2009年11月15日

天使雲

091114cloud01t
「天使雲」 2009.11.14 香川県与島にて

残照の蒼い空。
瀬戸大橋から天使が昇っていった。

 
091114cloud04
雨と晴れの境界の雲 8:20頃 三百山にて


昨日の早朝、天気図を見ると、寒冷前線と低気圧に伴う雲がちょうど東西を分けるように発達していました。そして、明け方、その雲の塊が西から東へ通過し、その後、北から冷たい大気が流れ込んだため、一日中、面白い空を見ることができました。特に夕方は、トップの天使雲をはじめ、この時期では珍しい大きな積乱雲や、想像力をかき立てる様々な雲が見られました。
もしかすると、皆さんもいろんな雲を見られたのではないでしょうか。うっかり見逃してしまったという方はぜひ写真で想像してみてください。
 
  
091114cloud02
(丸くぽっかり空いた上の雲が)横たわるに見えます
 
 
 
091114cloud03
こちらは巨大な雲が正面から見たカニみたい
 
 
 
 
(おまけ)
091114rainbow_t
過剰虹 7:50頃 自宅近くにて

そうそう、雨上がりの朝、くっきりとした虹(過剰虹)も出ました。クリックしていただくと虹の紫の内側に赤とオレンジの帯がうっすら見えます。この綺麗な晩秋の虹、わずか数分で消えてしまいましたが、早起きしていた方は倉敷以外でもご覧になられた方がいるかもしれませんね。
 
 
(業務連絡)
この1ヶ月ほど、いろいろと忙しくて更新が滞りご心配をお掛けしました。
その間、少し風邪気味だったくらいで体調は変わりなく元気で写真もボチボチ撮っていますので、徐々にアップしていきたいと思っています。
昨日は、溜まっていた写真で記事(といってもほとんど写真のみですが・・・)を一気に9つアップしました。おかげで疲れてパソコンの前で知らないうちに眠ってしまいました。(笑)
  

2009年11月15日 | | コメント (12) | トラックバック (1)

2009年7月22日

部分日食 岡山 2009

090722eclipse01t
「部分日食 最大食」 2009.7.22 11時頃 倉敷市児島にて

46年ぶりの皆既日食の日。世紀の天文ショーは見れなかったけれど、岡山県内では部分日食が観測されました。

 
090722eclipse02t
瀬戸内海上空の太陽(11:00頃)
 

朝から空を気にしながら、1時間前までダメだと思っていたけれど、直前に晴れ間が覗いて岡山県内でも部分日食を観測できました。しかも薄く広がって流れる雲が上手く偏光フィルターの役割をしてくれたおかげで、フィルター無しでも撮影することができましたよ。
 
090722eclipse04
EOS50D+EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM 1/8000sec F40
AM11:02、岡山県では最大で太陽の約84%が月の影に隠されて・・・。
 
 
090722eclipse05
彩雲と日食
 
 
090722eclipse06t
瀬戸大橋の橋脚と日食
 
 
090722eclipse07
11:37
 
 
090722eclipse08
12:17 そろそろ日食も終わりに・・・
 
 
090722eclipse09t
内暈と瀬戸大橋(11:30頃)

天気予報で今回jはあまり期待していなかっただけに、地元での部分日食の記録写真として撮影できひとまず良かったです。
さて3年後は、ドリカムの「時間旅行」の歌詞にも出てくる2012年5月21日の「金環食」。観測場所は、潮岬か富士山頂が良さそうだけど・・・仕事だったら東京かな。(笑) 
 
【関連記事】
皆既月食を撮る(2007.8.28)
 

2009年07月22日 | | コメント (9) | トラックバック (2)

2008年11月24日

環天頂アーク-逆さ虹-

081122ark01
「空に浮かぶ虹 環天頂アーク」 2008.11.22 下津井にて

巻雲の中に現れた空の虹、環天頂アーク
美しい虹色にしばし時間の経つのも忘れて・・・

 
穏やかな晴天、上層雲が広がり、風も弱まったこの日。
空は、いかにも大気光象が出そうな気配。下津井で干しだこを撮影していたら、まず太陽の右に幻日が現れ、続いて上方には環天頂アーク(天頂環、逆さ虹)が現れた。しかも非常にハッキリとした虹色。僕が今まで見た環天頂アークの中でも、今回のはひときわ綺麗に見えた。
以下、「環天頂アークのある風景」を魚眼レンズで2枚。
 
081122ark02t_2
ウミネコと環天頂アーク
 
 
081122ark03t
瀬戸大橋と環天頂アーク(左下に小さく干しだこも・・・笑)
 
 
081122ark04
望遠レンズで見た環天頂アークの虹色
  
この環天頂アークも、幻日などと同じく水平に並んだ大気中の氷晶に太陽光が屈折してできるが、空高い位置(太陽の中心から約46度の外暈が出るあたり)に現れるのでうっかりすると見過ごしがち。先日紹介した上部タンジェントアークの角度(太陽の中心から約22度)のおよそ倍の距離と覚えておくといいかも・・・。

もっと詳しくお知りになりたい方は、僕がいつもお世話になっている輝さんのサイトで・・・。図解が大変素晴らしく解説もとてもわかりやすいです。
【参考サイト】 空の輝き 空と太陽にかかわる現象
 

【関連記事 珍しい大気光象の写真編】
幻月と月柱(2008.3.23)
幻日環と120度幻日(2008.2.11)
海に映る幻日(2007.1.4)
 

2008年11月24日 | | コメント (15) | トラックバック (0)

2008年11月 3日

タンジェントアークと内暈

081102tan01t
「タンジェントアークと内暈と海」 2008.11.2 下津井にて

海辺を散歩中、空には内暈と上部タンジェントアークが・・・

 
081102tan02t
 
昨日の夕方、巻層雲の中に内暈がかかり、タンジェントアークが現れた。
タンジェントアークとは、暈が現れる日によく見られ、大気中の氷晶に光が屈折して暈の上部または下部に接する弧のように見える現象(上部タンジェントアーク、下部タンジェントアーク)。
タンジェントアークは太陽高度によって形が変わり、今回のように太陽高度が低いとVの字型の弧、逆に高い場合は暈を包み込むようなΛ型の弧になり外接ハロと呼び名が変わる。

暈が見えると天気が崩れるという昔からの定説通り、今日も一日中冴えない空模様。おかげでいい休養にはなったけれど・・・。(苦笑)

2008年11月03日 | | コメント (14) | トラックバック (0)

2008年10月17日

ひつじ雲

081012sora01
「ひつじ雲の空」 2008.10.12 児島にて

秋の空をひつじ雲が覆い尽くした日。

 
ひつじ雲を魚眼レンズで撮ってみました。

081012sora02
縦並びバージョン
 
 
081012sora03
海に下りて見ると太陽が下から覗いて


081012sora04
山側には青空と白いひつじ雲
 
一般的に、このような連鎖状のちぎれた雲全てが、うろこ雲と思われがちですが、厳密に言うと雲の分類上は違います。
ひつじ雲とうろこ雲の違いは・・・
ひつじ雲(高積雲)が中層(2-7km)に浮かぶ雲でひとつの塊が大きいのに対し、うろこ雲(巻積雲)は上層(5-13km)に浮かぶ雲でひとつの塊が細かなものをいいます。
なかなか区別が難しいのですが、違いは「雲の厚さ」。全天が暗くなって太陽の光が届かないような厚い雲がひつじ雲、それに対して雲を通して太陽が透けるように見える雲がうろこ雲と覚えておくといいかも・・・。

ひつじ雲が出ると地上が暗くなるので地震など何か不吉なことが起こる前兆という人もいますが、実際は翌日に天気が崩れる程度であまり関係はないでしょう。むしろ、この日はこの雲のあとに素晴らしい太陽柱と夕焼けが見られたので、僕にとっては幸運の前兆だったのかもしれません。(笑)
 

2008年10月17日 | | コメント (14) | トラックバック (2)

2008年6月 2日

初夏の夕焼け

080531_01
「初夏の夕焼け雲」 2008.5.31 大室海岸にて

茜色に染まる雲。
まるで空に打ち寄せる波のように・・・

 
080531_02t
空の波と、海の波と・・・
 
 
080531_03t

初夏の雨上がり。
綺麗に染まった夕焼け空にしばし時間が経つのも忘れて見入っていました。

そうそう本日、早くも、近畿、東海、関東甲信地方の梅雨入りが発表されましたね。九州北部や中国地方はまだみたいですが・・・?

2008年06月02日 | | コメント (10) | トラックバック (0)

2008年5月 5日

この空を忘れない

080505yukei01
「時間よ止まれ」 2008.5.5 三百山にて

あなたと見たこの空の輝きをずっと忘れない・・・

 
080505yukei02

雨上がりの空が見たくて、まだ小雨が降る中、誰もいない三百山へ。
次第に、北西の空と海の境界線が明るくなり、鷲羽山夕景鑑賞バスが到着する頃には、眩しい夕日が顔を覗かせ始めた。
夕日に照らされる空と雲にしばし息を呑む乗客たち。
この空を前に言葉はいらない・・・。

2008年05月05日 | | コメント (9) | トラックバック (1)

2008年2月16日

幻日環と120度幻日

080211sky01t
「大空のパールリング」 2008.2.11 12:35頃 浅口市にて

幻日環(げんじつかん)。
気象学的にも非常に珍しい現象が見られた日。

 
アップするのが少し遅くなってしまいましたが、先日2月11日に見られた幻日環と120度幻日の写真です。
幻日環とは、大気中にある六角柱状をした氷の結晶に光が反射し、天頂を中心に太陽を通る光の輪が見られる現象のこと。全天を一周する完全なものは10年とか20年に一度見られるかどうかとも言われています。

一般的に、幻日の場合、太陽の光が六角柱の中を側面から光が通ることで、プリズムのように「屈折」して虹色に見えますが、幻日環では、氷晶の表面に当たって「反射」するのでむしろ太陽柱に似た現象といえます。なので六角形の面が地面に対して垂直の向きに揃う、つまり風が弱い日というのも条件の一つになるようです。
説明だけではわかりにくいと思いますので、下に幻日と暈、幻日環の写真を並べてみます。

Genjitu
こちらは幻日と暈。(太陽の周囲に環が見える) 
2006.7.16 高知県大方町
 
 
080211sky02
幻日環。(太陽を通る環が見える)


この日は、地上から見ると、上の写真のように、まるで空に浮かぶ大きな真珠の指輪のように見えました。
僕の場合、今まで幻日から尾を引くように伸びる(部分的な)幻日環は何度か目にしたことがあり、それが幻日環だと認識していたため、これが本来の幻日環だということが理解できませんでした。(苦笑)
今回は、大気光象に詳しく、以前にも360度の幻日環を撮影されたことがある空仲間の輝さんに図解で解説をいただきましたのでそちらも掲載させていただきます。輝さんありがとうございました。

080211sky02c
幻日環(輝さんの解説入り)
 
 
080211_120
しばらくすると120度幻日がはっきりと・・・ 倉敷市にて撮影


この日は朝から、幻日、パリーアーク、タンジェントアーク、幻日環、120度幻日、環天頂アークなど、全国的にも珍しい大気光学現象三昧の日だったようです。さらに夜になって、山陰や信越地方などでは光柱と呼ばれる神秘的な現象も現れたようです。
ソリトンさん撮影の幻想的な漁火光柱の写真はこちら

まだまだ冷え込む日が続いていますが、こんな空が見れたら感動で寒さも忘れてしまいますね。みなさんも、光と空が織り成す不思議な天空のアートを探してみませんか?

2008年02月16日 | | コメント (8) | トラックバック (2)

2007年8月14日

虹の写真

070814rainbow00
「虹と瀬戸大橋-橋のコラボレーション」
(写真はクリックですべて横800ピクセル)

奇跡の虹、再び!?
昨日の虹に引き続き、きょうも瀬戸内の大空に架かった虹の写真をお届けできるとは・・・。今回はさまざまなパターンの虹が見られましたよ・・・

 
まさか二日連続で虹が見れるなんて思いもしなかったけれど、夕方、昨日と同じような雲が南東の空を覆ってきたので、もしやと思いダメ元で先回りして、また瀬戸大橋が見える場所でカメラをスタンバイしていました。(笑)
今回は特にいろいろな虹が見られたので時系列で写真を紹介してみます。

070814rainbow02
過剰虹

16:58、出始めの頃の虹。
ご存知のように虹の七色は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫ですが、この写真の紫の内側には、さらに赤と橙~黄色の部分があり、過剰虹の一種だと考えられます。肉眼でもよく見えました。
 
 
070814rainbow03
主虹と副虹(double rainbow)

17:04 虹が架かるとよく見られる現象ですが、はっきりした主虹は瀬戸大橋のど真ん中から架かっているように見えました。副虹は少し薄くなりますが主虹とは色の並びが逆転しているのがわかるでしょうか?
 
 
070814rainbow04
虹のたもと(海に落ちる虹)

17:09 今回の虹の写真の中でいちばん気に入っているのがこれ。虹の両側では明るさが全然違っていて、またいいタイミングで船も通ってくれました。
写真で見ると、虹のたもと(端っこ)が写っていて、虹が海に落ちているように見えませんか?
虹の始点(虹の終点)をこれほどハッキリ撮ることができたのは僕も初めてです。うっすらと過剰虹も見えますのでぜひ画像をクリックしてご覧ください。

ともあれ、二日連続で同じ場所で虹を観測、しかも撮影できるなんてめったにないこと。奇跡の虹に感動、感謝ですが、なんだかちょっと不思議な気分です。(笑)

きょうも、岡山、倉敷の方はもちろん、虹をご覧になられた方がいらっしゃったらぜひ教えてくださいませ・・・。
(参考)GIGAZINEの写真(2009.2.12)
 

2007年08月14日 | | コメント (31) | トラックバック (5)

2007年7月15日

台風一過・瀬戸内海の夕景

070715yukei00t

台風一過、瀬戸内海は久しぶりの澄んだ空が広がって・・・

 
台風4号が通り過ぎていきましたが、皆さんのところは大丈夫でしたでしょうか・・・。
こちら児島では昨夜21~22時頃をピークに風も少し収まり、夜中の満潮時にも幸い波が堤防を越えることはありませんでした。午前中、念のため王子が岳下のからこと丸さんにも台風見舞いに・・・。すると、売店下の砂が少し流されてました。でもカコさんからたぶんこれなら1~2日で復旧できるよと聞いて少しホッとしました。

その後、僕は何も予定がなかったので山猫さんに携帯メールして王子が岳から一緒に一日撮影ドライブに付き合ってもらいました。
すると、行く先々で知り合いに会うわ会うわ・・・。(笑)
mosyupaさん親子、カコさん(再登場)、夢民谷さん、スズメバチさん、ハマちゃん、TOSHIさん、ひとみさん、フーさん、ようこさん、フクロウさん、よこちゃん・・・(お会いした順)てな感じです。
みなさん、梅雨空続きで相当ストレスが溜まってたのでしょうね。。。(^m^

とりあえず、きょうは台風一過、瀬戸内の飛びっきりの空と夕景を・・・。


070715yukei01
・台風後特有の雲 王子が岳下駐車場にて
 
 
070715yukei02
・まるで「吹き出し」のような雲 唐琴にて
 
 
070715yukei04
・青空と横長の雲 以下、三百山にて
 
 
070715yukei05
・瀬戸大橋方面の空
 
 
070715yukei06
・そして、夏のサンセットタイムへと・・・
 
 
070715yukei07
・夕日と人々のシルエット さすが三連休です。(笑)
 
 
070715yukei08t
・眩しい夕日にどんどん雲が染まって・・・

三百山、まだ山にかかりますが、南の端(の端)から見ればかろうじて夕日が・・・。来週末くらいからなんとか撮れそうですね。
 
 
070715yukei09t
・沈んだ夕日に照らし出される雲のコントラスト
 
 
070715yukei10
・台風の名残、いろんな形、いろんな色の雲が・・・・
 
 
070715yukei11
・見上げると北側にマゼンダに染まる雲・・・
 
 
070715yukei12
・日没後はほどなく色を失って・・・
 
 
070715yukei13
・帰り際の空、お疲れ様でした・・・。

というわけで、久しぶりの澄みきった空と夏の夕景タイムでした。(^^)
 

2007年07月15日 | | コメント (18) | トラックバック (4)

2007年7月 3日

梅雨の夕景-Prologue-

070703sora01
三百山にて

梅雨の合間の夕景ショー。
はじまりは、空にかかる暈と幻日・・・

 
070703sora02t
そして、二筋の飛行機雲が・・・。

・・・久しぶりに瀬戸内の夕景など。(^_^;)

2007年07月03日 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年3月 8日

太陽柱の朝

070308sunp01

瀬戸内海の日の出と太陽柱
ぐっと冷え込んだ朝、光と空のドラマが始まる・・・

 
070308sunp02t
 
 
070308sunp03t_1
 
上の2枚の写真のように、雲を通過する前後に太陽が2つあるかのように見えます。これは太陽柱が出たときによく見られる現象です。
 
 
070308sunp04

太陽柱をアップで・・・。
 
 
070308sunp05t
 
氷の結晶の薄い雲を通して、太陽が長く間伸びしたように見えます。

3月に入って暖かな春が加速するかと思いきや、ここ2、3日はまるで真冬に逆戻りしたかのような寒さ。
今朝の瀬戸内海は、上空に明らかに氷の結晶でできたとわかる雲があり、写真のような幻想的な太陽柱が現われました。
きょうもまた、お目当てのダルマさんにフラレましたが、3月の太陽柱が見れたのでよかったかな・・・。(^_^;)
 

2007年03月08日 | | コメント (14) | トラックバック (0)

2006年11月 4日

月光浴

061104moon

幻想的な月明かりに浮かぶ瀬戸大橋。
今宵、あなたも「月光浴」はいかが・・・?

 
本日の写真は、中秋の名月の翌日、10月7日(土)の十五夜に夢民谷さんと一緒に撮影したもの。(^^ゞ
この日は、はじめのうち空を覆っていた雲が徐々にとれ、明るい月とライトアップされた瀬戸大橋の競演がとてもきれいでした。本家、石川賢治さんの月光浴とは比べ物になりませんが、しばし、月夜の瀬戸大橋をご覧下さい。(写真はクリックで600×400ピクセル)

061104moon00
トワイライトタイム。東の空には厚い雲。
まずは、海面に映し出される瀬戸大橋のストライプを・・・。


061104moon01
月がもう少しで現れる頃。
まるでスポットライトのように瀬戸大橋の橋脚を照らす・・・。


061104moon02
月が完全に雲間から姿を現した。
思わず目を覆うほどに眩い月・・・。


061104moon05
静寂の時・・・。
鏡のような海面を月が照らす。


061104moon06
瀬戸大橋を渡る列車の光跡や、オレンジのストライプも霞むほど、海面が銀色に光っているのがお分かりになるだろうか・・・。


061104moon07
折りしも今夜は十四番目の月、明日は十五夜。幸いお天気も良さそうなので、みなさんも月光浴を楽しまれてみては・・・?(^^)
 

2006年11月04日 | | コメント (25) | トラックバック (1)

2006年10月 8日

日本の夕陽百選と三百山

061008_300_1
・三百山にて、空高く澄み切った秋の夕景・・・

「日本の夕陽百選は鷲羽山になってますが、ここですよね?」

 
061008_300_2

いつものように三百山で夕陽の写真を撮っているとそんな質問を受けました。今までも何度かこの質問を受けたことがあるので、ここでも少し説明しておきましょう。
確かに日本の夕陽百選を見ると、倉敷市(鷲羽山)となっています。
しかし、掲載されている写真は三百山を少し下ったから場所から撮影されたもの。なのに、どうして夕陽百選が「三百山」ではなく「鷲羽山」かというと、次のような理由が考えられます。

1.三百山は、瀬戸内海国立公園の「鷲羽山連峰」の一部にあたるから。
鷲羽山連峰は東から鷲羽山(133m)、竜王山と続く山の総称でいちばん西の峰が三百山(135m)というわけです。(Google Map参照

2.日本の夕陽百選が第1次選考で選んだ1999年当時、三百山という地名がほとんど知られていなかったから。
奇しくも僕がここへ最初に訪れたのも1999年でしたが、当時は地元(児島)の人に聞いても、逆に、どこそれ?と言われたものです。(笑)
いずれにせよ、鷲羽山や三百山が、日本で有数の夕景ポイントであることは間違いないはず。鷲羽山から瀬戸大橋越しに見る夕陽もきれいなのですが、やっぱり僕のイチおしは三百山ですかね・・・。
もちろん、これからシーズンを迎える王子が岳のダイナミックな夕景も大好きなのは言うまでもありません。(笑)

では、本日の三百山夕景ショーの続きをご覧ください。

061008_300_3
・ゆったりとした航跡のカーブを描く自動車運搬船


061008_300_4
・うろこ雲と夕陽


061008_300_5
・島々の向こうに夕陽が沈む


061008_300_7
・ブルーとオレンジの空が美しい


061008_300_6
・赤く染まった残照

きょうも約30名の方々は、瀬戸内の海と空と島々が織り成す秋の夕景を堪能して帰られました。
最近は三百山に実にたくさんの方が訪れてくださりうれしい悲鳴!?ですが、これからももっともっと「夕陽のまち、児島」をPRしていきたいですね!
 

2006年10月08日 | | コメント (15) | トラックバック (3)

2006年9月20日

レンズ雲

060918lens
・EOS20D+Tokina AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm

台風後の空に現れたレンズ雲

 
自宅で畑仕事をしている時に、ふと南の空を見上げると澄んだ青空にきれいなレンズ雲が出ていたので、慌ててカメラを持ち出し魚眼レンズで撮影。(笑)
絞り羽根が6枚のため、どうしても太陽の形が6本の線状になりますが、こういう眩しい太陽を入れてもゴーストやフレアがほとんど出ないのがこのレンズの特長ですね。

さて、よく朝夕にレンズ雲が出ると風が強くなり天気が崩れる、と言われますが台風後は別。写真は台風一過の18日、ちょうど正午頃に撮影したもので、台風後の名残りの強風で現れたレンズ雲だと思われます。
もしかしてみなさんもご覧になられたかも知れませんね・・・。
  

2006年09月20日 | | コメント (19) | トラックバック (1)

2006年9月18日

三百山・台風一過の夕景

060918_300_01

台風一過の三百山から見る夕景。
さて、曇り続きで待ちわびた夕日は・・・

 
060918_300_02

強風に流された雲が低い位置にあったので、着いてすぐに夕日が隠れてしまいました。でも雲に入った後に太陽の光が上端の雲に反射して光環のように鮮やかな色に・・・。


060918_300_03

海面との明度の差がありすぎて、海と空を狙うとその微妙な色が飛んでしまうので望遠で上端部をアップにしてみました。


060918_300_05t

一旦は雲の中へ隠れてしまいましたが、しばらくすると雲の下が空いてオレンジの夕日が顔を出し、なかなか幻想的な瞬間でした!


060918_300_06

日没後、風が強いせいか、はぐれ雲が黒くアクセントになり、まるで冬のような残照でした。

最後になりましたが、今日も多くの方が、ここ三百山からの夕景を楽しまれていました。
(ご挨拶させていただいた順・笑) 四代目さん、馬さん、ジョンさんminoltanさん夢民谷さんハマちゃん山猫さんkezoさんRyochanさんowlさんヒロパンさん・・・。←抜けはないかな~?(笑)
わずかな時間でしたが、みなさんと三百山からの夕景を共有し、お話できてよかったです。話に夢中で肝心の写真の方は・・・ですが。(汗)
 

2006年09月18日 | | コメント (27) | トラックバック (6)

2006年9月17日

台風接近の空と海

060917taifu_sora

9月17日、21:00現在。
台風13号が九州北部から日本海へ抜けようとしています...

 
上の写真は、昨年、三百山で台風が接近中の空と海を撮ったもの。
台風独特の雲が撮りたくて出かけたのですが、まだそれほど風も強くなくて、なんとか三脚を立てることができました。意外と船が多いのは、港に入れない船が停泊しているためです。

最初は嵐の前の静けさという様相でしたが、見る見るうちに速いスピードで流れる低い雲、湿った暖かい風で汗びっしょりになったのを覚えています。

自然現象なので仕方ないとはいえ、台風13号進路にあたる九州北部、山陰地方のみなさま、十分に警戒していただきこれ以上の被害が出ないことを祈っています。
  

2006年09月17日 | | コメント (12) | トラックバック (2)

2006年9月10日

瀬戸内の空と海

060909_107_umisora
・EOS20D+AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm ISO100 1/500sec F13

魚眼レンズで見た秋の空と海。
雲にすっぽりと包まれているよう・・・。(笑)
 

2006年09月10日 | | コメント (23) | トラックバック (0)

2006年8月26日

夏の翳り

060826_koumuro

夏の翳りが見え始めた空。入道雲に秋の雲が同居?
夕方からは、残念ながら雲が広がってしまいましたが・・・

 
060826_300_1

やっぱり三百山へ・・・。(笑)
夕陽は期待していませんでしたが、日没の時間には湿った雲を通して空をほんのり明るく染めてくれました。
きょうのカメラマンは、またも夢民谷さんmosyupaさん。(笑)

さて、ご覧の通り瀬戸内海はまだまだ夏空が続いています。でもなんとなく少し翳ってきた感じがして、そろそろ夏も終わりかな・・・と。明日はいよいよ夏休み最後の日曜日。お天気になるといいですね!

2006年08月26日 | | コメント (21) | トラックバック (2)

2006年7月27日

入道雲のある風景

0607nyudou01

夏だね・・・
先日の入道雲は居眠りおじさんでしたが・・・

 
0607nyudou02

瀬戸大橋を走るSL。(笑)

え、見えない???( ̄口 ̄;)がーん
うーむ、角度を選んで撮ってみたんだけどーーー。(笑)
 

2006年07月27日 | | コメント (20) | トラックバック (1)

2006年7月17日

幻日とサーファーを撮る

060716genjitsu_surf
「入野海岸の朝、幻日とサーファーたち」

夏の三連休、今年は高知へ撮影に行ってきました・・・

 
真夜中、児島インターから高速に乗って、高知・須崎東インターで下り、カーブの多い深夜の国道56号を西に走って黒潮町の入野海岸キャンプ場へAM4:10着。
周囲にはキャンパーやサーファーたちの車が夜明けを待っていて、僕もしばらく仮眠することに・・・。(-_-)zzz

朝6時すぎ、朝の眩しい光で目覚めて空を見上げると、太陽にきれいな丸い暈(かさ)、そして両側には見事な幻日が出ていて感動!虹のように色もはっきり見えるー!
おかげでスキッと目が覚めてしまい、気がつけばカメラ片手に砂浜へ歩き出していました。(笑)
ここで幻日についておさらい。
幻日とは、「太陽の光が大気中の氷晶を通過するときに屈折し虹色に光って見える大気光学現象で、あたかも太陽がもうひとつあるかのように見えること。」

折りしも、早朝の海岸にはサーファーたちが次々と海へ向かって繰り出していて幻日と暈にサーファーを入れて撮ってみました。
幻日、暈、そして朝のまばゆい光と太平洋の波が、僕の目にはとても幻想的に映りました。
こういう「気象現象を合わせた風景写真」は僕が日頃からいつも撮りたいと思っている被写体。なかなかチャンスに恵まれることはないけれど今日は幸先よく巡り会えました。

060716genjitsu_l_1
「幻日とサーファーのシルエット」
・Canon EOS20D+EF17-85mm F4-5.6IS USM ISO100 1/640sec F16 この写真が今回いちばんのお気に入り。(笑)

060716genjitsu_r
・反対側には、右幻日も・・・


暈と両側の幻日を入れて空全体を撮るとはこんな感じ。

060716genjitsu

幻日を撮る時、近くに太陽があるので露出のさじ加減がいちばん難しいのですが、上の写真のように太陽を隠した撮り方をするとCCDに入ってくる光量の差が少なくなってカメラ自体の露出の迷いがなくなり、比較的容易に撮れると思います。この時太陽を隠すものは、建物の一部や木、標識などが一般的ですが何もない砂浜では左手の指で代用できます。(笑)
夏の高知の撮影行、まだまだ続きます。お楽しみに・・・。
 

2006年07月17日 | | コメント (17) | トラックバック (0)

2006年7月15日

角島の海と空

050716_tuno_img

角島に行きたいな・・・。
そういえば、去年は三連休の初日に角島へ行ったっけ・・・。
写真は、角島大橋の近くで最初に撮った角島の海と空。
ああ、このエメラルドグリーンが忘れられない~。
今年もまた、たくさんの人が訪れるんだろうな。
きっと、このブログをご覧のみなさんも・・・。(笑)
 

2006年07月15日 | | コメント (14) | トラックバック (1)

2006年7月13日

入道雲の夏

060713nyudou

入道雲と瀬戸大橋。
この入道雲、あなたは何に見えますか・・・?

 
このところ仕事で帰りが遅くて睡眠不足の僕は、「横向きで気持ち良さそうに居眠りするおじさん」に見えたのだけど・・・。(笑)
 
 
060713nyudou1
引きの構図はこんな感じ・・・。


060713nyudou_a
きょう、県北の出張先で見たモクモク入道雲。
この空だけ見るともう梅雨明けって感じなんですがねぇ・・・。

【業務連絡】
ようやくココログのメンテが終わりました。しばらく更新、コメント、レスができなくて申し訳ありませんでした。m(_ _)m 
今のところ、投稿には少し時間がかかるものの、以前と比べるとだいぶマシになりました...
 

2006年07月13日 | | コメント (21) | トラックバック (4)

2006年7月11日

空ノムコウニ

0606air_moon

機上にて、雲の上から見る月。
遥か彼方に想いを寄せて・・・。
 

2006年07月11日 | | コメント (9) | トラックバック (0)

2006年6月25日

梅雨の谷間の空と海

060625yukei1

きょうは雨で一日中カメラの出番がなかったので、昨日、梅雨の谷間に撮影した瀬戸内海の夕景を・・・。最後に当選発表もあります・・・

 
上の写真からしばらく見ていると、うっすらとした雲が太陽を隠してしまいました。この時、太陽の周囲が虹色に見えたので、露出を絞って撮影すると光環のようなものが写っていました・・・。

060625yukei2
これって光環なのかなぁ・・・


060625yukei3
夕暮れの空と雲は面白かったのですが・・・


060625yukei4
またもや最後は、下の雲に隠れちゃいました。(苦笑)

今週も天気予報を見ると雨マークが続いていますね。次に瀬戸内の夕陽が見れるのはいつなのかなぁ・・・。

【業務連絡】
先日の「現代農業7月号プレゼント」は厳正に抽選の結果・・・

・森のどんぐり屋さん
・kamomeさん
・kezoさん

の3名様が当選されました!!
おめでとうございます~~~♪
お手数ですがメールで送付先(郵便番号、ご住所、お名前)をお知らせくださいね!

今回、残念ながら当たらなかった方、ゴメンなさいです。m(_ _)m
また次のチャンスを狙ってくださいネ・・・!
 

2006年06月25日 | | コメント (10) | トラックバック (1)

2006年5月27日

サプライズな夕空

060527sora1
きょうは一日中雨が降ったり止んだりで・・・
夕方も晴れ間が出たかと思えばこんな雲に覆われて・・・
てっきり、これでおしまいと思いきや・・・

 
060527sora2
19時頃、西の空のわずかな隙間から夕陽がチラリ。
まるで、空の片隅が火事みたいだー。


060527sora3
一瞬、夕陽が見えた。
確かに燃えている・・・?(笑)


060527sora4
沈んだあとは、こんな感じになんとも言えない淡いブルーとオレンジに染まった。
ちょっと不気味で、サプライズな夕景でした。(^_^;)
 

2006年05月27日 | | コメント (14) | トラックバック (1)

2006年5月19日

台風後の空と海

060519_300_1

台風1号が温帯低気圧に変わり、西日本を通過。瀬戸内地方も湿った空気が流れ込んで、きょうは一日中ヘンな空模様でしたね・・・。

060519_300_2


060519_300_3


060519_300_4

瀬戸内は、明日からお天気は回復の見込み。
週末は久しぶりにスカッと晴れた空が見られるかな・・・。(^^)
 

2006年05月19日 | | コメント (15) | トラックバック (0)

2006年5月11日

昼休みに見た空と雲

060509koku1
・μ720SW プログラムAE ISO64 1/1000sec F6.3 WBオート リサイズのみ

一昨日、仕事の移動中に備中国分寺付近で昼休みに見た空と雲。
「あれ、もう、すっかり夏?」
そう思わせるような気持ちのよい青空と白い積雲が広がっていました。今回も、オリンパスμ720SWで撮影。(笑)
サンプル画像としては参考にならないかもしれませんが、μ720SWはポケットにも入る大きさなので持ち歩き用としても重宝します。
これまで何度か使って気づいた点ですが、プログラムモードで撮るとISOをオートにしていても、常にISO64で撮影されているような気がします。写真のように晴れているときはありがたいんですけどね。(笑)

最後になりましたが、μ720SWの記事にたくさんのコメントありがとうございます。レスが遅くなってしまって申し訳ありません。m(_ _)m
これからも、時々レポートを入れたいと思います。(^^;
 

2006年05月11日 | | コメント (11) | トラックバック (1)

2006年3月28日

白い夕日が沈む海

060328whsun

きょうの瀬戸内地方は、朝の好天がウソのように、午後からは台風並みの強風が吹き荒れ、時折みぞれが混じるというおかしな天気。久しぶりに仕事を早く切り上げることができたので浜辺に行ってみたけど、寒くて、おまけにものすごい強風で吹き飛ばされそう・・・。

空を見ると頭上から東側は雲もない晴天。
なのに西の空には強風の中、雲が薄く広がっていてそこへ沈んでいく太陽はいつもとは様子が違っていた。
夕日の高度がかなり下がっても、黄砂の影響で全然赤くならないのだ。
まるで、少しクリーム色がかった「白い夕日」。

写真では、カメラの露出をややアンダーにして撮影しているので、実際に見るより黄色く写っているけど、撮影していると、太陽を撮っているのに、なぜか月を撮っているような錯覚にとらわれるほど。
黄砂、恐るべし・・・。
不思議な海の夕景はこのまま続いて白い夕日のまま雲に隠れていった。
 

2006年03月28日 | | コメント (11) | トラックバック (1)

2006年3月22日

大空高く・・・

060321m_kamome

昨日、春分の日の朝日です。
なかなか太陽が顔を出さなかったのですが、ようやく朝日が出て、周辺が明るくなった瞬間カモメを追いながら縦位置でシャッターを切ってみました。
大空高く舞うカモメの姿は、僕の大好きな被写体です。(^^ゞ
 

2006年03月22日 | | コメント (8) | トラックバック (0)

2006年3月10日

夕映えの瀬戸内海

060309chikyu

先週末、太陽柱を撮影したあと三百山へ。
すでに海と島々は夕闇に包まれ、空には残照のグラデーション・・・。そして、西の空高く、地球照になった月が輝いていました。
 

2006年03月10日 | | コメント (10) | トラックバック (3)

2006年3月 3日

幻想的な太陽柱

「ふー、なんとか間に合った・・・」
海を見下ろす高台で、眼前の夕陽と太陽柱サンピラー)を見て
安堵した・・・。(; ̄o ̄;

060303sunp1

以下、ここにたどり着くまでの道程。(笑)
17:10 国道53号、建部町を南下中、フロントガラスに見えた空・・・。
晴れているのに、にわかに空を覆いつくす黒くて大きな雪雲、その周囲に白く広がる氷の雲。
これは・・・・・!!!(予感!)

うーん、この時間じゃきっと間に合わないな・・・。(-_-;)
それでも自分の予感だけを頼りに、
17:35 岡山インターから迷わず高速に乗る。
途中、雲の上に明るい太陽柱が何度も見え隠れする。(>_<)
撮りたい欲望をおさえてハンドルを握る。(T^T)
でも、間に合うのか・・・・・?
17:50 粒江PA付近。
右手にオレンジの太陽柱、上空の暗い雪雲から霰が舞う・・・わぁー幻想的~!
17:56 児島インター着。
(三百山は間に合わないな・・・)
17:59 せとうち児島ホテル着。

060303sunp2

夕陽と太陽柱、そして幻想的な空と海!
滑り込みセーフ・・・。(汗)
写真は写せる範囲が限られてるし、言葉では上手く表現できないけれど、上空が真っ暗だったせいか海の向こうに見える細い空の夕陽と太陽柱がまるで劇場のハイビジョンのようでした。(写真2枚目参照)

ちなみに、きょうの下津井の日の入りは18:01。
夕陽と太陽柱が見れたのはわずか2分・・・。
太陽柱はずいぶん薄くなってたけど満足・・・。\(^○^)/
確か、太陽柱ではないけど以前にも同じようなことがあったなぁ・・・。

060303sunp3

日没後の瀬戸大橋。
空の明暗が面白いコントラストになっていました・・・。
  
【昨年の太陽柱の写真】
太陽柱のプレゼント (2005.12.24)
卵形の太陽柱 (2005.12.30)
 

2006年03月03日 | | コメント (16) | トラックバック (1)

2006年2月26日

三百山でまさかの残照

060226_300_1
16:58頃 EOS20D+EF70-200mmF4L ISO100 1/500sec F13

夕方からいつものように下津井・三百山へ。(笑)
きょうも先週に引き続き、山陽新聞のYさんと話をしながら撮影。それというのも、この前の「くらしき百景」取材日はあいにくの天気でいい夕陽が撮れなかったので、Yさんは折りを見て今週もコツコツと通っているという。うーむ、その記者魂には頭が下がります。


060226_300_2
17:35頃 EOS20D+EF70-200mmF4L ISO100 1/250sec F8

ところが、お天道様は意地悪なもので、天気が回復して太陽が覗いたのもつかの間、上の写真のあとは下の厚い雲に隠れてしまう・・・。
きょうはこれでおしまいだなと思ってYさんと別れ、カメラの片づけをしているところへ、Yokoさん登場。(笑)
「きょうはダメだねー」なんて話をして、Yokoさんはそのままカメラを出さずにお帰りに・・・。その後、僕の方は「国民年金保養センター しもつい」へ入って出てくると、ほんのり空が明るくなっている。ついさっきまでは予想できなかったけど、空を見ると風がいいように雲を流して晴れ間が広がってきた。もしかすると・・・と思い、しばらく待ってみた。
すると・・・・・


060226_300_3
18:10頃 EOS20D+EF17-85IS USM ISO100 1/50sec F5.0

こんな、想定外の残照が・・・。(汗)
わずか数分間だけでしたが、どうやら筋上の雲に沈んだ太陽が反射したようでした。Yさん、Yokoさん、す、すいませーん。f(^◇^;)
 

2006年02月26日 | | コメント (17) | トラックバック (1)

2006年2月17日

光と海のステージ

060217light


060217light1


060217light2


060217light3

海のステージに描かれる光のドラマ。
これぞ、三百山の夕景。
時間とともに移り行く
この瀬戸内の風景に魅せられて・・・。
  

2006年02月17日 | | コメント (10) | トラックバック (0)

2006年2月12日

粉雪舞う瀬戸内海

060212snow1

きょうの瀬戸内は、昼前から粉雪が舞いました。
でも体感的にはそれほど寒さを感じなかったです。
そろそろ春が近づいているのかな・・・。
少し地味ですが、モノクロームの海を・・・。(笑)

060212snow2


060212snow3
 

2006年02月12日 | | コメント (9) | トラックバック (0)

2006年2月11日

月夜の錦海湾

060211moon

今夜の錦海湾。
月光に照らされたカキ筏の海を撮りたくて・・・。
 

2006年02月11日 | | コメント (12) | トラックバック (0)

2006年2月10日

夕日に向かって・・・

060210kamome1

久しぶりに、カモメのシルエットなど。
少々トリミングしていますが、合成ではありません。(笑)
 

2006年02月10日 | | コメント (12) | トラックバック (0)

2006年2月 6日

天使の梯子

060206hashigo1
天使の梯子」。
いわゆる「光芒」のことを天使の梯子、またはヤコブの梯子と呼ぶことがあります。旧約聖書に出てくる話に例えて、太陽が雨を降らせるために、海から水をくみ上げていると思ったそうですが、面白い話ですね。
光芒の出る条件は、薄い雲が出ている時で特に冬型の気圧配置の時に多く見られます。その隙間から光が漏れる様子は幻想的な世界を僕たちに見せてくれますね。
 

2006年02月06日 | | コメント (11) | トラックバック (1)

2006年2月 5日

二つの空

060205sora

冬の空は面白いですね。
特に寒さが厳しい日ほど・・・。(苦笑)
少し前の写真ですが、日没前にこんな空に変わりました。
青空とオレンジの空が同居して、とても不思議な空でした。
 

2006年02月05日 | | コメント (11) | トラックバック (0)

2006年2月 3日

星降る海を撮る

060203ouji_stars

夜の王子が岳山頂。
今回の目的、瀬戸大橋のライトアップもそのひとつだったんですが、本当は・・・「星空と瀬戸内海」を撮りたかったから。
この日、月は出ないことは知ってたので、あとは風と天気だけ。幸い、穏やかで空も晴れてくれたので何とか狙っていた冬の大三角オリオン座を撮ることができました。

060203ouji_stars2 ←クリックすると大きくなります。
少し説明しておきますね。東南東の空には、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが描く冬の夜空の風物詩「冬の大三角」。そしてオリオン座大星雲M42も肉眼で見えていました。で、下の黄色い強烈な明かりは高松市街。光害で、本来なら見えるもっと沢山の星たちが見れないのは残念ですが、仕方ないですね・・・。それから右下の三角の島が何度かここでも紹介している大槌島。その周辺には行き交う船の光跡が写っています。

ちなみに上の写真はEF-S17-85mmの広角側でBULB(バルブ)にし約15分露光して撮影したものです。(実際は何カットか撮ったので1時間半位・汗)その間、レストハウスの自販機で温かい缶コーヒーを買い、両手を暖めながら(笑)三脚の横で一人座って夜空を見上げていました。この日は、比較的穏やかでしたが、さすがに夜ともなるとかなり寒かったですー。(>_<) 少し暖かくなったらもう一度じっくり腰を据えて撮ってみたいです。(^^)

というわけで、また数時間の撮影で1週間も引っ張ってしまいましたが、王子が岳特集いかがでしたか?
  

2006年02月03日 | | コメント (19) | トラックバック (2)

2006年1月27日

瀬戸大橋フォトコンテスト

H17瀬戸大橋フォトコンテストで「優秀賞」をいただきました。

僕自身、フォトコンなるものに応募するのはあまり好きではなかったため、今回がお恥ずかしながら初めて。実を言うと、2週間前に本四高速から入選したという電話があったのですが、きょうのプレスリリースまでまさか「優秀賞」だとは思いませんでした・・・。
受賞したのは「二つの架け橋」という瀬戸大橋と虹の写真。
古くからうちのサイトとお付き合いのある方にはおなじみの写真ですが・・・。

060127_2kakehashi

これは、2002年に撮影した写真で、カメラもコンパクトデジカメ。しかも最大サイズではなかったので、ワイド四つ切に引き伸ばすと画質も多少粗くて・・・。それでも選んでいただいて、たいへん光栄です。

【関連カテゴリ】
瀬戸大橋の写真はこちら

2006年01月27日 | | コメント (31) | トラックバック (1)

2006年1月 4日

三日月へ向かって

060104kamome

満月の夜、月へと帰っていったのはかぐや姫ですが、三日月へと向かって飛んでいるのはカモメの群れです。
暗いのでカラスに見えるかもしれませんね・・・。(笑)

上の写真は、昨日の日没後に撮影したもの。
大空を何度も旋回しながら、ねぐらへと帰っていくカモメの群れを見てると、なぜかジーンとくるものがあります・・・。
 

2006年01月04日 | | コメント (13) | トラックバック (0)

2006年1月 3日

地球照と瀬戸大橋

060103earth1

きょうは日没後、地球照と瀬戸大橋ライトアップを撮りたかったので王子が岳山頂へ。

ところが頂上へ着くと・・・・・
まともに立っていられないくらいの強風、というか暴風。(>_<;)
日中突風が吹いてたのである程度予想はしていたのですが・・・。
がんばって三脚を立てようとしたけれど、確実に吹き飛ばされそうで、やむなく下へ降りて、地球照の三日月と瀬戸大橋のライトアップを合わせてみました。
頂上で時間をロスしたので少し空が暗くなってしまいましたが、これ以上開けると今度は月が真っ白になって地球照が飛んでしまうので難しいですね。(汗)
 

2006年01月03日 | | コメント (13) | トラックバック (0)

2005年12月30日

太陽柱と夕日

昨日の夕方、たまたま児島湖沿いの道を通りました。
夕日でオレンジに輝く湖面にキンクロハジロやオオバンが群れていてきれいだったのでカメラを出して撮りはじめると・・・
「おおぉー!太陽が卵型になってるー!」Σ( ̄O ̄;

051230taiyo1

これはもしかすると?と思いながら、
しばらく見ていると・・・


051230taiyo2

またしても出た!
太陽柱。しかも夕日の上下に・・・!


051230taiyo3

湖面に映ったオレンジの帯と、
太陽柱が一直線になって
キレイ!


051230taiyo4

山の向こうに沈む瞬間、とぎれとぎれになりながらも
上の雲まで光が届いていました。

昨日は、比較的穏やかな晴天で風や寒さもそれほど感じなかったのですが、夕方西の方向にかかったうろこ状の雲の下に夕日が沈んで、うまく太陽柱の出る条件に重なったものと思われます。
天気予報では大晦日から天気が崩れるらしいので、今年の太陽柱もこれで見納めかなぁ・・・。
 

2005年12月30日 | | コメント (15) | トラックバック (1)

2005年12月28日

広角レンズで残照を撮る

051228zansho1

・EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM ISO400 1/13sec F4
 (焦点距離 17mm ※35mm換算→27.2mm)

 

051228zansho2

・EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM ISO400 1/15sec F3.5
 (焦点距離 10mm ※35mm換算→16mm)


先日、会社の同僚に超広角ズーム EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMを無理やり借り(汗)、20Dに付けて試しに撮ってみました。やっぱりこのレンズの特長を引き出すものも撮ってみたいので、もうしばらく貸してもらおかな・・・?(笑)
 

2005年12月28日 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年12月20日

冬の乱反射

051219reflection

この写真、今月初めに撮影したものですが、何時ごろの写真に見えるでしょうか?

「雲に隠れた太陽が海を照らしているように見えるから昼下がり
「いや、明るい月が海面を照らしているようにも見えるから

いえ、実はこの写真、日没後少し経った西の空を撮ったものです。つまり海面を照らしているのは月でもなければ太陽でもありません。

ではいったい何?ということになるんですが・・・・・
答えはナント、です。

少しわかりにくいかもしれませんが、この日は夕方に寒気が流れ込んだ影響でぐっと気温が下がり、西の方角には雪雲が覆っていたため、沈んだ太陽の光が雪雲に当たって乱反射していました。
というわけで、この日は日没後の空がしばらく白く光っていたのをよく覚えています。

正直言うと、この日、太陽柱が出そうな予感がしたので、いつもの場所に三脚立てて構えてました。でも、この日は結局出ずじまい。皮肉なことに、翌日から太陽柱がしばしば現れるようになりました。(苦笑)
まあ、それはよしとして、太陽が沈んでもそのまましばらく空を見ていると、時にはこういう不思議な現象に出会うことがありますね。
 

2005年12月20日 | | コメント (9) | トラックバック (0)

2005年12月16日

最後のフルムーン

051214moon
・Winter Moon(12/14撮影)

写真は昨夕撮影した「14番目の月」です。空気が澄んでいたせいか、透明感があってとてもきれいに見えました。

というわけで、今夜は満月ですね。
しかも・・・今年最後の満月です。
2005年を振り返りながら、夜空とお月様を見上げてみませんか?
寒いのでくれぐれも防寒対策は忘れずに・・・。


★追加写真です...(12/15撮影)
051215fullmoon
昨夕、仕事の移動中に日没直後に昇った2005年最後のフルムーンを撮ってみました。残念ながらカラスは横切ってくれませんでしたが、西の空の反射を受けてほんのりオレンジ色に・・・。
いよいよ今年も残すところ半月になりましたねぇ・・・。
 

2005年12月16日 | | コメント (22) | トラックバック (3)

2005年11月20日

幻日と海

051120genjitu

きょうは午後から海沿いを歩きながら写真を撮って、夕方は久しぶりに下津井三百山へ。
着いてしばらくすると太陽の左側にうっすらと小さな「幻日」が・・・。
幻日とは、「大気中にある六角形の氷晶が、プリズムの役割を果たし太陽光を屈折(反射)させる現象。高度は太陽と同じ高さで、太陽の左右22度の位置に見える。」
もっと条件が良ければ左右に光って見えるのですが、夕日の時間に見える幻日はたいていこんなふうに短い虹のようなもの。→こちらに明るい幻日の写真があります。
他のカメラマンの方々は気づいておられなかったけれど、僕は夕日より幻日が気になって一人違う方向に向いて撮ってました。(笑)

051120yuhi1


051120yuhi2

すると、そこへ山猫さんもやってきて話をしながら夕日を狙いましたが、最後は雲に隠れておしまい。ま、そんな日もありますね。(^^;
 

2005年11月20日 | | コメント (9) | トラックバック (0)

2005年10月30日

山の端

051030yamanoha

秋は夕暮れ
夕日のさして、山の端(やまのは)いと近うなりたるに・・・
                      (清少納言 「枕草子」より)

確か中学時代の国語の時間に一生懸命覚えたなぁ。(笑)
遠い古(いにしえ)の昔、清少納言の眺めた空もこんな感じだったのかなー?県北の仕事先からの帰り道、そんなことを思いながら道路わきに車を停めて、染まり行く雲をボーっと眺めてました。<(^-^;
 

2005年10月30日 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月27日

秋の砂浜

051027akinoumi

忙しいときはを見ると気分転換になりますね。
それがたとえ、ほんのわずかな時間でも・・・。
 

2005年10月27日 | | コメント (8) | トラックバック (0)

2005年10月23日

秋晴れのアッケシソウ

051023akkeshi1

寄島町のアッケシソウが気になっていたので、再度、先週半ばに仕事の合い間を縫って行ってきました。いずれ整理してアップしたいと考えてますが、今回はとりあえず2枚。m(_ _)m

秋晴れの中、ピークを迎えていたアッケシソウ
今回は記録の目的もあるので珍しく順光に近い写真です。<(^-^;
どうでしょ?北海道の湿原みたいに見えるかなー?
上の写真で、左の木の下あたりにあるいちばん鮮やかな赤の部分は今年新たに生育したエリア。前回お伝えしたとおり、アッケシソウを守る会の方の努力と昨年の台風で広がった部分です。

051023akkeshi2
この写真は少し離れたところにある今年新たにヨシを刈った場所。
実をいうと今まではあまりオープンにされていませんでしたが、寄島干拓地のアッケシソウの群落は4ヶ所あり、そのうちの最奥部になります。
ちなみに今回の2枚は、晴天下で青空とアッケシソウの赤をきれいに出すために、Kenkoのフィルター C-PL(W) Vernier
を使っています。風景写真を撮られている方ならお持ちの方も多いと思います。この C-PL(W) Vernierは普通のPLフィルターに比べると少しだけ高いですが外側の回転リングに目盛りが付いているのが特長。また薄型なので広角ズーム(20D+EF-S17-85mm)のワイド端でもケラレがないです。これからの紅葉撮影にも持っていて損のないフィルターだと思います。ご参考まで・・・。
 

2005年10月23日 | | コメント (8) | トラックバック (0)

2005年9月 7日

残照

九州を中心に大きな被害をもたらした台風14号。
みなさんのところは大丈夫だったでしょうか・・・。
被害を受けた方には心よりお見舞い申し上げます。

さて、台風が過ぎ去った後の空は、まるで何もなかったようなきれいな残照を見せてくれることがありますね。
写真はコンパクトデジカメで撮った昨年の台風後の空です。
050907zansho

 

2005年09月07日 | | コメント (14) | トラックバック (1)

2005年9月 5日

台風前の空

050904sora2
台風14号の接近で4日の瀬戸内もどんよりとした曇り空。
夕方仕事を終え、時折小雨が降る中いつもの場所へ。やっぱり、こんな日に写真を撮りに来るのは決まって僕くらいなもの。(汗) 

それでもカメラをセッティングして待っていると・・・
17時半頃、一瞬だけ光が差す瞬間が・・・!
050904sora1
グレーの空から少し不気味に伸びる光の帯、そして雲間から海面を照らすオレンジ色の光。

接近中の台風、何事もなければいいのだけれど・・・。(-∧-)
 

2005年09月05日 | | コメント (17) | トラックバック (1)

2005年8月18日

月旅行

050818moon1
昨日は、夕日に染まった月と飛行機を紹介しましたが、
先ほどこんなニュースが・・・。

「月」へは110億円…JTBが宇宙旅行商品発売へ

ひゃ、110億円・・・。Σ( ̄□ ̄;)
これはロシアの宇宙船「ソユーズ」を利用し、月の周囲を回って地球に戻ってくるコースで、地球からは見えない月の裏側を、月の上空約100キロから見学するというもの。でも月に着陸したり、月の周回軌道を回るわけではないらしいです。
この旅行を企画したアメリカのスペースアドベンチャーズは、実はこれまでにも、「ソユーズ」を利用した宇宙旅行を実施していて、2001年に米実業家のデニス・チトーさんが民間人として世界で初めて国際宇宙ステーション(ISS)を訪問してます。

今回、日本ではJTBの独占販売となる月旅行と、日本人宇宙飛行士・野口聡一さんの搭乗したスペースシャトルがドッキングした国際宇宙ステーションへの滞在
果たして、売れるのか・・・?
これから話題は高まるに違いないけど、現実にはわれわれ庶民が月へ旅行ができる時代はまだまだ先のようですね。
 

2005年08月18日 | | コメント (6) | トラックバック (2)

2005年8月16日

うろこ雲

050816uroko
「うろこ雲の空」

仕事帰り、南西の空一面に広がるうろこ雲
傾いた太陽が透けて、いっそう雲が輝いて見えました。
たぶん岡山近辺の方は同じ雲を見られたかも知れませんね。(笑)

さて、きょうも気象の話になりますが(笑)、うろこ雲は、巻積雲絹積雲)というのが正しい呼び名。

巻積雲(けんせきうん)
「上層雲の一種。白雲の小さな塊が群集してまだら状または波状をなすもの。氷晶が集まったもので、通常6~10キロメートルの高さに現れる。まだら雲。さば雲。うろこ雲。いわし雲。」【大辞林より】

あ、そうそう先ほど、「正しい呼び名」という言葉を使いましたが、雲の形は、1894年にスウェーデンのウプサラで開かれた国際気象会議で、10種類の雲に分類することが決められたからなんです。これを「十種雲形」と呼びます。具体的には『巻雲、巻積雲、巻層雲、高積雲、高層雲、層積雲、層雲、乱層雲、積雲、積乱雲』の10種類で、空や雲が好きな方はご存知の方も多いと思います。

うろこ雲を見ると、なんとなく秋の足音すら感じますよね~。
つい先日まで夏空に入道雲がきれいだったというのに・・・。
 
【関連記事】・ひつじ雲(2008.10.17)

2005年08月16日 | | コメント (12) | トラックバック (3)

2005年8月15日

天気雨

050815rain1

夕日が出て海面も照らされているのに、車のサイドガラスを叩く雨。
天気雨かぁ・・・。」
そう思いながら運転席からシャッターを切った・・・。

天気雨とは、文字通り、晴れているのに雨が降ること。最近は大気が不安定な日が続いてるから、こんな天気雨もしばしば。
では、どうして天気雨になるかといえば・・・

まず、上空数千メートルにある雲から雨が生まれる。
これが地上に届くまでに約10分から15分ほどかかる。だから頭上にあった雨雲もその間にどこかへ行ってしまい、結果的に天気なのに雨が降っているという状況になる。
これが、一般的な天気雨の起こる原因だけど、写真のように夕方や朝の天気雨の場合、太陽の高度が低いからさらに天気雨になりやすいんじゃないかな、と僕は思う。
というのも、太陽のある場所と自分のいる場所ではかなり距離が離れていて、つまり時間的なタイミングのずれ以外に、場所的な位置のずれも加わるからだ。

雨が止んで外に出てみた。
いつもは眩しく感じるここの夕景も天気雨の日はなんだか優しく感じられた。
050815rain2

 

2005年08月15日 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2005年8月10日

入道雲

050810nyudou
・入道雲と瀬戸大橋

夏らしい雲といえばやっぱりこの入道雲
ってことで、きょうは雲のお話を・・・。(^^)
一般的にわれわれが入道雲と呼んでいるのは積乱雲のこと。

積乱雲(せきらんうん)
「巨大な山もしくは塔のように垂直方向に発達した濃密な雲。この雲の下は大変暗く、雲底の形は乱れており、しばしば降雨を伴う。入道雲。」【大辞林より】

なので、積乱雲のことを雷雲とも呼びますが、
ここで、注目していただきたいのは写真の上部。
積乱雲の上に横に広がった雲があるのがわかるでしょうか?
これを「かなとこ雲(鉄床雲)」といいます。
上空10-15kmのところには対流圏と成層圏の境い目(圏界面)があり、発達した積乱雲はこの境い目に達すると、もうそこから上には行くことができずに横に広がるようになります。これが「鉄を鍛える台」すなわち「かなとこ」に似ていることから「かなとこ雲」と呼んでいます。
ですから、普段、目にすることができない圏界面も、入道雲とかなとこ雲のおかげでその位置を確認することができるわけです。

夏の午後、発達した入道雲を見たらぜひ「かなとこ雲」も探してみてくださいね。(^_-)-☆
 

2005年08月10日 | | コメント (10) | トラックバック (2)

2005年7月 9日

地球照

050709moon1
・Canon PowerShot G2 ISO100 F4 2sec(クリックで拡大)

梅雨の真っ只中、すっきりしない空が続いてますねー。
本来なら、今夜は三日月が浮かんでるはずなんですが・・・。

さて上の写真は、ちょうど昨年の今頃、日没後の海辺でコンパクトデジカメを使って西の空を撮影したもの。
右上の三日月をよく見ていただければ、月の影(グレー)の部分がうっすらと丸く見えているのがわかるでしょうか。
これを「地球照」と呼びます。地球照とは、太陽の光を地球が反射して月(の夜の部分)を照らすこと。
えっ、地球の反射がそんなに明るいの?と思われるかもしれませんが、満月(地球)の場合、計算によると月から見た地球は我々が見ている月より約67倍も明るいというから驚きです。

早く梅雨空が晴れて夜空に月が輝いてほしいもんです。
せめて週末くらいは・・・ね。<(^-^;
 

2005年07月09日 | | コメント (9) | トラックバック (0)

2004年12月27日

14番目の月

突然ですが、荒井由実(ユーミン)の『14番目の月』って曲、ご存知ですか?

♪...つぎの夜から 欠ける満月より
14番目の月が いちばん好き...♪

何事も一番じゃなくって、まだ上があると思える位置がいい・・・。
うんうん、まさにその通りですよねー。
この曲、女性の恋の切ない気持ちを歌った1976年のヒットソングですが、アルバムのタイトルにもなっているので、僕と同世代以上の方ならご存知の方も多いかもしれませんね。(笑)

1226moon1

さて、昨夜は、まさにそんな14番目の月の夜でした。
一昨日、EF70-200mm F4L用にとヤフオクで安く落札したKenkoの2倍テレコンが、夕方早々に届いたので試し撮りをしたくなって、毎度のことながら夕陽を撮りに海へ・・・。
しかーし、またしてもグレーの厚い雲がどんどん覆ってきて見事に振られちゃう破目に・・・。(T_T) 外に出ると風が冷たかったのでしばらく車の中にいたら、知らず知らずウトウト。(__)。。ooO
ハッと目を覚まして空を見上げると雲の間に見え隠れする、ま~るいお月様。

「せっかくだし、テレコン試してみるかな~」
というわけで、三脚をセットして露出を変えて何枚か撮ってみました。
心配してたAFも何の違和感なく動作しました。というかテレコンなしと変わらないくらい速かったです。これには正直ビックリ。そう、僕の今のレンズ構成だと200mm(35mm換算で320mm)が最高なので、超望遠が必要な鳥や月には全然手が届かなくて・・・。かといって400mmや600mmの単焦点白レンズなんて別の意味でもっと手が届かないし・・・。(笑)

で、以前から気になっていろいろ調べてたんです。(^^;
結論として、EOS 20DにEF70-200mm F4Lだと純正のエクステンダーEF2Xも選択肢として挙げられるんですが、お値段が高すぎる割りに、20DだとAFが使えないみたいなので、試行錯誤した結果、安価なKenkoの2倍AFテレプラス(旧型)に・・・。ただしこのテレコンも純正と同じく開放F値がF4までのレンズでないと使えず、絞りは2段分暗くなります(F4→F8)。
まだ月しか撮ってないので何ともいえないんですが、解像感も写真を見る限り、何とか許容範囲?でしょうか。(^^ゞ
参考までに、写真右下には「ティコ」と呼ばれる直径85kmにも及ぶ巨大クレーターと、そこから広がる光条もしっかり写ってます。
あとは色乗りがどうか?ですが、やっぱりテレコンなので風景や鳥さんが相手だとそれなりに多少落ちるでしょうね。(苦笑)

う~ん、単焦点の白レンズが15夜だとすると、このテレコンは14番目の月?いや、ずーっと、それ以下かもしれませんが、当分はこれでがんばってみます。<(^-^;

さて、今夜は十五夜。
年末の忙しさをしばし忘れて、あなたも月を眺めてみませんか?
 

2004年12月27日 | | コメント (2) | トラックバック (0)