、それでも、この後、アオスジアゲハたちがもう一度だけ追飛行動を見せてくれたおかげで1~2枚は満足する画が撮れた。
僕の拙い瞬間写真では伝えきれないけれど、アオスジアゲハたちがひらひらと螺旋状に大空に舞い上がる姿をまた来年も見てみたい。
【関連記事】
・アオスジアゲハの秘密(2006.6.2)
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2008年5月15日
シオヤトンボのお見合い
「微妙な距離」 シオヤトンボ(左:オス 右:メス)※クリックで拡大
五月のある晴れた日。
木のベンチでシオヤトンボがお見合い中。
そして、数分後・・・・・
無事、仲良くカップルになっていました。
めでたし、めでたし・・・。(笑)
【関連記事】
・ハッチョウトンボ 次なる世代へ(2007.7.17)
・日本最小の赤トンボ ヒメアカネ(2006.10.11)
・ナガサキアゲハの失恋(2006.8.16)
・ラベンダー畑の恋(2006.6.29)
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2008年5月 7日
アサヒナカワトンボ
「アサヒナカワトンボ♀」 2008.5.3 児島にて
水辺で、アサヒナカワトンボ(旧カワトンボ)が姿を見せ始めました。
今年は、4月29日にメスだけは確認していましたが、5月3日には同場所でメスとオス2種類を確認できました。
・アサヒナカワトンボ ♂透明タイプ
・アサヒナカワトンボ ♂淡橙色タイプ
こうしてカワトンボの仲間が水辺に舞い始めると初夏を感じますね。
↓ここから下は興味のある方だけどうぞ・・・。
【アサヒナカワトンボの分類について】
写真のとおり、このトンボは同じ種でも翅の色によってオスが「透明タイプ」と「淡橙色タイプ」の2種類に分かれます。フィールドでオスかメスか迷った時のために、以下、ご参考までに僕なりのアサヒナカワトンボのオスメスの違いと見分け方です。(西日本の場合)
・腹部・・・オスは腹部の両端部が薄いブルー、メスは全体的に光沢のある深緑
・翅・・・・透明タイプのオスは「縁紋」(えんもん:翅の先端にある模様)が黒褐色、メスは白っぽい
また、このアサヒナカワトンボをはじめとするカワトンボの仲間の分類は非常に厄介で、呼び方も近年になってコロコロ変わっています。以前、オオカワトンボとヒガシカワトンボに分かれていたものが、2004年のDNA鑑定でオオカワトンボに統一され、2007年にはニホンカワトンボに和名変更されました。ニシカワトンボも2004年にカワトンボ、2007年にはアサヒナカワトンボに変更されています。(下図参照)
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2008年4月29日
ジャコウアゲハ 夕景
「A girl and butterflies」 2008.4.26
夕暮れの海辺。時が過ぎ行くのも忘れて・・・
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2008年4月28日
ジャコウアゲハの浜辺
「ジャコウアゲハの交尾」 2008.4.26
海辺の午後。ジャコウアゲハのラブストーリー。
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2007年11月22日
魚露目8号でカマキリ
EOS20D+EF18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号
晩秋、収穫を終えた田んぼにて。
魚露目8号で撮る昆虫写真も、今シーズンはそろそろフィナーレかな・・・
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2007年11月14日
ショウリョウバッタが見た風景
「草むらにて」 魚露目8号
今回もまんまる写真。草むらの中のショウリョウバッタ。
この写真の直後、飛び立った先で見た風景は・・・
「ショウリョウバッタと瀬戸内海」
バッタの目線で見る風景。
昆虫でも動物でも、同じ目線で向き合うことによって、ほんの少しだけ彼らとの距離が近づける気がしますね。
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2007年11月13日
まんまる写真
「秋晴れ」 魚露目8号
ある晴れ渡った日。
稲刈りの終わった田んぼでツマグロヒョウモン(オス)を見つけた。
「ひなたぼっこ」
魚露目8号を使って撮影すると、ケラレ(光が当たらず黒い部分)の大小はあるものの、円周魚眼レンズで撮ったものと同じような画像になります。周辺の黒い部分をカットするとこのような「まんまる写真」になります。今回の撮影で使ったEF-S17-85mm F4-5.6IS USMのワイド端では、ケラレが大きすぎて画質はイマイチですが、被写界深度はまずまずです。ちなみに魚露目8号から被写体(ツマグロヒョウモン)までの距離は1-2cm。今回もノーファインダーで撮影です。
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2007年11月 9日
海岸のクルマバッタモドキ
クルマバッタモドキ
EOS20D+EF-S17-85mm F4-5.6IS USM+魚露目8号 トリミング
いつものように夕日と撮ろうと海岸を歩いていた時の出来事・・・
前方の草むらから1匹のクルマバッタモドキが飛び出した。
そこまではよかったのだが、風が強かったせいかあるいは目測を誤ったのか、左へ急旋回してナント海の中へ着水したのだ。
きっとバッタの頭の中もパニックになっているに違いない。波に揉まれながら手足を動かして必死に陸地へたどり着こうとしている。急きょ、夕日撮影から昆虫撮影に切り替え、たまたまバッグの中にあった魚露目8号をつけ、何度も波にさらわれながら必死に岸を目指しすクルマバッタモドキの様子を観察してみた。撮影はほとんどノーファインダーで行っています。
早く逃げろ~~~!
助けを求めている?クルマバッタモドキ。
こういう場合、一刻も早く助けてやるべきと思われる方もいるかもしれないが、僕は生き物が自ら起こした過ちに人が手を差し伸べることは極力しないようにしています。雛鳥が巣から落下した場合と同じですね。
10数分後ようやく安全な場所にたどり着く。やれやれ・・・。
ホッと一息。
よくがんばったね、クルマバッタモドキ君。
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2007年11月 6日
What's happened?
コスモスの花に止まっているテントウムシを見つけた。
魚露目8号をつけた20Dのファインダーを覗いて近づいたその時・・・!
魚露目8号
「なんだなんだなんだーーー??」( ̄ロ ̄;
一瞬、何が起こったのか頭の中で理解できませんでした。(汗)
でも、とっさにシャッターを切ってみるとちゃんと写っておりました。
「レンズ前0センチ」の威力、恐るべし!(笑)
普通のレンズだったら間違いなくピンボケになるところですが、このあたりが魚露目8号の面白いところですね。(^^)
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2007年11月 5日
魚露目8号
「どう?このポーズ?」
EOS20D+EF-S18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号
魚露目8号を使って、お手軽「虫の目写真」。
魚露目8号は、ドアスコープの原理を応用したコンバーションレンズ。
このレンズの特長は、被写界深度がとても深い(レンズ直前からかなり遠くまでピントが合う)こと。なので、昆虫ワイドマクロ撮影にはとても都合がいいのです。
魚露目8号自体、すでに数年前からあるのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、もともとはコンデジ用に開発されたもので、実を言うと、僕も以前から手持ちのコンデジに取り付けて時々遊んでいました。でもやっぱり画質面から手持ちの20Dに付けたくていろんなサイトを参考に、中古レンズを改造して取り付けていたのですが、最近になって発売元のフィット社から専用のアダプタリングが発売されました。このアダプタリングと市販のステップアップリングやステップダウンリングを組み合わせることで、各社デジタル一眼レフ用レンズにも取り付けが容易になりました。アダプタリングは時間は少々かかりますがお願いすればサイズを合わしてくれます。(魚露目8号が買えるFITネットショップはこちら)
ただし、ここからが問題です。
デジタル一眼で魚露目8号を使う時にいちばん問題となるのが、本体側のレンズとの相性。レンズの焦点距離、内径などによって、ケラレやボケが大きすぎて全く使いものにならないケースが大半です。20Dの場合、概ね70-80mm前後でケラレがなくなるのですが、これで満足いく画質が得られるケースはほとんどありません。むしろそれより広角側の方がケラレがあっても被写界深度が深く、良い絵が撮れるのです。
EOS20D+EF-S18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号の組み合わせ
僕も何種類か試した結果、現在のところ以下の2種類のレンズに魚露目8号を取り付られるようにしていますが、ともに一長一短あり、なかなか最適のレンズは見当たりません。
・EF-S17-85mm F4-5.6IS USM
(17mm側の被写界深度はなかなか良いが、ケラレが大きすぎ。評価×?)
・EF-S18-55mm F3.5-5.6IS
(55mm側でもまずまず使える。ケラレあり。ボケがちょっと・・・。評価△)
それから、よくある質問ですが、魚露目8号とTokina AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mmなどの魚眼レンズとの違いは、やはり絞り込んだ時の被写界深度の差です。レンズ先端径の違いもあるでしょうが、魚露目8号の場合は、極端に言うとレンズ前0cmから背景まで広範囲でピントが合います。例えば、手前の小さな昆虫にピントを合わせて大きく写し、さらにその背後にある木や建物もある程度まではっきり写すことが可能です。これに対し魚眼レンズは接写にも限界がある上、ボケ具合も大きく、なかなかそういうわけにはいきません。
以下、今回のハラビロカマキリの写真はEF-S18-55mm F3.5-5.6IS+魚露目8号で撮影したものです。(トリミングあり)
「フロントガラスに影を映して」
「住み処へと・・・」
そもそも、僕自身も数年前に栗林慧さんの虫の目写真に衝撃を受け、いつかこんな生き生きとした昆虫写真を撮ってみたいと思っていました。ところが改造虫の目レンズはどうしても手間がかかりシステム自体が仰々しくなってしまうこと、また、一部で販売されている専門的な虫の目レンズも大変高価なことを考えると、魚露目8号を使ったお手軽システムで少しばかり工夫しながら遊ぶのが、自分のスタイルに合っていていいのかなとも感じています。
今回は前回の「虫の目線で・・・」で問い合わせをいただいたので、虫の目写真とレンズ機材をに関する記事を書いてみました。
秋も深まり、徐々に虫たちも少なくなってきましたが、今週はデジタル一眼レフと魚露目8号で撮った写真を何枚か紹介してみようかなと思っています。
→その後の魚露目8号の写真はこちら
2007年11月05日 | 固定リンク
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2007年10月26日
虫の目線で・・・
虫の目線で、虫の気持ちになってみようよ。
ある秋晴れの日、試行錯誤中の虫の目レンズを使って自宅近くでショウリョウバッタを撮影していたら、自転車に乗ってやってきた近所の子供たちが、
「おじさん、なにとってるのー?」「わー、バッタがいたんだね~!」
そんな瞬間をパチリ。
虫の目線で見た世界を写真にすることで、何かが伝わればいいな・・・。
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2007年10月22日
トラツリアブについて
「A flying angel...」 2006.10.22撮影 (800×533pixel)
copyright(c) 2007 yama, All rights reserved.
まるで、天使のようなトラツリアブ。
この可愛い姿がいつまでも見られますように・・・
PCが復旧していないので昨年の在庫ストックからです。
トップの写真はマクロレンズを使ってマニュアルフォーカスで撮影。
実は先日から、ブログ常連の方々や撮影でお会いした方々から、なぜ今年はトラツリアブの写真をアップしないのか?と言われてました。自分自身、今年も生息状況をチェックしたり、少しは写真も撮っていたのですが・・・。
ご存知の方も多いと思いますが、トラツリアブは、現在、日本中で唯一この地域でしか生息が確認されていない昆虫です。年に一度、秋の限られた期間にのみ発生し、トノサマバッタ等の卵鞘に寄生すると言われています。また、以下の理由からも特に保護すべき昆虫として位置づけられます。
1) 今のところ、半径1.5km程度のごく限られた狭い範囲でしか生息が確認されていないこと。
→その後、笠岡市(2008年)、倉敷市北部(2009年)でもトラツリアブ(それぞれ1個体)が発見されました。(追記:2010.11.24)
2) さらに現時点で1シーズンに非常に少ない個体数しか生息が確認されていないこと。
そのため、絶滅の危険性が非常に高い昆虫といっても過言ではありません。
可愛らしさや珍しさだけに目がいき、ついうっかりそのことを忘れてしまうと、生息地の環境変化や採集等によって取り返しがつかないことにもなりかねません。
「Like an angel...」 2006.10.22撮影 (800×533pixel)
copyright(c) 2007 yama, All rights reserved.
このところ、ネットを通じての情報のやり取りや、事情を理解していない方による某有名掲示板への画像投稿等により、あちこちから人が来られるようになりました。昆虫を通じて自然に親しみ、環境の大切さに気づくのは大いに歓迎ですが、中には写真を撮ることだけを考えて、湿地特有の植物も何か所かで踏み倒されていることもありました。
ここに限らず、自然の中には撮影ポイントなどという場所はありません。特に湿地、湿原では人がたくさん入れば入るほど、地面が踏み固められたり、靴や衣服についた別の繁殖力の強い種が持ち込まれて生態系が失われることもありえます。常に動植物や鳥や昆虫の住む土地にお邪魔させてもらっているという気持ちだけは忘れずにいたいものです。さらに言えば、このトラツリアブが確認されているエリアは、私有地あるいは、今後、人の手が入る可能性のある場所が大半で、セイタカアワダチソウやセンダングサなどの外来植物に訪花していることから、人為的に農薬散布や除草で一瞬で生息地を奪われる可能性もあります。
なので、今一度、トラツリアブの将来のことを真剣に考えていただき、ネットを含め十分な配慮とトラツリアブ生息地保護へのご協力をお願いしたいと思います。
この小さな可愛い姿がいつまでも見られるかどうかは、われわれの行動とモラルにかかっています。
★2010.11.24追記
その後のトラツリアブ状況と新たにわかったこと
→トラツリアブ その後(2010.11.24)
2007年10月22日 | 固定リンク
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2007年9月 6日
カメラ目線
秋色の昆虫、イチモンジセセリの正面顔。
こういうカメラ目線ならかわいいけれど・・・
カマキリのカメラ目線は苦手な人もいるかな・・・。
こちらはオマケ。
海を入れてバッタを撮ろうと、魚眼レンズでじわじわと近づいてみた。ところがシャッターを切ろうとした瞬間、砂浜を散歩中のおばさまが、「何がおるん?」と話しかけてきてバッタが影に・・・。おかげで、バッタではなく、おばさまのカメラ目線になってしまった。(笑)
2007年09月06日 | 固定リンク
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2007年8月23日
空蝉
「空蝉」 2007.8.21撮影
EOS20D+Tokina AT-X 107 10-17mm(17mm)
過ぎ行く夏の忘れ物・・・
空蝉(うつせみ)は俳句の世界では夏の季語。言葉自体は「セミの抜け殻」以外にもさまざまな使われ方があるようです。
このところセミの鳴き声もようやく一段落してきましたが、夏の終わりを感じて切なくなるのは僕だけでしょうか・・・。(笑)
2007年08月23日 | 固定リンク
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2007年7月22日
チョウトンボに魅せられて
チョウトンボ。
そのコバルトブルーの輝きに魅せられて・・・
2007年07月22日 | 固定リンク
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2007年7月17日
ハッチョウトンボ 次なる世代へ
「ハッチョウトンボの交尾」
EOS20D+Tokina AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5
17mm ISO400 1/200sec F11 +1/3EV
日本最小のハッチョウトンボ。
その小さな命を次の世代へ・・・
前回はハッチョウトンボの視界に入る風景を、少し遊び心を入れてご紹介しましたが、今回は魚眼レンズで撮ったハッチョウトンボの交尾シーンから・・・。
魚眼レンズ、あるいは超広角レンズで虫たちを撮る理由は、昆虫たちの眼に映る風景や、彼らが暮らす環境を写真で伝えることができるから。
これなら、ハッチョウトンボをご存知ない方でも、写真を見るだけで、このトンボが湿生植物が生い茂っている池や湿地に暮らしているんだ・・・ということが一目でおわかりいただけるはずです。
ところが、当然のことながら魚眼レンズは写る範囲が極めて広いので、中心になる被写体にある程度近寄らないといけません。ましてや、日本で最も小さいと言われる体長2cmに満たないハッチョウトンボとなるとなおさら。しかし、あまり近寄りすぎると、結果的に彼らの暮らしの邪魔をしたり、人間を極端に怖れるようになってしまうので撮影する側としては非常に難しいところです。上の交尾シーンでは、あえてレンズをワイド側(10mm)ではなくテレ側(17mm)にしたのもそのためです。
「ハッチョウトンボ メス」
昨日ご紹介した真っ赤に成熟したオスと異なり、メスは茶色と白のちょっと地味なストライプ模様をしています。最初の写真を見て、もしかすると違う種類が交尾してる・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)
「ハッチョウトンボのパトロール」
最後のこの写真は、僕が以前からずっと撮りたかったシーン。
交尾を終えたハッチョウトンボのメスは、こうして草に止まりながら、水面に移動し何度か尻尾を打ち付けるようにして産卵を繰り返しますが、その間、オスは周囲の敵に襲われないようにずっと近くを飛び回ってパトロールを続けます。
ただでさえ体の小さなハッチョウトンボのオスとメス。その両者の眼にピントを合わすというのは、実際のところ極めて至難の業なのですが、今回はオスがいい位置を飛んでくれたこともあって、タイミングよくその瞬間を捉えることができました。
来年もまた、彼らの子供たちがこの池に元気な姿を現わしてくれるのを願うばかりです・・・。
2007年07月17日 | 固定リンク
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2007年7月16日
ハッチョウトンボが見た風景
ハッチョウトンボ(オス)
「きょうは、雨もやんだし暑くなりそうだなぁ~。」
2007年07月16日 | 固定リンク
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2007年7月 9日
ベニシジミとハルジオン
相変わらずお天気がスッキリしないので、さわやかなベニシジミとハルジオンのマクロなど・・・
前回のクモとホタルを撮った後に撮影したもの。
ベニシジミは原っぱや道端など、どこでも見かける被写体ですね。先日はハルジオンの花がたくさん咲いていたので、嫌味にならない程度に前ボケを作って少しソフトな部分を作ってみました。蝶の中でも比較的近寄っても逃げないことが多いので、初心者の方のマクロ撮影でも撮りやすい被写体ですね。
2007年07月09日 | 固定リンク
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2007年7月 8日
終わらない生命
ひとつの命が終わっても、また次へと繋がる昆虫たちの生命サイクル。
人間と違って、自然には無駄がないのだ・・・
最初から、少しショッキングな写真ですみません。(^_^;)
きょうの写真は、昨日、ちょっと気晴らしに近くをウロウロしていて撮影したものですが、ゲンジボタルの死骸をクモ(ハナグモ)が運んでいるところです。
ホタルが可愛そうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これも考えようによっては自然の生態系を保つ上でのひとつのリサイクルに過ぎません。
さて、ホタルついでにもうひとつ。
昨日は七夕。あいにく、瀬戸内地方も例年の通りの曇り空で、星空を見ることができませんでしたが、たまたま夜11時ごろにmosyupaさんから、「ヒメボタル探索中」との携帯メールをもらったので、僕が2年ほど前にヒメボタルを確認している地元・児島の竹林へmosyupaさんとお友達をご案内しました。聞けば、先日の山陽新聞のヒメボタルの記事を見られてあちこち歩き回っておられたそうです。
暗闇の中で思ったよりたくさんの数(30-50匹)のヒメボタルがまるで夜空の星のように輝いていました。きょうに限っては、七夕の銀河ならぬ「森の星空」といったところでしょうか・・・。(笑)
ヒメボタルは幼虫時代に土の中にいる巻貝を食べる陸生のホタルで、ゲンジボタルやヘイケボタルより少し遅れてちょうどこの時期に姿を現します。小さな体でチカチカッと素早く点滅するのが特徴で、岡山県内では新見市哲多の天王八幡神社や北房の備中鍾乳穴(かなちあな)が有名です。ただしヒメボタルも多い代わりに人もかなり多く、見物人やカメラマンの間でトラブルがあったりして興ざめしてしまうので、僕はなかなか足が向きません。
昨夜は、一応カメラもセットしたのですがお見せできるものはありません。(笑)
それでもmosyupaさんが声を掛けてくれたおかげで、思いもよらぬ神秘的な「森の七夕」を楽しむことができました。やっぱり地元で気の置けない仲間たちと見るヒメボタル鑑賞はいいものですね。(^^)
2007年07月08日 | 固定リンク
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2007年6月23日
プーケットの蝶
タイ、プーケットで見た熱帯のチョウたち・・・
東南アジアといえば昆虫の宝庫。個人的にはマレーシアのボルネオ島に行ければと思っていたのですが社員旅行の候補からはあえなく却下。(笑)
とはいうものの、プーケットでもまだ見ぬ南の島の蝶がたくさんいるはず・・・と、ちょっぴり期待していました。昨年の台湾のように蝶がいそうな山へ行く時間がありませんでしたが、バタフライガーデンへ寄り道してもらったりして初めて目にする蝶も何種類か撮影できたのでご紹介します。
まずトップの写真はオナシアゲハ。
その名のとおり、日本のナミアゲハの尾がないもの。この時はとてもおとなしくて近くまで寄らせてくれました。
・オナシアゲハ(表)
・オナシアゲハ(正面)
翅の裏はタテハチョウのような模様です
・オオゴマダラ
南の蝶としてはかなり有名ですね。
・コモンマダラ
リュウキュウアサギマダラのような薄いブルーの斑紋が特徴です。
・ルリスジアゲハ
鮮やかなエメラルドグリーンがいかにも熱帯らしい蝶です
・リュウキュウムラサキ
・クロタテハモドキ
・ハレギチョウ
カバマダラに擬態するメスアカムラサキに近いですが、後翅の周りの内側に点々模様があるとても綺麗な蝶です。
裏の模様がとても鮮やかです。
・タイワンシロチョウ(オス) uiuiさん Thanks!
・トラフタテハ
他にも海辺や山沿いの道などを歩いていると、ナガサキアゲハやスジグロカバマダラが飛んでいる姿を結構見かけました。それにしても熱帯のチョウはとても鮮やかでエキゾチックな感じがしますね。(^^)
あー、ぜひ今度はゆっくり撮ってみたいなぁ・・・。
2007年06月23日 | 固定リンク
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2007年5月29日
森の忍者
・・・・・
忍法、隠れ身の術・・・といったところでしょうか。エダシャク(蛾)の仲間だと思いますが、実に巧くカモフラージュするものです。(笑)
これも生きるために与えられた、ひとつの術(すべ)ですね。
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2007年5月27日
黄昏のハッチョウトンボ
ハッチョウトンボのシルエット。
夕暮れの草原に輝く小さな命・・・
今年もハッチョウトンボが羽化しはじめた。
夕日とハッチョウトンボが撮りたくて、日没前に少し覗いてきました。
写真では大きく見えてしまいますが、体長約2cm、日本最小のトンボ。トップの写真はたまたま風が吹いて翅を広げてくれた瞬間です。
まるでステンドグラスのよう・・・。
ハッチョウトンボ、きょうのところはまだメスが1匹のみでしたが、近々オスも元気な姿を見せてくれると信じています。
【関連記事】
・ハッチョウトンボを撮る(2006.6.3)
・夕暮れトンボ(2005.7.5)
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2007年5月17日
ツバメシジミ
ツバメシジミ(春型・メス)
ツバメシジミのツートンカラー。
黒の表翅に白い縁取りが美しい・・・
ツバメシジミは、幼虫の食草がシロツメクサなので、この時期よく見かけるシジミチョウの仲間ですが、先日、きれいなメスの個体に出会いました。
黒い翅といっても、個体差や光の当たり方によってこげ茶やあせた茶色のものも多いのですが、上の写真の彼女は黒がとてもきれいに出ていました。
せっかくなので、ふわりと飛び立った瞬間を撮りたかったのですが、シャッターを切るのが若干速かった模様です。(汗)
この写真は飛び立つ前のカット。
お茶目な顔でちょっぴりカメラ目線かな・・・。(笑)
2007年05月17日 | 固定リンク
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2007年5月11日
恋の季節
畑の昆虫たちにも恋の季節が・・・
ホトケノザの花の下。
黒い影を見つけて覗いてみたら、ナミテントウに叱られました。(笑)
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2007年5月 4日
ジャコウアゲハの観察
海辺でハマダイコンの花に吸蜜するジャコウアゲハ。
昨日、はじめて昼間の時間に観察してみました・・・
・砂浜のジャコウアゲハ
毎年書いていますが、ジャコウアゲハは幼虫時代に毒草(ウマノスズクサ)を食べることによって、体に毒(アルカノイド)を蓄え天敵から身を守ります。
僕もそんなジャコウアゲハに魅せられて毎年撮ってきましたが、いつも夕方ばかりで、昼間に来たのはなぜか初めて。(笑)
午後1時過ぎ。いるのはいるのですが、最初のうちはなかなかハマダイコンの花に止まってくれず、周りを飛んでは山の方へ戻っていき、また気づけば戻ってくるという動作をずっと繰り返していました。
山猫さんとも話していたのですが、この行動はどうやら「縄張りの監視」。そういえば、この砂浜にはハマダイコンの群落が何ヶ所かあって、それぞれに来ているジャコウアゲハがほぼ決まっています。つまり昼間は吸蜜するでもなく時々、別のジャコウアゲハがやってきてないかと監視に飛び回っていたというわけです。
これで、夢民谷さんが言っていた・・・真昼間はあまりみかけない、あるいは止まらないという証言も説明がつきますね。(笑)
いつもと違う時間に観察すると、また新たな発見があって面白いです。
さて、前置きが長くなりましたが今回写真で紹介するジャコウアゲハは自分の縄張りを体を張って守っているのか、あるいはよその縄張りに入って攻撃されたか・・・で翅がボロボロになった個体です。
前回とあまり変わり映えしない写真ですがご勘弁を・・・。m(_ _)m
・ひらりと舞うジャコウアゲハ
・ハマダイコンの種莢と・・・
・岩場をバックに・・・
・どの花にしよかな・・・
・お約束の「ふわり」
・後ろからも・・・
今回もまた飛びモノ中心に撮りましたが、なかなか思うようには撮れません。(汗) GW後半、天気が悪そうなのとハマダイコンの花も少なくなってきているのとで、ここのジャコウアゲハもそろそろ見納めかもしれませんね。
2007年05月04日 | 固定リンク
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2007年4月30日
ジャコウアゲハが舞う季節
ジャコウアゲハ 4/29撮影
夕暮れ近い浜辺にて。
今年もジャコウアゲハが舞う季節がやってきた・・・
例年GWの頃に羽化して飛び始めるジャコウアゲハ。
今年も逢えてよかった・・・。
少し離れた場所からそっと見守るように撮影・・・です。
・風に揺れるジャコウアゲハ
・海をバックに・・・
・ハマダイコンの花とジャコウアゲハ
・ひらり・・・
・ふわり・・・
・翅の柔らかな質感がたまらない
・夕日に染まるジャコウアゲハ
4/29に確認したジャコウアゲハはまだ2,3匹ですが、これからしばらくの間、ハマダイコンの花の周りで優雅に舞う姿が見れそうです。
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2007年4月22日
野山歩きの見つけもの
週末、久しぶりにのんびりと野山を歩いてきました。
きょうは、その時の見つけものを写真で紹介・・・
・歩き始めてすぐに出会ったトンボ、まだ幼い個体のようです
・足元に咲くアリアケスミレを見ていたら・・・
・すぐ近くに野ウサギのフンが・・・(笑)
・水辺にはオタマジャクシもいっぱい
・きのこもニョキニョキ
他にもワラビやゼンマイ、アケビの花といった春を感じさせてくれる植物たちがあちらこちらに・・・。
さて、そんな中、こんなちょっと変わったものも・・・。
・美味しそうなリンゴの実!?
いえ、これはナラメリンゴフシ。
春の野山を歩くとよく見かける、ナラメリンゴタマバチというハチによってコナラの幼木にできた「虫こぶ」。
虫こぶとは、ハチやハエなどの昆虫が植物に産卵し、その刺激によって植物の組織が異常に変形、奇形化、あるいは肥大化したもの。
結果的に、昆虫がエサや住居として育つのですが、ナラメリンゴフシの場合、わざと美味しいリンゴに見えるように丸く赤く変色し、鳥や森の小動物に(虫こぶを)食べてもらおうという巧みな「仕返しの戦略」があるとも言われています。
おまけ、こんな風にダブルのナラメリンゴフシも・・・。
これだと串に刺した団子みたいですね。(笑)
そして、最後はビロウドツリアブ(ビロードツリアブ)。
わが家の近所でも、毎年この時期になると、ツツジの花などに吸蜜に訪れます。このビロウドツリアブ、なかなかすばしっこくて、今まで飛び姿をまともに撮ったことがなかったので低く飛んでいるところをマニュアルで撮ってみました。場所が花の近くじゃないので見栄えはしませんが、後ろ足を広げた飛び方はトラツリアブにそっくりです。
同じく毛がふわふわですが、正直、トラツリアブほどかわいくないと言ったら本人に叱られるかな?(笑)
このところ、週末の天気がイマイチですが、もうまもなくすればGW。
みなさんも穏やかな春の陽気に誘われて、ゆっくりと五感で感じる野山歩きと自然観察を楽しんでみられては・・・?きっといろんな発見が待っていますよ!(^^)
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2007年3月 6日
ワラビのジャンケン
・岡山県で最も早い王子が岳のワラビ
王子が岳を歩きながら、ジャンケンポン遊び。(笑)
まずは「グー」。
続いて、「パー」。
この後、一生懸命、「チョキ」を探したけれど見つからず。
仕方なくあきらめかけたところへ・・・・・
「チョキ」。(笑)
越冬ツチイナゴ君を見つけて、「チョキ」になってもらいました。(^_^;)
ツチイナゴは、九州以北では唯一、成虫で冬を越すバッタの仲間。今まで何度か紹介しているのでご存知の方も多いでしょう。
さて、今年は暖冬のせいか、王子が岳のワラビも昨年よりずっと早いです。
写真の撮影日は3月4日ですが、すでに何日前かに誰かが山に入って採った後があり、間違いなく今シーズンは2月末から出始めていたと思われます。
今はまだ、王子が岳の一部ですが、今月中旬以降は全山で一斉にワラビが芽吹き、味覚でも本格的な春を感じる季節になりますね。
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2007年2月 2日
オオゴマダラの飛翔を撮る
・EOS20D+Tokina AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm
オオゴマダラの飛翔シーンを少しばかり撮ってみました・・・
伊丹市昆虫館のオオゴマダラ、今回は飛翔編を少々。
・ホバリング中のペア
・翅を広げて・・・
・空中タックル!
・腕から飛び立ったと思えば・・・
・相変わらず人懐っこい・・・(笑)
・温室の中を飛ぶオオゴマダラ
トップの写真とラスト3枚は魚眼レンズを使い、軽くストロボを当てて撮影しています。
元々、こういう背景を生かしたチョウの飛翔シーンを撮りたくて、昨年秋に魚眼レンズを買ったのですが、ちょうどその頃から仕事が忙しくなってしまいほとんど使う機会がありませんでした。
この日はちょっと練習で撮ってみましたが、魚眼レンズで飛んでいるチョウにピントを合わせるのは望遠やマクロよりかなり難しいですね。またボチボチ練習していきたいと思います。
2007年02月02日 | 固定リンク
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2007年1月31日
伊丹市昆虫館のチョウ
・ツマムラサキマダラ(オス) 伊丹市昆虫館にて
前回の沖縄のチョウの続きです。(笑)
伊丹市昆虫館のチョウ温室には、年間を通じて10-15種 1,000匹前後の沖縄のチョウが乱舞しています。もちろん、それだけたくさんのチョウを飛ばしても、実際に現地で見る自然やチョウの素晴らしさには到底叶いません。
それでも、温室の中は気温、湿度、明るさはもちろん、チョウの食草や樹木が巧みに配されていて、昆虫好きな方や子供たちがチョウを観察をするにはもってこいの場所。なんといっても都会の近くで、こんな真冬に、遥か南の島に生きるチョウたちの営みや環境を垣間見れるところがいいですね。
3月12日までは「企画展おきなわ~ちょうちょのふるさと~」も行われていて楽しい展示物も盛りだくさんです。
話を元に戻して・・・・・
上の写真のツマムラサキマダラは、僕も今回はじめて見たチョウでしたが、翅の鮮やかな青紫色の模様に加えて、体の一部も瑠璃色でとても目を惹かれました。
・ツマムラサキマダラ(オス・翅裏)
・ツマムラサキマダラ(メス・翅裏)
美しい翅の表と比べるとちょっと地味ですね。そうそう、このチョウの食草であるガジュマルの木の葉っぱで休んでいる幼虫も撮ったのですが今回は見送りますね。(笑)
こちらは、昨年の台湾でも撮影したスジグロカバマダラ。台湾で見たのはもうひと回りほど大きかった記憶があるのですが・・・。
・シロオビアゲハ
見ているとどうやら明るい場所を好むようです。
・クロテンシロチョウ
このチョウは逆に薄暗いところが好きなようで、足元あたりを慌しく飛んでいました。
・タイワンキマダラ
コントラストが柔らかなタテハチョウの仲間、ポインセチアの上でたくさん休憩中でした。(笑)
さて、伊丹市昆虫館の温室で最もたくさん見たのがこのオオゴマダラ。日本最大のチョウとも言われ、翅を広げると13-4cmもあります。通常、チョウの寿命(成虫)はだいたい15日程度ですが、オオゴマダラの寿命は60-75日、長いもので90日(約3ヶ月)も生きるそうです。また金色の蛹をもつチョウとしても有名ですね。
・ハイビスカスの花をバックに・・・
・プロポーズしているのかな・・・?
・オオゴマダラの産卵シーン(産み付けているのは幼虫の食草、ホウライカガミ)
・後で葉っぱを見てみると・・・ちゃんとありました。(笑)
・シーサーの上にパタリ・・・
そして、この温室のオオゴマダラはとても人懐っこい。
・いち、にの、さん・・・まるでパラパラマンガのようですね。(笑)
・気がつけば僕の胸元にも・・・これがホントの蝶ネクタイ?(笑)
というわけで、次回はこのオオゴマダラの飛翔写真など・・・。
2007年01月31日 | 固定リンク
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2007年1月28日
沖縄のチョウたち
・リュウキュウムラサキ
突然ですが・・・
南の島の美しいチョウたちに逢いに行ってきました...
先週から風邪で体調を崩していたのでストレスも溜まり気味。
ここはやっぱり沖縄のきれいなチョウたちに癒されるしかないっ!?
ってことで・・・・・
・リュウキュウムラサキ(正面)
・リュウキュウムラサキ(羽裏)
本来は台湾や八重山諸島で見られるチョウ。
けれど迷蝶として有名で台風に運ばれて西日本はもちろん、北海道でも確認されたことがあるとか・・・。
・リュウキュウアサギマダラ
・リュウキュウアサギマダラ
久しぶりに見たリュウキュウアサギマダラ。
このチョウの特徴でもある淡いブルーの紋様が南の島の海を連想させますね。
・ツマベニチョウ(開翅)
・ツマベニチョウ(裏)
ツマベニチョウの「ツマ」とは「褄」のこと。
もともと、着物の端の意味で、チョウの場合は左右両側の前翅の端を指します。何度見ても文字通りきれいなチョウですが、表の美しさに反して、裏は枯葉そっくりです。
・ジャコウアゲハ 逆光
・ジャコウアゲハ
このジャコウアゲハは、何度も紹介しているのでご存知の方も多いでしょう。ウマノスズクサを食草とする毒蝶で、GWの頃には児島の浜辺でハマダイコンの花に群れています。その名の通りジャコウ(麝香)に似た独特の香りがします。
・カバタテハ
・カバタテハ 求愛中
樺色の羽が特徴のカバタテハ。
2枚目の写真は、向かい合ってまるで愛を語っているようです。
それにしてもかなり接近していますね・・・。(笑)
・コノハチョウ
僕が大好きなコノハチョウ。
昨年台湾で見た時と同じく翅の表ですが、実に鮮やかな色をしています。裏の枯葉に擬態しているところを撮りたかったのですが、日向ぼっこ中らしくずっと長い時間このままでした。(苦笑)
というわけで、この寒い時期に沖縄のチョウたちで少しでも暖まっていただければ幸いです。まだ続きがありますが次回以降に・・・。
あ、うっかり言い忘れるところでしたが・・・・・
今回の写真は、すべてこちらにて撮影しました。(^^ゞ
本当は久しぶりに八重山あたりでのんびりしたかったなぁ~~~。
最後になりましたが、本日でこのブログも3歳になりました。(笑)
明日から4年目に突入、月日が経つのは実に早いものですねぇ・・・。
引き続き、今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m
2007年01月28日 | 固定リンク
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2006年10月23日
海と空とトラツリアブと・・・
トラツリアブの飛行シーン、前々から海を入れて撮りたくて・・・。
でも下にちょっとしか写ってないし・・・みたいな。(苦笑)
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2006年10月22日
トラツリアブの観察
朝、秋の気配が漂う山間の原っぱで・・・
「おはよう~~~、トラちゃん!」
本日、いちばん最初に出逢ったトラちゃん。
葉っぱの陰で、まだ朝露がついて翅も濡れてます・・・。
こちらは、まだ額の辺りがしっとりしています。
あまり動く気配がありません・・・。
器用に足を広げて・・・
開脚静止状態のトラちゃん。(笑)
セイタカアワダチソウに止まっているものの、まだ寝ぼけ眼。
まだ、お食事前・・・って感じです。
ふと足元を見ると・・・・・太陽に背を向けて
地面の上で翅を乾かしているトラツリアブ。
しばらく見ていると、翅が乾いたのか、ようやく飛び始めました。
ブーン・・・・。
ふいに、こっちへ向いて飛んできたトラちゃん。この後、草に止まるのかと思いきや、次の瞬間、何を考えたか僕のトレーナーに・・・。(笑) 残念ながら右肩のあたりで、位置が悪くて写真は撮れませんでしたが、とても可愛かったです。(^^)
実を言うと、きょうは今年の初めから決まっていたトラツリアブの調査会。双翅目談話会の方々が来られるので、僕も予定を空けていました。朝早く起きて、ぶらぶらした後、ひと足先に現地へ・・・。朝のトラツリアブを観察していると、視界に入る岩場の上で水筒片手にこっちを見て、ニコニコしながらパンをかじっているお方が・・・。(笑)
僕の気配を感じて覗きに来られたmosyupaさんでした。ここはあまり人の来ない場所なんですが、mosyupaさんにはすぐに見つかってしまいます。(^_^;)
さて、調査会の方ですが、実は昨年からトラツリアブの件で交流させていただき、会報や論文などでお世話になっているKさんからのメールで、よろしく・・・とお願いされてたこともあり、大阪、高知から来られた3名の方々に、昼前から生息地域や周辺の環境、今年の確認状況を説明させていただきました。
今のところ、ここが「日本で唯一のトラツリアブの生息確認場所」なので、談話会の方々もトラちゃんたちに出逢えて満足げな表情。これから他の地域でトラツリアブを探してみると言われてました。いずれにせよ、貴重な環境をこのままずっと守っていきたいものです。
きょうは、トラツリアブの行動観察が中心で、写真はまともに撮らなかったのですが、続きはまたの機会に・・・。
2006年10月22日 | 固定リンク
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2006年10月20日
ハナアブの世界
トラツリアブ君にはかなわないけれど、
ボクもなかなかキュートでしょ?(笑)
オオハナアブ。
比較的よく見かけるハナアブなのですが、見る角度によってとても愛らしい顔をしています。アニメのキャラクターになりそう・・・。(笑)
それから、ハチとアブの違いをよく聞かれますが、基本的にハチは翅が4枚、アブは2枚です。なので、アブやハエの仲間は、「双翅目(そうしもく)」と言われていて、上の写真ではアブの後翅が退化した「平均こん」と呼ばれるものも前翅の付け根あたりに見えています。
・オオハナアブ 上から
・オオハナアブ 正面から
・オオハナアブ 飛行中
トラツリアブもそうでしたがレンズを通して見ると、肉眼では見ることのできない小さな昆虫たちの素顔を見ることができますね。
さらに、このハナアブはちょっとユニーク。
・キゴシハナアブ
胸部は縦縞、腹部は横縞という変わり者。(笑)
さらによく見ると複眼もちょっと変わった模様でユーモラスですね。
2006年10月20日 | 固定リンク
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2006年10月11日
日本最小の赤トンボ ヒメアカネ
・ヒメアカネ オス
「日本最小の赤トンボ」、ヒメアカネ。
秋の日差しに輝いて・・・
日本最小のトンボは、ハッチョウトンボだけど、赤とんぼを指す「アカネ属」のトンボの中ではこのヒメアカネがいちばん小さい・・・。
・ヒメアカネ メス
・ヒメアカネの交尾1
・ヒメアカネの交尾2
体長約3cm、小さな命を次の世代へ・・・。
2006年10月11日 | 固定リンク
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2006年10月 9日
トラツリアブ 再び!
みなさん、お久しぶりです。
ボク、トラツリアブ、覚えてくれてた?
・風に揺れながら振り向いて・・・
・フジバカマの花でお尻を上げて・・・
・ちょっと疲れたな、草の上でひと休み・・・
・まばゆい逆光のセイタカアワダチソウの中で・・・
・後ろ足を上げて飛び姿・・・
・お尻もふわふわ、空飛ぶねこじゃらし
昨年秋、一大センセーションを巻き起こしたトラツリアブ。
10月に入って、気になっていたのですが、昨日、mosyupaさんのブログでその姿を確認し、本日僕も逢いに行ってきました。
(帰り際、mosyupaさん親子にお会いしお世話になりました。m(_ _)m)
双翅目研究家の方々の話では、生存が確認されてない時期もあったトラツリアブ。
まだまだ出始めで、歩き回ってようやく6,7匹。
数は少ないものの、今年もトラツリアブが元気な姿を見せてくれたことがうれしかったです。トラちゃんのキュートな姿を温かく見守っていきたいものですね。
【関連記事】
・トラツリアブについて(2007.10.22)
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2006年8月30日
晩夏の向日葵2006-昆虫編-
・ミツバチと・・・
笠岡のひまわり畑に着いたのが17時。
昆虫たちをゆっくり撮る余裕がなくて・・・m(_ _)m
・モンシロチョウと・・・
(先日も書きましたがモンシロチョウが異常に多いです。)
・テントウムシと・・・
(ちょっと暑そうですね...)
特集「晩夏の向日葵2006 in 笠岡干拓地」まだ続きます。(^^;
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2006年8月16日
ナガサキアゲハの失恋
「ボクの名前はナガサキアゲハ。
わ、キレイな彼女、アタックしてみよ・・・!」(^○^;
「どう、ボクの飛び姿?カッコイイでしょ?」ヾ(^0^)
「ワタシ、あなたになんて興味ないわよ・・・フン・・・」(¬¬;)
「きゃー、こっちに来ないでーーー!」(≧□≦)
「そんなこと言わないで、待ってよぅー!」(T□T)
☆ハッピーエンドなアゲハはこちら→ラベンダー畑の恋
ナガサキアゲハ君、またチャレンジしてね・・・。(笑)
【注】
ナガサキアゲハは、もともと南方系の蝶ですが、近年温暖化の影響?で分布が日本国内でもだんだんと北上している蝶です。
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2006年8月14日
セミの羽化を撮る
・アブラゼミの幼虫(2006.7.29 PM7:40撮影)
海で夕景を撮影したあとの帰り道。
セミの幼虫に出会った・・・
夏といえば、やっぱりセミの羽化。
そういえば、セミの羽化シーンをしばらく写真に撮ってなかったなぁ・・・と思ってホントは蚊に刺されながらでも幼虫の羽化を外で撮影したかったのだけれど、この日は雨が降り出したので仕方なく部屋へ・・・。
今回、電燈の明かりだけで、ISO1600の手持ち撮影のため、あまりいい写真じゃないですがご勘弁を・・・。m(_ _)m
というわけで、夏休みも残りあと2週間。
まだ自由研究の宿題が終わっていない子供たちへ・・・。(笑)
【セミの羽化1,2】
PM8:30、羽化の始まり。
まずは背中が割れてお約束の「イナバウアー」。(笑)
【セミの羽化3,4】
白い糸状になっているのは幼虫時代の気管。
腹筋を使って器用に向きを変える。
【セミの羽化5,6】
羽全体に体液を送り込んで次第に硬くなっていく。
【セミの羽化7,8】
AM3:00(写真右)。羽化の始まりから6時間半かけてようやく成虫とほぼ同じ体色に・・・。
この1時間後、部屋の中で元気に飛びはじめたので裏の林へ。
では最後にセミのトリビアなど・・・。(笑)
「セミは羽化後3、4日経たないと鳴けない」
→このアブラゼミはメスでしたが、オスであっても鳴き始めるのは発音器が固まる3~4日後。
「セミの成虫の寿命、1週間はウソ」
→よく1週間といわれる成虫の寿命ですが、平均すると2週間前後、長いもので3週間も生きるようです。
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2006年8月 5日
ハグロトンボの観察
・ハグロトンボ オス
夏、川の近くの草地でよく見かけるハグロトンボ。青緑色の体に黒い翅をヒラヒラと輝かせて飛ぶ姿はいつ見ても目を惹かれる・・・
ファインダー越しに観察し写真に撮ると、
さらにいろいろなポーズが見えてくる。(笑)
・折り曲げ(交尾のシュミレーション?)
・ヘリコプター(翅を開いた瞬間)
・ほうき(こんなに翅が前に出るとは・・・笑)
ハグロトンボは警戒心が強くなかなか近寄らせてくれないけれど、夏休み、水辺で出会ったら腰を落として、ゆっくりと近づいて観察してみてください。草の上で「静止し、翅を広げてさっと閉じる」カワトンボ科特有の姿が観察できると思いますよ。(^^)
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2006年7月28日
ブロガーインタビュー
「片隅の夏」
昨日の予告でお伝えした ブロガーインタビュー
先日、アメーバブックスさんからブロガーインタビューの依頼。
内容は「話題のブロガーに10の質問」というもので、サイトを拝見すると、過去にインタビューされてる方は、「がんばれ!生協の白石さん」のじょびさんや「農家の嫁の事件簿」のAKIさんなど超有名な方たちばかり・・・。(@_@)
僕など、別に「話題のブロガー」でもないのにどうして?という疑問はありましたが、せっかくお声を掛けていただいたのでありがたくお受けすることに・・・。
今回の10の質問は、自然のこと、写真やブログのことなど比較的答えやすいものでよかったです。それに今までになく写真を載せていただいたのはうれしかったかも・・・。ただプロフィール写真はお見せできるものがなかったので「トラツリアブ」の写真に・・・。(笑) もしお時間のある方は覗いてって下さいねー。
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2006年7月 9日
瑠璃色のトンボ
南の島で出会った瑠璃色に輝くトンボ・・・
翅を広げるとハグロトンボかアオハダトンボに近いかな?
カワトンボの仲間だと思いますが、日本にはこれほど鮮やかに光る瑠璃色の腹部を持つトンボはいないので、シャッターを切りながら、その円らな瞳に目が釘付けになっちゃいました。(^^ゞ
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2006年7月 6日
コノハチョウに憧れて
幼い頃からの憧れだったコノハチョウ・・・
先日の陽明山(台湾)で、道を間違えて、いったん登った道を引き返していた時のこと。
前方の笹薮に、笹の葉とは少し形の違うものがふと目に留まった。地上4~5mの高さ、しかも逆光でよく見えなかったので望遠レンズで覗いてみてビックリ!
茶地に鮮やかな青と橙色の翅。
まさしく僕がずっと逢いたかったコノハチョウだ!
・コノハチョウの鮮やかな表翅
今まで僕は沖縄でも見たことがなく、ずっと憧れのチョウだったので感動!
コノハチョウはタテハチョウの仲間で、日本では沖縄本島、石垣島、西表島などに生息。沖縄県では天然記念物に指定されている。
で、コノハチョウといえばやっぱり「擬態の名人」。
翅を閉じるとまるで木の葉(枯葉)そっくりで、図鑑やテレビの映像にもしばしば登場する。
やっぱりこのチョウの翅裏を見てみたくて、何とか少しずつ近寄って笹薮の下に入り、見上げるような形でようやく撮ったのが下の写真。
逆光でこれが精一杯。
でも、何とか翅の裏も写真に収めることができました。ホントは笹じゃなくて翅にそっくりの葉っぱの広葉樹だったらもっとよかったかもしれないけど、そうなると今度は逆に見つけることができたかどうかわからない・・・。(笑)
ここで、上の3枚の写真に共通するコノハチョウの特徴に気づかれただろうか?
それは、「頭を下向きにして止まる」というコノハチョウの習性。枯葉に似せるためか、コノハチョウの写真は他のどの写真を見てもほとんど下を向いているはず・・・。
実はこの習性には面白いエピソードがある。
まだ沖縄がアメリカ占領地だった1959年に発行された切手にコノハチョウが採用されたのだけれど、ぞの図案ではコノハチョウが上を向いて止まっていた。発行後まもなくこのことに気づいた昆虫学者たちから異論が出て、図案を修正(下向き)した切手が再発行されたというののだ。詳細はこちら
コノハチョウ、今度もし逢えるとしたら、ぜひ林の中でしっかり擬態しているところを見つけてみたいものだ。(笑)
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2006年6月29日
ラベンダー畑の恋
ラベンダー畑で君に出会った・・・
ラベンダーの香りに包まれて・・・
6月の恋、めでたし、めでたし。(笑)
残念ながらラベンダーの香りをお届けすることはできませんが、週末、みなさんの疲れが少しでも癒されるといいな・・・。(笑)
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2006年6月19日
イシガケチョウ
・イシガケチョウ
見るからにユニークな蝶、イシガケチョウ・・・
登山道でさっと舞い上がったかと思うと、少し離れた地面へパタッ。また、こっちへパタッ。イシガケチョウは地面に張り付くのがいちばん落ち着く・・・そんなちょっと変わった蝶なのだ。(笑)
体の模様が石崖(石垣)に似ていることからついた名前。イシガキチョウではなくイシガケチョウが正しい。幼虫の食草はイヌビワ、イチジク、ガジュマルなど。このチョウは本州でも見られるけれど、近年徐々に分布を広げているという。
別の場所で、面白いシーンに出会った。
ふと見上げると、木の葉にペタッと張り付いていたのだ!
単なる雨宿りなのか、はたまた自分では葉っぱの形になって上手に擬態しているつもりなのだろうか・・・?(笑)
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2006年6月18日
スジグロカバマダラ
スジグロカバマダラ
・EOS20D+EF70-20mm F4L USM ISO400 1/200sec F4.0
草地の奥へ進んでいくと、突然視界に飛び込んできたスジグロカバマダラ・・・
スジグロカバマダラは体長40-45mmで、沖縄、八重山諸島、台湾、東南アジアに分布。幼虫の食草はリュウキュウガシワ、ガガイモ。
しばらくじっとして観察していると、うまいタイミングで開翅してくれたので写真に収めることができました。
スジグロカバマダラはアサギマダラと同じく毒蝶ですが、翅の派手な模様からどことなく風格を感じます。
実は、わが家の本棚にある「小学館の図鑑NEO-昆虫」(かなりボロボロですが・・・汗)の裏表紙にこのスジグロカバマダラの絵が載っていて、以前から見たいチョウの一種だったので今回出会えて感動でした。(^^;
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2006年6月17日
ヒメアサギマダラ
・ヒメアサギマダラ 陽明山にて
今回、最も楽しみにしていたのがチョウたちとの出会い。
台湾には、図鑑や写真でしか見たことのない亜熱帯の美しいチョウがたくさんいるはず!あいにくこの日も朝から雨で天気が悪かったけれど、入手した登山地図を片手に台北から1時間ほどバスに揺られて北部にある陽明山へ・・・
バスを降りるとまだ雨が・・・。(T^T)
仕方なく傘を差しながら歩き出すと、少し奥まった草地にいきなりひらひらと飛ぶチョウの姿が・・・!アサギマダラかと思ったけどひと回り小さい。また斑紋や色からリュウキュウアサギマダラとも違う。なんだろうと思って近づくどうやらヒメアサギマダラ。シロノセンダングサに訪花していました。
それにしても、雨が降っていて油断していた矢先の、いきなりの出会いだったので少々慌ててました。(苦笑)
・EOS20D+EF70-200mmF4L USM ISO200 1/250sec F5.0
この陽明山は国家公園(国立公園)に指定されていて、標高230~1,120mまでのたくさんの火山群が集まっています。自然も豊かでチョウたちの楽園になっている場所もたくさんあるとのこと。
雲り空で時折小雨が降る中の撮影は辛いけど、幸先よいスタートで期待は高まる。さて、この後いったいどんなチョウたちに出会うことができるのか・・・?
きょうからはお土産写真第2弾(撮りすぎ?笑)、台湾で出会った美しい昆虫や生き物たちをご紹介していきたいと思います。(^^;
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2006年6月 3日
ハッチョウトンボを撮る
ハッチョウトンボ。(クリックで全て600×400ピクセル)
ご存知の方も多いかと思いますが、体長約2cm、日本で確認されている214種のトンボの中で最小のトンボ。そういえば、このブログではなぜか一度もハッチョウトンボを紹介してなかったなぁー。(苦笑)
僕は、岡山で6年前から毎年ハッチョウトンボを撮ってはいるのですが、3年前にひょんなことから自宅近くのエリアにハッチョウトンボが生息していることを知り、今回同行してもらった写真仲間も昨年それを証明してくれたので今年は、ここで発生するのをずっと待っていました。
今年は寒さと天候不順の影響で羽化がが少し遅れたせいもあり、まだ数個体しか確認できませんでした。成熟すると赤が鮮やかなオスのハッチョウトンボもまだ若くほんのり茜色という感じ。
ハッチョウトンボはとても小さいのでいつもピント合わせに気を遣いますが、今回は背景の色に注意して撮影してみました。
では、今年初めてのハッチョウトンボをどうぞ・・・。
・黒の背景
・褐色の背景
・黄緑の背景、キラキラに合わせて
・緑と水色の背景 ん、カメラ目線?(笑)
・ちょっと入れすぎかな・・・(汗)
実は、早朝6:00から2時間ほど撮影したのですが・・・
なんか同じような写真ばかりになっちゃいましたね。(^^;
・構図をかえて後ろから・・・翅のオレンジが丸く見えます
ハッチョウトンボはギフチョウやゲンジボタルと同様に、環境省から自然環境の目安になる「指標昆虫」10種のうちの1種に指定されています。
詳しい場所は申し上げられませんが、自宅からこんなに近い場所にハッチョウトンボが確実に生息しているのは驚きでした。そこで今回、この生息地がいかにハッチョウトンボに適した環境が整っているかも少し観察してみました。周辺を見て回ってわかったことは・・・
1.ハッチョウトンボが生息している場所に共通するスゲやコバンソウをはじめいろんな湿生植物が適度に繁茂していること。
2.さらにきれいな湧き水があり一部地面から染み出しているような場所もあること。
3.最後に、人目につきにくい場所であること。
願わくば、ここにハッチョウトンボがずっと住み続けていってほしいです。近々また観察してみたいと思っています。
【ハッチョウトンボの記事】
・ハッチョウトンボ 次なる世代へ(2007.7.17)
・ハッチョウトンボが見た風景(2007.7.16)
・黄昏のハッチョウトンボ(2007.5.27)
・日本最小の赤トンボ ヒメアカネ(2006.10.11)
2006年06月03日 | 固定リンク
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2006年6月 2日
アオスジアゲハの秘密
・アオスジアゲハ(春型・オス)
みなさん、よくご存知のアオスジアゲハ。
その名の通り、黒い翅にコバルトブルーの筋が印象的なチョウですが、このアオスジアゲハには意外に知られていないいくつかの秘密が・・・
まず、上の写真を見ていただければお分かりになると思うのですが、アオスジアゲハの後翅には青い筋だけでなく赤の模様があります。アオスジアゲハは、蜜を吸う時もせわしなく動き回り、なかなかじっと止まってくれないチョウなのでカメラで撮影しても翅の赤色に気がつかないことも多いですね。
さて、このアオスジアゲハの特徴とでもいうべき美しい青い斑紋。元は南方系のチョウらしく、コバルトブルーの海を連想させてくれます。見方によっては淡いブルーのステンドグラスのようにも見えますが、実は、この青い斑紋には鱗粉がありません!
つまり、青い筋は翅膜の色そのもので、言ってみれば光を通す窓のよう・・・。一番上の写真でも反対側の翅が透けて見えていますがが、お分かりになるでしょうか?
拡大するとこんな感じ。個体差があると思うのですが、青い色の濃さが場所によって微妙に異なります。この写真では内側から4番目までの斑紋が光るほどに青く美しいですね!その外側になるとやや黄色っぽいのが確認できると思います。
また、このアオスジアゲハの幼虫の食草はクスノキ科のクスノキ、タブノキ、ヤブニッケイ、月桂樹など。これらは一般的に葉に芳香があり、虫除けの木として知られているものですが、アオスジアゲハの場合、他のチョウや昆虫が嫌がる葉を食べることにより、競争なく幼虫時代を過ごし、天敵からも身を守っているのではないか、と考えられます。
アオスジアゲハの秘密。
みなさんも公園などで見かけたら、こんな秘密を思い浮かべながらそーっと近寄って観察してみてくださいね。(^^)
【関連記事】
・アオスジアゲハの飛翔(追飛行動)(2008.5.19)
2006年06月02日 | 固定リンク
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2006年5月28日
クロアゲハ
雨上がりのどんよりした曇り空。
誰もいない砂浜で、ひとり海を眺めていると、
クロアゲハが吸水に現れた・・・。
クロアゲハが砂浜を低く飛ぶ姿を収めたかったのですが、なかなか難しいですね・・・。
吸水中のクロアゲハを真横から・・・。
この後、短い時間ですぐ林の方へ飛んでいってしまいました。クロアゲハの幼虫の食草は、みかん、夏みかん、ゆず、キンカンなどのミカン科なので、瀬戸内の海沿いでもよく見かけるチョウ。
今度は、お天気のいいときに出逢いたいな・・・。
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2006年5月26日
トンボの複眼
ある晴れた日の昼下がり、自宅近くでハラビロトンボを見つけた。
そーっと近寄ってみると・・・
どうやら、休憩中なのか逃げる気配が全くない。(笑)
ちょっと失礼して、上からトンボの複眼をマクロレンズで撮影。
・ハラビロトンボの複眼(クリックで800×533ピクセル)
こうしてマクロ写真で見ると、小学校の理科で習ったように、トンボの目は単眼と呼ばれる小さな眼がたくさん集まって複眼を形成していて、ひとつひとつが六角形をしていることまでわかります。
ちなみに、ひとつの単眼の直径は約0.1mm。トンボの複眼はこの単眼がおよそ1万個も集まってできています。
また、両方の複眼はこのようにひっついているものもあれば、イトトンボのように両側に離れているのもありますね。
では、トンボはこの複眼で、いったいどんな景色が見えているんでしょうか?
もしかして万華鏡のようにたくさんの同じ像が写っているのでは・・・?そんな疑問を持ったことがみなさんにもおありでしょう。
トンボに聞いてみないとわからないのですが、実際には、われわれ人間が2つの目で見ても像は1つにしか見えないように、トンボもたくさんの単眼が集まっても1つの像が見えているだろう・・・と考えられています。
ハラビロトンボ君、お休み中を失礼しました。(笑)
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2006年5月16日
テントウムシの戦略
・テントウムシとマツバウンラン
テントウムシは敵に襲われたり、人に触られるとご存知のように足の関節から黄色い汁を出します。この汁は敵にとっては「苦い」汁。つまり「この模様をした虫は苦い」と学習させることによって、天敵から食べられることがなくなるというわけです。
昆虫の仲間には、こうした知恵で天敵から逃れる術を身につけたものがたくさんいます。
先日紹介したジャコウアゲハも幼虫時代に毒草を食べることにより天敵から身を守っていますが、それによく似ていますね。
また、「なぜこの昆虫は派手な(綺麗な)色や模様をしてるの?」
と、このブログでもよく質問を受けますが、これは警戒色といって、わざと目立つことにより天敵に知らせる役割があると言われています。ですから、テントウムシの派手な色や模様は敵に知らせるサインというわけです。
さらに、苦労して生み出した昆虫たちの戦略を巧みに利用する昆虫も現れます。この辺りが昆虫の面白いところ。
興味がある方は、続きもどうぞ・・・。↓
「テントウムシ、みぃーつけた・・・!」
「あれ?君、ちょっと胴長さんだね・・・。」
写真の昆虫の名前は、クロボシツツハムシ。
一見、後姿はテントウムシそっくりでしょ・・・?(笑)
このクロボシツツハムシは、テントウムシのように自ら身を守る術を持っておらず、黄色い汁は出しません。でも、テントウムシに擬態することによって、鳥などの天敵に自分たちは苦いよと知らせているのです。つまり、真似ることが彼らの戦略というわけです。
・テントウムシに擬態するクロボシツツハムシ
テントウムシの戦略をマネするそっくりさん。
昆虫の世界には、こういうそっくりさんやものまね上手な昆虫がたくさんいます。
彼らを見ると、「君たちもがんばって生きているんだ!」
と思わず励ましてやりたくなりますね。(笑)
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2006年5月 2日
ジャコウアゲハに魅せられて
今年も浜辺にジャコウアゲハが飛び交う季節がやってきました。
昨年も書きましたが、ジャコウアゲハは、幼虫時代に毒草を食べて体内に毒を蓄え、成虫になってから天敵に食べられないように自らを進化させたといわれています。
そんなジャコウアゲハに魅せられて、ハマダイコンに吸蜜に集まる彼らにしばしレンズを向けてみました。
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2006年4月13日
ギフチョウに逢いたい
ギフチョウ 2005.4.14 撮影(岡山県鏡野町にて)
春の女神、ギフチョウ。
女神とは言うけれどアップで見るとこんなに、ヒゲもじゃ。(笑)
今年の県北は雪の影響でギフチョウの羽化も遅れているとか・・・。今年も山桜の間をひらひらと舞う君に逢いたいけれど、どうかな?
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2006年4月11日
道先案内人
桜の開花時期に合わせるかのように、山の道先案内人こと、ハンミョウの鮮やかな姿をよく見かけるようになりました。
人が歩くたびに、飛び立っては少しずつ遠くへ降り立ち・・・これを繰り返します。もちろん、本当に道を教えてくれているわけではありませんので、ハンミョウ撮影に夢中になっていて迷子になってもしりませんよ。(笑)
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2006年4月 3日
バナナ虫の季節
「バナナ虫」ことツマグロオオヨコバイ。
バナナそっくりのクリーム色の翅に藍色がかった斑点。
春になり、林の地面からいろんな草が覗きはじめると、このツマグロオオヨコバイの動きも活発になってきます。
葉っぱや茎の汁を吸うので、農家や園芸家の方からは嫌われてますが、子供たちにはバナナ虫の愛称で親しまれています。
ツマグロオオヨコバイは大きく分類すると、アワフキやツノゼミなど同じくセミの仲間。
名前の通り「横這い」が得意で、この時もレンズを通して目が合ったのか、足を広げて一生懸命葉っぱに隠れようとしてました。虫嫌いの方には申し訳ないのですが、僕はこのお茶目でキュートな顔が憎めないのです。(^_^;)
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2006年3月14日
サクランボとミツバチ
順調な春の訪れに待ったをかけるように、かなり冷え込んで、瀬戸内地方もここ2日雪が舞ってます。
そんな中、サクラが満開??
海を見下ろす民家前のサクラ?(サクランボ?)の木に、たくさんのミツバチたちが集まって一生懸命蜜を集めてました。
・忙しそうに蜜を集めて・・・
・どの花にしようかな・・・
・一応、飛びモノも狙ってみましたが・・・
ちょっと花に近かったかな。
(追記)
記事を書いた後で気づいたんですが・・・
もしかしたら時期といい花のつき方といい、やっぱりサクランボの花かも?(汗) でも、毎年ここにサクランボが成ってたかなぁ・・・?
どなたか鑑定できる方がいたら教えてください。m(_ _)m
(さらに追記:5/27)
・5/21に同じ場所に確認に行ってきました。(笑)
ニャハハー、やっぱりサクランボの木でした・・・。(^^ゞ
ご迷惑をおかけしました・・・。m(_ _)m
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2006年3月13日
祇園神社の梅
朝露に濡れた児島下津井 祇園神社の梅の木。
この神社の梅はとても美しい。
まるで桜のようなピンクの花弁に、鮮やかな中心の赤。以前聞いた話によると、白梅に杏(あんず)を交配してできた品種だとか・・・。
道理で、ミツバチも美味しそうに蜜を吸っているわけだ・・・。(笑)
祇園神社の梅の開花状況は今日現在8分咲きくらい。
今週末までなんとかもつかな・・・?
【下津井 祇園神社への地図】
2006年03月13日 | 固定リンク
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2006年1月21日
ホトケノザとテントウムシ
きょうは一日曇り空だったので完全休養日。(笑)
というわけで、少し前に撮影したホトケノザなど・・・。
このホトケノザ、花期がとても長くて、岡山では10月下旬から6月頃まで。つまり夏場以外はずっと咲いてるということになる。こんなに花期が長い野の花も珍しいだろう。
水滴をまとったホトケノザを撮影していると、陽気に誘われてテントウムシが日向ぼっこに現れた。もしかして春と勘違いしたのかな?(笑)
2006年01月21日 | 固定リンク
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2005年12月 2日
水滴とチョウの不思議
・クリックで拡大します
昨日は、たくさんの推理、解答ありがとうございました。m(_ _)m
答えはご覧の通り、「チョウの翅」でした。(たぶんキチョウかな・・・。)
この問題、なかなか正解が出なかったのも無理ないと思います。
それは、やっぱり水滴というと経験的に身のまわりにある、窓ガラスや調理器具、あるいは植物などを連想してしまいがちなんですね。実際に見たことがない限り、まさかチョウに水滴が付くなんて思いませんからねー。
それにしても、この水滴、写真に撮って拡大すると、水滴がとてもきれいに並んでいて僕もビックリしました。そこで少し調べてみると富士松中学校3年生の方々が行った考察、「点々と連なる水滴の不思議」のページが見つかりました。
この実験で興味深いのは、平面に付く水滴の追求1で、
「ロウを塗った場合、水滴はあまり大きくならず、水滴の大きさも間隔も揃ったものになる。」というところでした。
つまり、チョウの翅はロウのような水をはじくしくみを持っているのでは?ということが想像できます。
ここで、視点を水滴からチョウの翅に移してみましょう。
ご存知のようにチョウの翅の表面は鱗粉で覆われていて、この鱗粉には次の3つの大きな役割があります。
1.翅の模様を作る→その名の通り鱗(うろこ)状
2.香りを放つ(オスの鱗粉には匂いがあってメスを誘う)
3.水をはじく(雨に濡れても大丈夫なように・・・)
1は知られていると思いますが、2や3は初耳という方も多いのではないでしょうか?
※チョウの分類や研究で有名なサイト、「ぷてろんワールド」の鱗粉のページにはビックリするくらい美しい鱗粉や電子顕微鏡写真が出ていますのでぜひご覧になってみてください。
これだけでも、チョウをはじめとする昆虫は、進化によって人間の想像をはるかに超える「巧みな生命力」を手に入れたということがよくわかりますね。
おまけに、正面からの写真もアップしときますね。(^_-)-☆
2005年12月02日 | 固定リンク
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2005年11月11日
カモフラージュ?
「ここなら安心だね!」
「そ、そうねぇ・・・」
少しピークを過ぎた紅葉の上でツマグロヒョウモンのペアがそう語っているようでした。(笑)
2005年11月11日 | 固定リンク
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2005年10月30日
トラツリアブ
みなさん、はじめまして。
ボクの名前は、トラツリアブ。
春に出てくるビロードツリアブくんに似てるけど、別の種類だから間違わないでね。
どう?ボクの姿?とってもかわいいでしょー?
キュートな瞳とふわふわした白っぽい毛に覆われて。
みんなに嫌われてるセイタカアワダチソウもボクの大好物。
あー、お口に花粉がついてくすぐったいよ・・・。
でも、今までこんなに注目されることなかったから、うれしいような恥ずかしいような。
みなさん、どこかでボクを見かけたらよろしく・・・。
【関連記事】
・トラツリアブについて
2005年10月30日 | 固定リンク
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2005年10月29日
最期の儀式
きょうは久しぶりに昆虫写真を・・・。
この写真、少し前になりますがわが家の畑で午前中に撮影したオオカマキリの交尾シーン。
「カマキリのメスは交尾が終わるとオスを食べてしまう。」
という話は有名ですが、本当に食べられてしまうのか?
この疑問を自分の目で確かめようと、畑仕事をしながら少し観察してみることに・・・。<(^-^;
ところが、カマキリの交尾時間ってすごく長いのですよ、これが・・・。(笑) この日も昼までの約3時間はずっとこのままの状態でした(もっと長いものは10時間以上らしい)。
で、昼から出かける用事があったので、夕方帰って再び見てみると・・・写真のオスが地面に無残な姿で落ちていました。
やっぱり最期の儀式は本当だった・・・!?
交尾後、メスがオスを食べる行為は、動くものに反応して襲いかかるその習性以外に、子孫のために少しでも栄養分を残すという意味合いもあるのかもしれません。
そう考えると思わず泣けてきますね~。(T^T)
で、メスを探していると・・・いたいた!
「???」
ナント、このオオカマキリのメスの上に今度は別の種類(ハラビロカマキリ)のオスがのっかかってました。
ただ、当然のことながら1時間ほど見ていても交尾には至りませんでしたが・・・。(笑)
寒さが肌に感じられるこの季節、人間だけでなく昆虫の世界もしっかり冬支度を始めていますね。
2005年10月29日 | 固定リンク
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2005年9月16日
秋色のチョウたち
昨日の岡山は気温が下がって、秋らしくなってきました。
こんな気候になってくると、秋色のチョウたちにレンズを向けてみたくなりますね。(笑)
・オオチャバネセセリ(円らな瞳とニラの花)
・ベニシジミ(ちょっと羽が傷んでます・・・)
・キタテハ(翅の切れ込みが深い秋型です)
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2005年8月31日
瑠璃色の輝き
ヤマトシジミさま...
「後ろから失礼」
かとは思いましたが、淡い光に照らされたあなたの羽の瑠璃色があまりにきれいでしたので、撮らせていただきました。
お許し下さい。m(_ _)m
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2005年8月20日
不思議な関係
不思議な感じがしますが、ともにキチョウです。(笑)
左がオスで右がメス。
詳しい方にお聞きしたのですが、キチョウのメスの羽の色は黄から白っぽいのまでかなりの個体差がある、とのことでした。
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2005年8月 3日
アサギマダラの不思議
「アサギマダラ」
・EOS20D + EF100mm F2.8Macro USM ISO800 1/100sec F2.8 EV+0.7
先日、山間の林で、この夏初めてアサギマダラに出会った・・・。
体長40~60ミリの日本では大型のチョウで、羽を広げて舞う姿はすごく優雅で印象的。
このアサギマダラ、ご存知の方も多いと思うが、とても不思議に満ちたチョウでファンが多い。
まず、「渡り蝶」であること。
つまり旅をするチョウなのだ。
気温20度前後の場所を求め、夏は北上、秋から冬にかけては南下をする。マーキング調査によると鹿児島県の喜界島から愛知県の知多半島までナント、1,000km以上も旅をしたアサギマダラの個体も見つかっている。「海を渡る蝶」、ロマンを感じるのは僕だけかな・・・。(^^ゞ
それから、「毒蝶」であること。
これは、以前紹介した「ジャコウアゲハ」と同じく体内に毒を蓄積することによって、天敵である鳥から食べれられないように進化してきたと言われている。幼虫はアルカロイド系有毒物質を含むキジョラン、イケマ、オオカモメヅルなどのガガイモ科の植物の葉を食草する。また成虫になってからもヒヨドリバナなどで吸蜜し、アルカロイド系の毒を蓄積する。特にオスは毒を蓄積しないと成熟できない傾向があるという。
いつも思うことだけれど、昆虫の不思議な生態や進化には人間には決して真似のできないものが多いとつくづく感心させられる。
上の写真は、100mmのマクロレンズを使い、葉っぱにつかまって休んでいるアサギマダラに近寄って撮影したもの。写真ではプラス補正をかけているため明るく見えるが、実際は暗くてなかなか思うようにピントを合わせられなかった。
最後に、余談だが、このアサギマダラ、白いタオルを振り回すと近寄ってくる習性があるらしい。(笑)
今度出会ったらぜひグルグルとやってみたい・・・。(^^)
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2005年8月 1日
夏の残照
先日のセミの抜け殻とはちょっと違った趣きで
残照の空をバックに・・・。
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2005年7月29日
脱ぎすぎ~!
思わせぶりなタイトルに反応してしまった男性の皆さん!
自然・風景写真ブログにヘンな期待を抱いてはいけません。(爆)
この脱ぎ場、実はほんの一部。
不思議なことに、なぜかこの木だけスゴイ人気で、見上げるとあちこちに脱ぎ場がいっぱい!
1本のイチョウの木にクマゼミの抜け殻が数百はありそうでした。
・・・ということで、期待はずれの(?)セミの抜け殻ネタでした。(^^ゞ
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2005年7月 8日
オバボタル
オバボタル(姥ボタル)。
一般的にホタルというと、ゲンジボタルやヘイケボタルのように、夜、光を放ちながら水辺を飛びまわる姿思い浮かべますね。
でも、このオバボタルは陸生のホタルで発光器が退化していて「光らないホタル」なのです。(ただし幼虫は光を放つらしい)
さらに、昼間もよく活動するので、よく注意していれば飛んでいる姿や、このように草についた露を吸っている姿を見つけることができます。
現在、日本には42種類のホタルがいると言われていて、その大半がこのオバボタル同様、「光らないホタル」なのです。
つまり、分類上から見ると我々がよく知っている「光るホタル」の方が変わり者ってことになりますね。(笑)
2005年07月08日 | 固定リンク
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2005年7月 5日
夕暮れトンボ
・大室海岸にて
夕暮れトンボのシルエット。リスアカネのメスかな。
梅雨が一休みして、またこんなシーンに出会えるといいな・・・。
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2005年7月 2日
カブトムシと・・・
空梅雨から一転、2日連続のまとまった雨。
なので、きょうはゆっくり休養日。
先日の裏山カブトムシ採集の翌日、さらに2匹のカブトムシ(オス)を見つけ、今シーズンのオスは合計3匹。
で、元気かな~と飼育ケースのフタを開けてビックリ!
思わず笑ってしまいました。(^m^
飼育ケースの中でがんばっているのはカブトムシだけじゃないんだねー。(笑)
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2005年6月28日
ゼフィルスの林
ゼフィルスとは、梅雨の頃、年にたった一度だけ姿を現すシジミチョウの仲間のことを言います。その独特の美しさと単語の響きに魅せられて野山を駆け回る愛好家は数知れず・・・。
先日の強風の中、低山の雑木林に入ってみました。
登山道脇のコナラやクヌギ、アベマキの林から時折、姿を見せる小さなチョウ。
「ゼフィルスかな?」
寄ってみないとなかなか判別が難しいけれど、アカシジミの仲間は飛んでいる姿で比較的わかりやすいです。
・ウラナミアカシジミ
・ミズイロオナガシジミ
この日は30分ほどの間に、ウラナミアカシジミ、アカシジミ、ミズイロオナガシジミに出会えた。
あいにくメインのカメラを家に忘れてきたので久しぶりにG2にて撮影。
しかし風があまりにも強すぎて写真はブレブレのオンパレード。(-_-)
今度はしっかり準備してゼフィルスたちに逢いに行かねば・・・。
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2005年6月27日
児島のヒメボタル
ヒメボタル。
別名、金ボタル(キンボタル)。名前は知っていても、実際にご覧になったことのある方は少ないかもしれませんね。
ヒメボタルは陸生のホタルでゲンジボタルよりも小さく、発生時期もやや遅い。そして何といっても光の点滅の仕方がまるで違う。森の中でチカチカと断続的な光を放つ様子はまるでクリスマスツリー。
そんなヒメボタルが、倉敷市児島のわが家の近くにもいるのを知ったのは何年か前のこと。
深夜、AM1:00。
先日、前もって下見をしておいた薄暗い竹林へ到着。すると、「いたいた!」 あちらこちらで小さな光を小刻みに点滅させている。
間違いなくヒメボタルだ。
ぼんやりとした月以外は照らすものもなく、人の気配もない場所。
そんな場所でチカチカと点滅するヒメボタルの光は、ゲンジボタルとはまた違った趣きがある。
ヒメボタルは、岡山県内では新見市(旧哲多町)の天王八幡神社や真庭市(旧北房町)の備中鍾乳穴(びっちゅうかなちあな)が有名だけど、毎年シーズン中は大混雑必至。それなら数が少なくても自宅の近くで見れる方がゆっくりできていい。来週、天気が良ければもう一度行ってみよう・・・。
【関連記事】
・姫蛍物語(2009.6.26)
・ヒメボタルの季節(2009.6.20)
・ヒメボタル 幻想の森(2008.6.24)
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2005年6月26日
カブトムシ採集
裏山のカブトムシ
夜、クヌギの木から出る樹液に集まってくる昆虫たち・・・。
今年は蒸し暑くて雨が降らない分、田舎の雑木林では早くから昆虫採集が楽しめています。実は6月の中旬ごろから週に何日かは子供たちと裏山の雑木林に通ってて、これまで採集したのはコクワガタ多数、ノコギリクワガタ、カブトムシ(メス)など。
でもやっぱり、カブトムシのオスはいくつになってもうれしいものです。
ついでにきょうは帰り際、ノコギリクワガタ(オス)も発見。
まだ数は少ないけど、雑木林の昆虫シーズンは始まったばかり。
今年もまた少年の頃を思い出して楽しみます。(笑)
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2005年6月19日
ホタルの写真(北房のホタル)3
夏の夜、暗闇に舞う無数のホタルたち。
それは、儚くも幻想的な光景。
しばしシャッターを切るのも忘れて見とれてしまうほど。
ホタルたちは自らの終焉を知っているのだろうか・・・?
力の限り飛び交い、光のメッセージで愛を伝える。
儚い美しさはそんなところから来るのかもしれない・・・。
・EOS 20D + EF70-200mm F4L USM ISO1600
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2005年6月17日
ホタルの写真(北房のホタル)2
ホタルの川は、
まるで、夜空にきらめく銀河のようだね
いったいどれくらいのホタルがここにいるんだろう・・・
・EOS 20D + EF70-200mm F4L USM ISO1600 3枚
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2005年6月16日
ホタルの写真(北房のホタル)1
ホタルといえば北房、ということで昨夜、「ホタルのまち」北房へ撮影に行ってきました。
ややピークを過ぎたとはいえ、ご覧の通り、ホタルがまだたくさん乱舞してました。☆彡
感動のあまり、なかなかカメラをしまえず、おかげで帰りが午前様・・・。(汗)
とりあえず、早い時間のホタル写真1枚アップします・・・。(^^;
「岡山県真庭市北房 備中川のゲンジボタル」
・EOS 20D + EF17-85mm F4-5.6 IS USM ISO1600 5枚
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2005年6月13日
小さな命
雨上がりの畑で・・・。
「いただきまーす。」
それとも、
「よっこらしょ・・・」?
小さな虫たちはいつも僕に想像力を与えてくれる。<(^-^;
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2005年5月 9日
アブの顔
ちょっと「スッキリ」したことがあったので書いてみます。(^-^)
何がスッキリしたかというと、以前からアブの顔って何かに似てるな~ってずっと思ってたんですよ。年のせいか、どうしても思い出せずモヤモヤとした眠れぬ夜を何度過ごしたか・・・。(笑)
で、昨日たまたまうちの畑にアブがいたのでマクロで撮ってしげしげと眺めること数分・・・。
・・・・・・・・・・・・。( ̄o ̄)おっ!
ついに思い出しました!!!
これです。(笑)
『鶯ボール!!!』
昭和のお菓子ですよね~。
あ~、懐かし~~~。(^-^;)
ちょっと硬くて、歯にくっついたけど・・・。(笑)
小さい頃はどこの家でもよく見かけましたが最近は・・・。
いえいえ、今でも現役。
植垣米菓さんのHP見たら昔のCMのフレーズとウグイスの鳴き声が・・・。(懐)
ねーねーっ、似てるでしょ?
2005年05月09日 | 固定リンク
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2005年5月 4日
ジャコウアゲハ
ハマダイコンの花の周りを飛び回っていたジャコウアゲハ。
う~ん、今回は風があってハマダイコンがゆらゆら揺れるので、なかなかうまく撮れなかったなぁ・・・。(泣)
幼虫の食草はウマノスズクサでアリストロキア酸という毒成分を持つ草。そのため天敵の鳥たちは、この幼虫やチョウが毒を持っていることを知っていて、ジャコウアゲハや幼虫を狙うことはない。つまり彼らは進化の過程で長年かけて毒に対する耐性を手に入れ、天敵から身を守ることに成功したってわけ。(アサギマダラなども同様)
さらに面白いのは、そういう進化を遂げられなかったオナガアゲハというチョウが、ジャコウアゲハの擬態をして自らの身を守っていること。せっかく苦労して成功したのに、それをマネるものがすぐに現れるのは昆虫の世界も人間の世界も同じということなのか・・・。(苦笑)
・ハマダイコンの花と・・・
・海をバックに・・・
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2005年4月23日
ハンミョウの記憶
幼い頃、両親と墓参りに行くと、必ずといっていいほど出会う昆虫がいた。ハンミョウ(斑猫)だ。
小さい体にカラフルできれいな模様。そして、こちらが進む方向にまるで道を教えてくれるかのように飛び立っては降り立ちを繰り返す。
ハンミョウの種類は世界に2,000種、日本にも20種。
その警戒心の強さからなかなか近寄らせてくれないけれど、今回は何とか撮影に成功。
改めてカメラのレンズを通してみると、その鋭い顎にビックリ!
こんなのでやられたら、ひとたまりもないよね・・・。(苦笑)
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2005年4月18日
ミツバチと花を撮る
今回の写真は、一昨日撮ったミツバチを・・・。
ミツバチが、蜜と花粉集めに大忙しの間にパチリと。
花に来る昆虫の飛び物は難しいけれど、うまくピントが来ると気持ちいいですね~。(^^ゞ
なんて、先週はギフチョウの飛び物に失敗したくせに・・・。(笑)
「菜の花とミツバチ」
「ムスカリとミツバチ」
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2005年4月15日
ギフチョウに逢いたい!
今年も春の女神、ギフチョウに逢いに行ってきました。(^^)
場所は昨年同様、鏡野町(旧奥津町)。
で、こんな手乗りのシーンも撮影できました!
2005.4.14撮影
う~ん、今年は願いどおり、幸運の女神が・・・。<(^-^;
[昨年の画像はこちら↓]
・春の女神と戯れて~奥津町でギフチョウ観察
☆オマケ
「桜とギフチョウ」の予定でしたが・・・
飛び物は難易度高すぎ・・・!(>_<)
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2005年4月13日
初アゲハ
王子が岳、桜園地を歩いていると案内板の片隅にふと目が留まった。
「おおー、アゲハチョウだー。」
今年の初アゲハ。
昨年は、確か4月2日だったから約10日遅れ・・・。
桜の満開と僕の初アゲハは毎年ほぼ一致してるのです。(^^ゞ
朝早かったからか、羽化して間もないのか、近寄っても飛び立つ気配がない。よく見ると触角や羽にまだ滴が残ってます。
じっとしているアゲハには悪いけど、マクロでさらに寄ってみました。(クリックで600×400)
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2004年12月25日
真冬のコクワガタ
クリスマスの休日。
あいにく雨まじりの空模様で、久しぶりに家でゴロゴロしながら子供たちとおもちゃで遊んでました。(^^ゞ
今年子供たちがサンタさんからもらったのは、『甲虫王者 ムシキング リモコンバトル』。
よくわかんないんですけど、これが流行ってるみたいで・・・。(笑)
リモコンでヒラタクワガタやカブトムシを前進、回転させながら、角を動かしてバトルするんです。
ところが、2時間くらい遊んだところでクワガタの角の片方が動かなくなってしまって・・・。(泣) 最初は調子よく動いていたんですが・・・。ま、おもちゃですから、仕方ないですねー。
さて、クワガタの話題が出たところで、きょうはこちらの写真。
あ、これ、夏の写真じゃないですよー。
実は、これ、きょうの昼間に撮ったものなんです。
写真に写っているのは越冬中のコクワガタとハナムグリ。
夏に近くの山に通って採ったのが、今も元気で生きてます♪
撮影のため土の中から掘り出しましたが・・・。<(^-^;
今までも何度か越冬させようとしたんですが、どーもオスメスいると卵産んだあとに死んでしまうケースが多くて・・・。今年はオスばかり3匹だったのが良かったのかも?ハナムグリはてっきりいなくなったと思ってたんですが、ちゃんと生きててビックリでした。
それから、土の中にはカブトムシの幼虫たち20~30匹も同じケースの中で無事大きくなってました。あ、苦手な方のためにこちらは写真やめときますね。(笑)
これで、小学校1年の長男の自由研究は「コクワガタの越冬」に決まりかなー。(^_-)-☆
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2004年8月12日
裏山の昆虫たち
下の写真は先々週から先週にかけて子供と裏山のクヌギ
の木に通って捕ったカブトムシ&コクワガタ。まだまだ
葉っぱの下にもいっぱいいるんですがー。(^^ゞ
今年は暑かったせいかカブトムシもたくさん捕れました。
自然のカブトムシはツノがちっちゃいのやら大きいのやら
いろいろいて見てるだけでも楽しいです。
そうそう、今年はヒラタクワガタ(メスですが)も捕れました。v(^^)
ペットショップで売られてるのと比べると、やっぱ天然ものは
つかんだ時にみんな力が強いですー!
お盆休み、田舎へ帰省中の方も多いはず・・・。
まだまだ暑いですが、自然とふれあう時間を取れたらいいですねっ!
あ、うちはこれから大阪へ帰省です。(T-T)/~~
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2004年4月10日
ギフチョウ 春の女神と戯れて
春の女神、ギフチョウを撮ってきました。
詳細はこちらにアップしてます。(^_-)-☆
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